- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105409029
作品紹介・あらすじ
だいじょうぶ、ひと息ついたら楽になる。夫に去られたクロエを励ます義父ピエール。彼が打ちあけた過去は意外なものだった-。
感想・レビュー・書評
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王道を行くようなフランスの恋愛小説。52,4%という離婚率を思うと、結婚と恋愛が1本の途の上に乗らないのもむべなるかな。
息子夫婦の離婚とその後を核にが日本的と言えば、こちらは離婚した嫁と舅というユニークな設定。
「実の娘より愛している」と嫁のクローエに伝える。クローエは夫アドリアンへの非難を待っていたのかいないのか?と言いつつ「わたしに期待してもダメ」と尊大な態度も取っている・・理解に苦しむな。
息子を語るのではなく、50を前にして溺れた不倫の相手との性の日々を語る・・淡々と。聞き手もも淡々なのが面白い。
舅にとり仕事はゲーム、私生活は成り行き任せ。従い、姑に当たる彼女の想いは外野席。実現不可能な事を夢見て、後悔する男。
彼から見たら嫁は「可愛い王女様」なのだろう・・分かれた彼女も「王女様」と称するほどだから。
そのくせ、死の床にある彼女に会いに行くと「吐き気がして」化物に見えた・・傍らに次の彼がいても。
サガンに似た感覚の文章。1作目はフランスでベストセラーになり、人気作家だろうけれど、私は最後まで読みながらむかむかして仕方なかった。そうそう、「ガープの世界」もそうだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋愛小説。
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夫に去られたクロエと、その夫の父ピエール。二人の会話を中心として進む。
堅物と思っていた義父のロマンティクな告白は、なかなかヒューマン。 -
息子夫婦の離婚が題材なのかと思いきや・・でした。
義理の娘が、旦那の親の家に一時的とはいえ、身を寄せるというのが、フランス的なのかなーと思いました。
離婚した夫婦も、お互い新しいパートナーができても仲良くするとか。
あと、アジア人がフランス人男性に人気だと聞いたことがあるのですが、正にソレ!でしたね!
愛と恋とは違うし、さらに恋と生活とも別なのだと思いました。 -
この人の文章が好き!!
婚活に踊る日本には
結構ぐっとくるかもしれへんけど
五割が離婚するという
このシチュエーションはフランスならでは?!
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★★★★★
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愛とは、シンプルで、
とっても、あたたかいもの。