おじいさんに聞いた話 (新潮クレスト・ブックス)

制作 : Toon Tellegen  長山 さき 
  • 新潮社
3.28
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本棚登録 : 135
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105901400

作品紹介・あらすじ

「ハッピーエンドのお話はないの?」「だってこれはロシアの話だからね」サンクトペテルブルクに生まれ育ち、ロシア革命にともなってオランダに帰国した祖父が「ぼく」だけに語ってくれたこと。ゴーゴリの『外套』より悲惨、どこにも救いはないのに、なぜか可笑しく滑稽な人生の悲喜劇。『ハリネズミの願い』の作家テレヘン自身がもっとも愛する宝箱のような掌篇集。

感想・レビュー・書評

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  • ロシア革命の翌年に生まれ育ったサンクトペテルブルクを後にし、オランダへと亡命した祖父。そんな彼のお伽話に静かに耳を傾ける僕。ロシア語に存在する11種の罪の話、ありとあらゆる物を食べ尽くし、なお満たされず悲しみに暮れる熊の話。ロシア全土の犬を狩り尽くそうとした皇帝の話に、シャム双生児などの病理学的奇形のみが埋葬を許される名誉の墓の話。どれもハッピーエンドに慣らされた現代人からしたらなんとも納得のいかない、腹の座りが悪いような話ばかり。しかし、「これは、ロシアのお話だからね」とそんな言葉で締め括ってしまえるような、積雪の中静かに耐える人々のための作品なんだと思えば納得がいった。

  • いまいちだった。話のテンションは嫌いじゃないわ。おじいさんの「におわせ」加減がなんともむずがゆく、自分のもやる出来事を大人に話すと煙たがられるのをわかっていて、素直な子供に聞かせるというのが私には嫌な感じに思えた。お話もそれほどパンチ効いてなく、自分の触手にひっかからなかった。自分もこのように子供の頃は扱われていたのだろうか。でもいい本だと思う。50年位経つともっと良くなる気がする。

  • 文学

  • 20181029 つらい話やあり得ない話ばかり。でも全部読めてしまう。ノスタルジックでファンタスティックな話。ついに考えてしまう内容にまとめるのは作者の才能なのだろう。出たら必ず読みたい作家の一人になった。

  • 面白い

  • おじいさんが孫に語る
    奇妙で、ゆううつで、ほとんど救いのない物語。
    「ロシアだとそうじゃないんだ」

  • -

  • ロシアの短編小説。たんたんと話しが進んでいく
    ような感じ。
    中には、珠玉の言葉や話がありますが、すっと入ってくる
    ものはあまりなく。ある意味難しい本だと
    思いました。

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著者プロフィール

1941年生まれ。作家、詩人、医師。1984年に幼い娘のために書いた動物たちの物語『一日もかかさずに』を刊行後、動物を主人公とした物語を50作以上発表し、文学賞を多数受賞。2016年には、邦訳刊行された『ハリネズミの願い』(新潮社)で本屋大賞翻訳小説部門を受賞した。その他の邦訳作品に『きげんのいいリス』『おじいさんに聞いた話』(新潮社)や、絵本『小さな小さな魔女ピッキ』(徳間書店)などがある。

「2018年 『リスのたんじょうび』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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