奪い尽くされ、焼き尽くされ (Shinchosha CREST BOOKS)
- 新潮社 (2010年7月1日発売)
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感想 : 19件
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- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105900847
感想・レビュー・書評
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後味の悪い話が9話詰まっている。共感できる登場人物は一人も出てこない。
保養地だけは少しおもしろかった。
おかしな兄弟愛に何度か噴きだした。
アメリカに興味ある人しか読んではいけない本だなと思った。
きっとアメリカ人が読むとおぉっ!と思うような描写が多々あるのだろうけど、日本人の、しかもアメリカなんて全然関心がない私には、退屈なだけだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういう作品を読むと不安に、というかしんどくなる。
「現代のアメリカの現実を書ききった作品」とされる2009年の著者デビュー作。
『BRUTUS』2014.9.15号特集「強い酒、考える酒。」のなかの「酒と本」のなかに、この短編集に収録されている『茶色い海岸』の一部が引用されていたので、興味を引かれて図書館で借りて読んだもの。