美しい子ども (新潮クレスト・ブックス)

  • 新潮社
3.62
  • (7)
  • (18)
  • (12)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 207
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105901042

作品紹介・あらすじ

創刊十五周年記念全一〇一篇から選んだ傑作短篇アンソロジー。娘から見た母の人生を描いて、長篇さながらの読後感を残すジュンパ・ラヒリ、孤独で不器用な魂を写しとるミランダ・ジュライ、ユダヤ人を描きながらどこまでも普遍的なネイサン・イングランダー、以上三作のフランク・オコナー国際短篇賞受賞作のほか、マンロー、シュリンク、ウリツカヤなど、クレストから選りすぐった十二篇。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 松家さんセレクトの短編集。洗練された短編たち。突出した作品は感じられないが、それぞれに感慨のある作品でした。

  • 訳がいまいちで、読みづらく、中身もわかりずらかった。

  • -

  • クレスト・ブックス15周年記念の短篇集。ジュンパ・ラヒリ「地獄/天国」が特に好みでした。

  • 子どもたちを取り巻く環境、母の失恋、父との間に感じる距離感、家庭内の不和などが静かなトーンで語られる。各国の作家による十一の短編集。語り手が主人公を『きみ』と呼ぶ、つまり大人になった『きみ』が子どもの頃の『きみ』に起きた出来事を現在形で語る話が面白い。

  • もりだくさんすぎて、思考が散漫になる。続けて読もう、じゃなくて、それぞれの独立性が高いから、もう一度読み直そう、今度はこれがいいな、そういう感じ。
    でも、それが短編のおもしろさか。
    今回の印象に残ったのは、ジュンパ・ラヒリ。

  • (2014/08/03購入)

  • 非武装地帯
    アンソニー・ドーア 岩本正恵訳
    たんたんと言えばいいのか

    地獄/天国
    ジュンパ・ラヒリ 小川高義訳
    まったく表現しているのにつまらなくない。女というものだなぁ。

    エリーゼに会う
    ナム・リー 小川高義訳
    エリーゼはどういうつもりだったんだろう
    周りの力にまかせてしまったのか


    自然現象
    リュドミラ・ウリツカヤ 沼野恭子訳
    詩人は
    本物の詩人は
    他人の評価なんて気にしない
    反応があるかないかだ
    と思う


    水泳チーム 階段の男
    ミランダ・ジュライ 岸本佐知子訳
    想像を共有することで
    こんなにも毎日は変わる
    それで十分だ


    老人が動物たちを葬る
    クレメンス・マイヤー 杵渕博樹訳
    重い毎日
    いつまでも続き
    いつかは終わる


    美しい子ども
    ディミトリ・フェルフルスト 長山さき訳
    美人のロージーの子どものシルヴィーが
    陰部の歌を歌う

    ヒョウ
    ウェルズ・タワー 藤井光訳
    あぁ、何が起ころうと
    見つめてしまう
    静かな心
    期待しない
    いや、ある意味、非常に期待した心

    若い寡婦たちには果物をただで
    ネイサン・イングランダー 小竹由美子訳
    ワルシャワ出身のテンドラーは昨日まで同じ隊だったエジプト人の特殊部隊らを殺した
    やっと自宅に帰ってきたユダヤ人のテンドラーは隣人のドイツ人一家を殺す
    青果店のシミーはテンドラーから1リラも受け取らない
    「誰が死ぬべきか決めるだなんて、俺たちはいったい何様なんだ」
    あぁ、あぁ。

    リューゲン島のヨハン・セバスティアン・バッハ
    ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
    至極普通に恵まれた家庭に思う。
    お互いがわかり合わなくちゃいけないっていうのを
    諦めずこなしていく。
    お互いに思いやりつつも侵害し理解していくのはすばらしいと思う。
    うざいと思わずに。

    女たち
    アリス・マンロー 小竹由美子訳
    死の淵にある男と妻と
    母親と小間使いと母親のマッサージ師。
    みな、少し違うものに惹かれることもあるし、気に入られたいのだ。
    一番じゃなくても、すぐに諦めるかもしれないけど
    やはりどんなときにも、はっきりと決断をすべきで
    それが最低限のマナーなのかな。

    ほんとうの話
    松家仁之

  • ものすごく素敵な作家ばかりを集めたアンソロジー短編集。
    どれも秀逸な作品だけれど個性が強くてこうして一冊にまとめると、それぞれの印象が薄くなるというか頭に入ってこないというか…
    贅沢な一冊になるはずが、国籍も性別も生い立ちもあまりに違うものを集めすぎて残念な結果になってるきがする。
    ばらばらに読むのがいい。

  • アリス・マンローの何かを読みたくて、でも外国人の書いたものは苦手なことも多いので、アンソロジーにしてみた。
    苦手なものもあり、世界に入り込んだものもある。

    ミランダ・ジュライ「水泳チーム」(『いちばんここに似合う人』より)
    ベルンハルト・シュリンク「リューゲン島のヨハン・セバスティアン・バッハ(『夏の嘘』より)
    この2作が特に好みでした。

全15件中 1 - 10件を表示

ジュンパ・ラヒリの作品

美しい子ども (新潮クレスト・ブックス)に関連するまとめ

美しい子ども (新潮クレスト・ブックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする