博物館の裏庭で (新潮クレスト・ブックス)

制作 : Kate Atkinson  小野寺 健 
  • 新潮社
3.72
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本棚登録 : 126
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105900694

作品紹介・あらすじ

1952年、英国の古都ヨークの平凡な家庭に生まれたルビー・レノックス。一家はペットショップを営み、お店の2階に暮らしている。部屋の片隅に眠る、古ぼけた写真、ピンク色のボタン、兎の脚のお守り。そんな小さなものたちが、それぞれの時代の記憶を語り始める-。はかない初恋や、家族とのいざこざ、異国への憧れ。そして、ルビーの母の、祖母の、曾祖母たちの平穏な日々を突然奪っていった、2度の戦争。ルビーの人生を主旋律とする物語は、さかのぼる三代の女たちの人生と響き合いながら、一族の壮大な歴史を奏でる。ウィットブレッド賞を受賞した、現代の「偉大なる英国小説」。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    文体の所為か訳の所為か、意味がわからなかったり立ち止まってこの人誰だっけ?とか考えなくてはならない所が多々あり、テンポよく読めないなぁとストレスを感じ断念。
    会話ならアリなのかもしれませんが文章だと色々ポンポン飛ぶのに付いていくのが辛かった。

  • 進まない
    仕方ないので
    手放す
    ゴメン

  • 現在と過去を行き来しながら、四代に渡る家族の歴史が少しずつ明らかにされる。読みながら、どんどん引きこまれた。
    死を自覚せざるを得ない戦争に行く男たちや、困難な時代を生きる女たちのしなやかなしたたかさが印象的だ。
    それぞれの人生では、いろいろなものが失われ、棄てられていくけど、受け継がれていくものが確かにある。

  • 途中放棄

  • 1952年、英国の古都ヨークの平凡な家庭に生まれたルビー・レノックス。一家はペットショップを営み、お店の2階に暮らしている。部屋の片隅に眠る、古ぼけた写真、ピンク色のボタン、兎の脚のお守り。そんな小さなものたちが、それぞれの時代の記憶を語り始める―。はかない初恋や、家族とのいざこざ、異国への憧れ。そして、ルビーの母の、祖母の、曾祖母たちの平穏な日々を突然奪っていった、2度の戦争。ルビーの人生を主旋律とする物語は、さかのぼる三代の女たちの人生と響き合いながら、一族の壮大な歴史を奏でる。ウィットブレッド賞を受賞した、現代の「偉大なる英国小説」。

  • とあるイギリス人家族の物語。3世代の様々な営みが積み重なる。

    ひとりの登場人物が語る。
    「過去っていうのは、人生で棄ててきたものなのよ。」

    もう一人が語る。
    「過去っていうのは、ひきずって歩くものなのよ。」

  • 舞台はイギリス、ある家族の4世代に渡る年代記。
    家族の物語とは時に笑いがあり時に哀しみがあります。
    「人生」というストーリーが家族一人一人にあり、しっかりと焦点を当てて描かれています。

    著者のユーモアのある独特のタッチが読んでいて心地良いです。
    特に家族の死に関しては普通重くなりますものが、これは著者の死生観によるのでしょうか、登場人物の前向きな姿勢に私は共感しました。
    もっと評判になってもいいと思える作品です。

  • 1952年、英国の古都ヨークでルビー・レイノルズが妊娠した瞬間の胎児の独白から始まり、冷静に不仲な両親を描写。
    博物館というのはヨークにある歴史ある博物館で、化石なども見える。
    気の合わない姉たちなど、みっちりと濃密でにぎやかな家庭の有様が描かれます。
    父のジョージは浮気者、実の母バンティは家事は有能でしつけの厳しい母親だが料理はそれほどうまくない。家族旅行の騒動には大笑い。
    街で2番目にテレビを買い、女王の戴冠式をテレビで見るのに近所の人が集まるので大量のお菓子を用意するなど、なかなか美味しそう。
    バンティは5人きょうだいの真ん中で育ち…
    その母ネルは大人しい女性で、戦争で2度も婚約者を失い、残った男性と結婚するしかなかった。
    ネルの母アリスは育ちがよかったのに貧しい暮らしに追われ、子ども達を残してある日フランス人と駆け落ち。
    従妹のレイチェルが後添えになり、これは母よりも貧しい育ちだったのだが主婦としては有能、ただし意地悪なところがあった。
    ルビーの人生も単純には行かない。
    古ぼけた写真の主やその意味、ウサギの足のお守り、ピンク色のボタンなど小さなものが家族に伝わっていく…
    家系の中にある3つの謎が最後の方になってわかってきて、カタルシスになります。
    著者は1951年ヨーク生まれ。86年短編で一等をとり、95年初の長編の本書でウィットブレッド賞受賞。

  • レポート用だけど気になってた本なので読めてよかった。
    現在と過去、そして未来。
    全てはつながっていて、劇的なようで平凡にあるだろう日常。

  • 表紙のポップなコラージュのように、ごたまぜ感のあるエネルギッシュな作品。猥雑で、にぎやかで、金切り声が頭の中にわんわん響いてくるような・・・・・
    対照的なのは、作中に補注として挟み込まれた物語で、こちらは凛とした印象。特に二つの世界大戦の戦場を描いたものはずしりと重く、心に響く。語り手であるルビーの祖母の姉リリアンと兄アルバートが魅力的。戦時中の描写も含めて、祖母・曾祖母世代のエピソードに心に残るものが多かった。
    ルビーの、母バンディ(妻としても母親としても不満の塊のような人である)に対する視線が、最後まで感情に流されないものであることが印象深い。
    ――Behind the Scenes at the Museum by Kate Atkinson

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