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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784105901820
作品紹介・あらすじ
灼熱のバカンス地で、病身の母とふたり。夏の幻の果てに、娘が出した答えとは? 原因不明の病で歩けない母の治療のために、イギリスから南スペインの町を訪れた夏。介護のために学者の道を諦めた25歳のソフィアは、母親を怪しげな医師ゴメスに診せつつ、地元の男子学生と謎の長身女性に惹かれてゆく。私の人生って何なんだろう? やがてソフィアは本当の痛みと向き合う。ブッカー賞最終候補作、映画化決定!
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みんなの感想まとめ
母の病気を抱えながら南スペインを訪れたソフィアの物語は、彼女が母親との関係や自身のアイデンティティを探求する過程を描いています。複雑な人間関係や多様なキャラクターとの交流を通じて、彼女は自らの痛みと向...
感想・レビュー・書評
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そもそも彼女の体は何を求めていて、誰を楽しませるものなんだろう、との問いが心に残る…
征服、解放。
考えさせられる…
原因不明の病で歩けない母を幼少から介護してきたソフィア。
研究者の道を諦め、家を抵当に治療のため母と訪れた南スペインの街で…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
250103*読了
国籍をどうこう言いたいわけではなくても、この小説は日本で生まれ育った作家には到底書けないであろうと思う。
最後までなぜこの小説が「ホットミルク」というタイトルなのか、明確な答えを得られずにいた。そのわからなさが、この本自体を貫いている。
母の呪縛を背負う娘というのはよくあるテーマかもしれないけれど、娘が母から解放されるまでの単純なストーリーでもなくて、周辺の人々とのやりとりや関係性が強烈でそちらに気が向いてしまう。
ギリシャ人の血を引きながらギリシャ語は話せず、それなのにパパステルギアディスなんて、この先こんな苗字の登場人物には出会わないだろうと思えるインパクトのある名前を名乗り続ける主人公、ソフィア。
母の病気の治療のために母娘二人でスペインに赴き、これもまた個性的な医者とその娘である臨床技師とかかわりを持つ。
さらにソフィアはイングリッドという女性とも、海の家の男性とも関係を持ち、進路もセクシュアリティも混沌とする。
それだけではなく、父に会うためにギリシャを訪れるし、免許もないのに運転はするし、想像を絶する破天荒さがナチュラルに描かれるところがとても海外っぽい。それがいい。
主題をとりまく周辺が突飛すぎる。
金融危機真っ只中、熱いスペインとギリシャの夏にジリジリと焼かれながら、物語を堪能した。
ソフィアの未来は明るいのだろうか。
最後はぽんっとスペインの海に放り出されたような、これで終わりなの?と心もとなさを感じた。 -
いろいろ曖昧な感じで話が進み、少し退屈に感じていたところ、最後のほうで一気に読み進んだ。ローズに関しては想像通りだった。
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詩的な小説という説明だったけれど
詩的すぎて少し物語を理解するのに時間がかかってしまった。
ソフィアの母への気持ちや父への気持ち、自分のセクシュアルなど彼女には立ち向かうものが多すぎるなあと思った。
最後はどうなったんだろう、ソフィアが幸せな人生を歩んでくれているといいな。 -
繊細で儚くて苦くてちょっと甘いホットミルクを味合うたびに浮かぶ情景があまりにも美しくて。芸術作品に触れたような。もっともっとイメージを鮮やかにしたいから、近いうちに、一気読みする!
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母と娘の物語。
母の心気症は仕方ないとして、娘が言いなりになり過ぎるでしょうと思った。親子に起こる洗脳とか詐取とかスポイルとかそういう類のものがあるんだろうと感じながら読んだ。
娘に路上に置いて行かれた後、母は何事もなかったかのように歩けるようになっていて、娘もこれから自分の人生を歩いていく…?という解釈でいいんだろうか?ちょっと行間で語る部分が多くてわかりにくい物語ではあった。
暑いスペインが舞台なのに、ひんやりとした雰囲気が漂っていて、小川洋子さんの小説のようでそこは好き。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00630740
原因不明の病で歩けない母の治療のために、イギリスから南スペインの町を訪れた夏。介護のために学者の道を諦めた25歳のソフィアは、母親を怪しげな医師ゴメスに診せつつ、地元の男子学生と謎の長身女性に惹かれてゆく。私の人生って何なんだろう? やがてソフィアは本当の痛みと向き合う。ブッカー賞最終候補作、映画化決定!
(出版社HPより) -
足が不自由な母のため自分の夢を諦めた25歳の女性の夏の物語。
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毒親に呪いをかけられた娘の物語。
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ヤングケアラー物、ということになるんだろうか。原因不明の病で歩けないお母さん、結構わがままだし強いし。南スペインまで付き添ってきた25歳の娘は、あれこれ人生に迷いながらもちょっと軽妙な感じもあって。
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原因不明で歩けない母を献身的に介護する主人公ソフィアは、母のローズとともに南スペインの病院でひと夏を過ごす。という話。
帯に「ケアをするための人生、からの旅立ち」とある通り、娘は母のケアのために自分の人生を犠牲にしている。博士号の取得を諦め、ロンドンのカフェでアルバイトをする。「水を頂戴」と母に言われて持って行っても、ガスが入ってるのだ、冷たいのだ、一度煮沸したものだ…と、正しい水を母に届けることすら叶わない。
正直かなり読みづらい部分もあったし、翻訳者の解説を読んでやっと「…つまり、やっぱり母は歩けいないわけじゃないかったし心気症を患っていたってこと?」となった。
「旅立ち」と書いてあるものの、完全に主人公の心理においつけていないからか「えーと?うーんと?」と正直まだ理解しきれていない部分がある。
結局、自分は自分、母親であっても他人は他人。自分の人生を生きることを躊躇うな、というメッセージを受け取ったけど、それでいいのか悩んでいる。
再読したらまたイメージも変わるのだろうか。
小澤身和子の作品
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