彼らが夢見た2000年

  • 新潮社 (1999年12月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784105391010

感想・レビュー・書評

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  •  図書館のリサイクル本で、母がもらってきた本をまた読み返してみた。
     今から200年くらい前に2000年はきっとこうなっているだろうと予測した広告カードやイラスト(風刺が効いているやつ)が多く載っているので、パラパラ見るだけでも楽しい。当時は蒸気機関が主だったので、蒸気機関車だったり、船だったり、気球だったり、タケコプターみたいなのだったりが多い。あとやたら水中と空中行きたがるのね、地中には行かないのね(アングラ感があるからか?
     中には実現しているものや、いやこれ普通でしょってものも。貸本屋は日本じゃ200年前に普通にあったから、「だから何?」って感覚が当時からあったのでは?
     ここに載っているのは、笑える未来予想ばかりだそうで、実際には戦争だったりちょっと冗談抜きで笑えない未来予想をした広告カードや風刺画もあるらしい。風刺画ってそういうものなので……。
     今想像する100年後は未来からしたらやっぱり可笑しくなるんだろうなー。

  • イラストを見るだけで楽しい。
    やっぱ想像力ってのは現実の制約を受けるもんで、未来のファッションでも男は必ず帽子とステッキを持っているというのが、なんだか感慨深い。

  • 2006年6月2日

  • この本、想像がつくとおり、1999年末に出た本なんだけど、恥ずかしながら全然その存在を知らなかった。
    けっこう面白い。
    19世紀末〜20世紀初頭にかけての、21世紀予想図のイラスト集。
    この時代の未来予想のポイントは、巨大、自動、スピード、空を飛ぶ……今もあまり変わらんか(笑)
    技術こそは当時だけど、結局、人間の想像力ってのはこの辺が限度なのかもしれないな。
    あと、服装はどうしてもその時代の常識からは外れられない。
    テレビショッピングや広告時代などあたってるのもあるけど、ほとんどがトンチキ(笑)。
    テレビ電話もあるんだけど、この辺は案外電信が使われた頃から夢見られてたのかも。
    見てて飽きない。オススメ。

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著者プロフィール

評論家。1962年、茨城県生まれ。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。文芸評論から思想史、若者論、家族論など幅広く執筆。1996年『偽史冒険世界 カルト本の百年  ちくま文庫』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、2010年『日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで』(河出書房新社)で日本SF大賞、星雲賞を受賞。2019年『日本SF精神史【完全版】』で日本推理作家協会賞受賞。2020年『モダニズム・ミステリの時代』で第20回本格ミステリ大賞【評論・研究部門】受賞。他の著書等に『鴎外のオカルト、漱石の科学』(新潮社)、『「吾輩は猫である」の謎』(文藝春秋)、『文豪と酒  酒をめぐる珠玉の作品集』(中央公論新社)、『文豪と東京 明治・大正・昭和の帝都を映す作品集中公文庫』(中央公論新社)のほか、編集に携わる形で、『女神:太宰治 アイロニー傑作集』『魔術師:谷崎潤一郎 妖美幻想傑作集』(以上、小鳥遊書房)、『羽ばたき 堀辰雄初期ファンタジー傑作集』、『詩人小説精華集』、『魔術 芥川龍之介 幻想ミステリ傑作集』など(以上、彩流社)を刊行している。

「2025年 『怪夢 夢野久作 狂気ト理知ノ傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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