暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

  • 新潮社
3.93
  • (166)
  • (111)
  • (176)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 1181
レビュー : 104
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105393021

作品紹介・あらすじ

最先端領域に宿る天才たちの壮絶なドラマ。歴史の背後に秘められた、暗号作成者と解読者の攻防-加速する情報戦争の勝者はいったい誰か?『フェルマーの最終定理』に続く世界的ベストセラー、待望の完全翻訳版。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 暗号を制するものが社会を制する
    暗号の仕組みや暗号製作者と暗号解読者の戦いの歴史がわかる一冊

    解くのに2世紀かかった暗号も驚きだし、
    解読者視点の推理はめちゃめちゃおもしろい

    理屈はわかっても、気が遠くなるほどの作業と、頭の回転や閃きが必要で、心折れずに続ける努力と才能が必要だ
    自分の一生をかけて暗号を解く、なんてロマン!

  • シーザー暗号、DES暗号、RSA暗号、量子暗号…暗号の歴史とともに、それにまつわる物語がわかりやすく書かれていた。チューリングがエニグマ解読をしていたなんて全く知らなかった。暗号化を学ぶ上での必読書かもしれない。専門的でありがら入門である一冊。

  • おそらく統計やらアルゴリズムなんかの問題を扱っている本な割には知識をあまり必要とせず、読みやすいものであるし歴史をなぞってくれることでそもそもどういう意識のもとでこの暗号を創りだそうと考えたかがわかるのがこの本にのめりこみやすくなるポイントだったと思う。

    個人的にはやっぱりⅠ~Ⅲ章までのアルファベットの暗号化を解いて更に強いものに変えて・・・となる変遷が一番興味を引かれた。

    あといわゆる学問の方向性としてこういう分野があるんだって言うのは知っていたが、どういう風に評価されてきたのかとを大まかに知ることができたのは良かった。

    ノンフィクションってあんまりよまないけど歴史のロマンっぽい側面が出てるいい本だと思う。

  • 図書館の所蔵はこちらから確認できます
    http://opac2017.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/BB50059397

  • 「フェルマーの最終定理」等で著名なサイモン・シンの著書。暗号に関してドキュメンタリー風に歴史がまとめられている。
    個人情報など様々な暗号化情報を扱う身として知っておいてもよいし、普通に読み物としても極上。

  • 暗号の変遷・歴史、作り方や解き方まで様々な暗号に関する話題を網羅しており、しかもそれらが非常に飲み込みやすい構成で紹介されていくので興味深く読み進めることができる。最初に本を見た時は、こんなに分厚いものを読めるだろうかと不安に思ったが、実際読み始めたら一気に読み進めてしまい、のめりこんでしまった。

  • 歴史的な暗号から最新のものまで、暗号と数学の関係を解説する。面白い!

  • 安定のサイモンシン。暗号の歴史から方法論まで、もちろん浅いレベルではあるだろうけど概観の話をキャラクターやエピソードを使ってとても面白く(ここが手腕)物語る。印象に残ったこと〜ブレッチレーパーク、ナヴァホコード、線文字Bまでの頻度分析、ロゼッタストーン(シャンポリオンはもちろんだがトマスヤングの多才さもすごい)。そしてPGP。
    量子コンピュータが暗号、そしてインターネットで日常的に暗号を使っている生活に与えるインパクトを何となく想像できるようになったのもこの本のおかげ。

  •  最近読んだ中で一番面白かった、サイエンス・ノンフィクション。
     国家の命運がかかった暗号の伝聞、戦争の命運を決したドイツの暗号器「エニグマ」とそれを解読したチューリングをはじめとする数学者の対決。
     アメリカの徳川埋蔵金ともいうべき「ビールの暗号」、単純ではあるが戦争中ほぼ完ぺきな暗号として使われたナヴァホ族の暗号部隊。
     最後には量子コンピューターの解説まであって、かなり盛りだくさんな内容で楽しめました。がんばって読んだ甲斐あった。 

    <span style="color:#0000ff;"><i><アマゾンより>
    商品説明
    『フェルマーの最終定理』に続き、世界的ベストセラーとなったサイモン・シンの話題作『The Code Book』の邦訳。 暗号は古代から重要な情報を安全に伝達する手段であったが、絶えず解読の危険性をはらんでいた。本書は、暗号とその解読にまつわる歴史上のドラマをひも解きながら、暗号の重要性と進化の歴史について語っている。
    英国女王エリザベス1世暗殺に関する暗号文書が破られ、処刑されたメアリー・スチュワートの事件をはじめ、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『仮面の男』(原作はデュマの『鉄仮面』)にも出てくるフランスの鉄仮面に関する文書、埋蔵金のありかが示されているという謎の「ビール暗号」、第1次世界大戦、第2次世界大戦の様相を変えた暗号解読者たちのテクニックなど、読者の知的好奇心をくすぐるトピックが数多く登場する。暗号が我々の歴史にいかに大きな影響を与え続けてきたのかがよくわかる。

    転置式暗号、換字式暗号といった単純な暗号化の方法から、複雑なヴィジュネル暗号、エニグマ暗号、単純だが決して破られることのなかったナヴァホ暗号のほか、ヒエログリフ、線文字Bなど、数多くの難解な古代文字や表記が、暗号解読者たちの血のにじむ解析努力と併せて詳述されている。

    本書では、読者がこれらの暗号を実際に作ったり、解読したりしながら読み進めていくことができるよう工夫されている。パズルや謎解きが好きな読者はもちろん、歴史の裏側をのぞいてみたい読者や考古学ファンにとっても興味深い1冊である。(土井英司)</i></span>

     個人的には、チューリングを要したイギリスの暗号解読チームがかなりの混成部隊だったことがわらけた。
     数学者、チェスの世界チャンピオンや、古代史の研究家、言語学者、クロスワードマニア等々…
     実は私もクロスワード好きだし、ロシア語を3年ほど独学しているそこそこの語学好きなのだが、なんで自分が語学が好きなのかよくわからなかった。
     けど、学んだルールを適応、応用してわからなかった一文の意味が浮き上がってくる瞬間というのはクロスワードと似た部分があるし、それに取りつかれてしまった人たちっているんだろうな、と勝手に想像してしまった。

  • 著者は、「フェルマーの最終定理(本の題名)」を書いた人であり、あのような題材を取り上げ見事に興味深い文章に仕上げる一流の科学ジャーナリストである。このような人の視点は独自であり、暗号解読への表現はまた独特。非常に面白く読めた。まさか、暗号解読を、「メアリーのエリザベス一世の暗殺未遂事件」、「第二次世界大戦中のドイツの暗号エニグマを解読する、アラン・チューリング」、「ロゼッタストーンの解読」、「ビール暗号と宝探し」、「量子暗号」などというコンテキストの中で見事に表現するとは、恐れ入りました。

全104件中 1 - 10件を表示

サイモン・シンの作品

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号までを本棚に登録しているひと

ツイートする