数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

  • 新潮社
3.62
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本棚登録 : 392
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105393069

作品紹介・あらすじ

笑うか? 悩むか? 見つけられるか? 超人気アニメに隠された、驚くべき数学の世界! アメリカ 1アニメ『ザ・シンプソンズ』は、じつは超難解な“数学コメディ”で、シナリオを作ったのはなぜか“ハーバードの博士”たちだった! 番組の大ファンである著者がシンプソンズ・ファミリーのドタバタ風刺アニメに隠された数学の魅力とサブカル的なディテールを語り尽くす。アメリカの知性・感性・毒性がここに!

感想・レビュー・書評

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  • 「ザ・シンプソンズ」を最初見たときこれがアメリカでなぜ人気なのかわからなかった。絵は下手だし、ストーリーもイマイチ・・しかし、この本を読んで考えが少し変わった、気がする。
    理数系の申し分のない経歴を持つ数学オタクたちが、脚本家として内輪ネタでこれでもかと仕込んだ数学ジョークはわかる人にしかわからないような高度なものだが、それゆえに理解できた時の喜びはひとしお。
    とはいえ、これは国民的アニメ・・つまりアメリカの平均的国民がこうした高尚な数学ジョークが理解できているとはとても考えられない・・とすれば人気の秘密はやはり別のところに。
    人気の秘密を勝手に想像すれば、かなり世間を辛辣な目でみる脚本のリアリティにあるのではないだろうか?
    子供アニメだと子供に迎合するのではなく、大人の鑑賞にも耐えうる内容は、子供も大人も楽しめる新たな境地を開拓したのでは?

    本書には、π(パイ=円周率)に関して日本人の名前が出てくる、一人は金田康正氏で、2002年に1兆桁まで計算した記録を持っており、さらに近藤茂氏は2011年時点での10兆桁という記録を樹立。(P259)
    上記の記録はコンピュータを使ったものだが、これを空で暗唱する記録にも日本人が絡んでいる。1987年に友寄英哲が4万桁という記録を持っていたが、2005年に中国人が6万7890桁を暗唱し抜かれた。
    また、数学オタク(ナードやギーク)にとっての特別な意味を持つ数、例えば1729はハーシャド数とよばれ、桁の数の和1+7+2+9=19の19は1729の約数となっており、桁の数の和(19)とひっくり返した数字(91)の積が同じ1729である。
    さらに定番の素数、無限大、無理数なども出てきます。

    本書で、メビウスの輪の真ん中からハサミで分割するとどうなるか、さらにメビウスの半回転を1回転にしたも輪を分割したら?という質問があったので、実際にやってみました。
    メビウスの輪は1本の輪に、後者は2本のつながった輪になりました、どちらもねじれていましたが。

    最後に本書の感想ですが、「ザ・シンプソンズ」を題材にしたパートは面白く読めたのですが、後半の「フューチュラマ」絡みになると専門的過ぎてよく理解できませんでした。
    とはいえアニメと数学、意外性に興味のある方には楽しめる1冊です。

  • シンプソンズに数学ネタがこんなにも盛り込まれているなんて、全然気づいていなかった。そして脚本家グループはナードの集団だったなんて。「ホーマーの最終定理」のおかげで、「エクセルが処理できる数値は15桁まで」と知ったぞ。

  • 待望のサイモン・シン。
    文庫本しか買いたくないのに、待てずに単行本にて購入。

    アニメ『ザ・シンプソンズ』にいかに数学への敬愛と数学的ジョークが散りばめられているか、という話。
    ザ・シンプソンズは絵しか知らず、見たことがなかったのですが、そうですか。
    観たくなりましたね。
    (と思って探してみたけど、やはり本筋はギャグなので、若干辛かった)

    相変わらずサイモン・シンの説明はわかりやすく、訳者もいつもの青木氏でとても読みやすい。心強い。
    前半フェルマーの最終定理の下りは若干冗長だったけれど、というか自身の著書の焼き直し感が強かったけれど、まあ一冊書いているだけあり知識も資料もたくさんあるから書きたくなるのかな…、と思ってみたり。
    という読んでいるこちらも『フェルマーの最終定理』を読んでいるので重複感を感じてしまっているのも事実だけど。
    それ以外はとても興味深い。
    主軸ではないが、Googleの語源についてなんかはどこかで話したい。

    数字って楽しい。

    最後1/3くらいは『ザ・シンプソンズ』ではなく同じ制作陣で作られた『フューチュラマ』の話です。
    若干唐突感はあるものの、読んでいる限りではこっちの方が好みそう。

    サイモン・シンもう少し本出してくれないかな。

  • シンプソンズの何気ないシーンに隠された高度の数学の話が盛りだくさん.
    そのいたずらごころは非常に面白く,すべてのシーンを見返したくなる.
    ホーマーやバートが何かのミスで賢くなってしまう回には注目.

  • ふむ

  • 数学
    ノンフィクション

  • ギークな人向け。半分も理解できないけど、分かるとこだけでも楽しめはする。

  • 数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

  • ちょっと数学的な内容によりすぎている気がする。
    他であった、ワクワク感がない。

  • 数学の研究者とコメディの脚本家。脚本家の方が魅力的?

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