スイマーズ (新潮クレスト・ブックス)

  • 新潮社 (2024年6月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784105901950

作品紹介・あらすじ

わたしたちはどんな痛みからも解き放たれる。泳いでいる、そのときだけは。過食、リストラ、憂鬱症――地下の市民プールを愛し、通いつめる人達は、日常では様々なことに悩み苦しんでいる。そのうちのひとり、アリスは認知症になり、娘が会いに来ても誰なのかわからなくなって、ついに施設に入ることになる。瞬時にきえてしまうような、かけがえのない人生のきらめきを捉えた米カーネギー賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 朝井リョウ氏や池澤春菜さんがお勧めしていて気になってた本。

    普通の人ってもんが本当にいない、どこかに不調だったり悩みや闇を抱えてる人々が憂さ晴らしに集まる場所が地下のプール。
    ずっとプールの話が続くわけではなく、そこに通うアリスが認知症を患い進行する症状と葛藤。

    文章が思ったより個性的で進みづらさはあったけど、淡々と語っているようで日常に亀裂が入ることにより見えてくるものへの苦しみや愛情を書き切ってるなって感じた。

  • こういう小説の表現技法はなんというのか…
    並列なことを、つらつらと書き連ねる感じ。
    これがどうにも慣れず、前半は苦しんだのだけど、読み終えてみると、それこそがこの作品の意義というか、小さな積み重ねこそ人生!みたいな気にもなって、沁みた。
    かわいいお母さんが、どんどん記憶をなくしていく様子が切なくて、辛いですね。

  • 耳元でそっとハミングされているような、心地よいさざめきに包まれているような。
    地下の公営プールに集う常連(水泳中毒といってもいいかも)である、“わたしたち”の混声合唱。

    最初に語られるのは、“わたしたち”が抱える事情や生活。何よりも泳ぐ喜び。
    そして、プールにある日突然現れた、原因不明な“ひび”のこと。
    ひびは、わたしたちの心を捉えて話さず、不安を掻き立ててゆく。無視することなんてできない。あるものはプールを離れ、あるものはいっそ魅入られてゆく。

     “なんといっても問題なのは誰がひびを最初に見たのかではなく、ひびが発見されたということなのだ。もしかしたらひびはずっとそこにあって、私たちが気づくのを待っていただけなのかもしれない。”
     “あれは災難と偽った恩寵なのだろうか、それとも単なる偽り? そして、単なる偽りだとしたら、何を偽っているんだろう?”

    プールの閉鎖が決まり、わたしたちの最後の一日がやってくる。
    そこから物語は転調し、わたしたちの一人へ、アリスへフォーカスしてゆく。
    伝えられるのはアリスが進行性認知症なこと。
    彼女がまだ憶えていること、忘却してゆくことが、交互に指折り数えるように挙げられる。
    大好きだったこと、辛かったこと、人生の喜びも悲しみも、儚い夢のように消えてゆく。
    浜辺の砂を両手で丁寧に掬い上げては、こぼしてゆく。繰り返し、繰り返し、さらさら、さらさらとこぼしてゆく。日の光を浴びて、きらきら光を放ちながらこぼれてゆく。

    最終章は、アリスの娘である、“あなた”の物語だ。
    あなたは、どうしてなのと戸惑っている。
    あなたは、目を背けてたことを悔いている。
    あなたは、絆を繋ぎ直そうとしている。
    たとえ、記憶が抜け落ちてしまっても、あなたは母を愛している。
    思い出は、あなたへ手渡されている。

  • 社会の喧騒から時々逃げ込む自分だけのスペースも、静かに揺蕩う日常も、いつか少しずつ失われていくとして、この物語のような愛おしさをもって受け入れていけるだろうか。

    今回は少しの恐怖を感じ… 読む時々で印象は変わるだろう、また読み返したい。

  • 'The Swimmers' review: Julie Otsuka's brilliant novel about routine and identity : NPR
    https://www.npr.org/2022/03/14/1086009836/the-swimmers-julie-otsuka-review

    6.『屋根裏の仏さま』を読みました(前篇) | 国際交流基金ウェブマガジン「をちこち」(2016-07-20)
    https://www.wochikochi.jp/serialessay/2016/07/japanophone06.php

    Award-Winning, Best-Selling Author | Julie Otsuka
    https://www.julieotsuka.com/

    『スイマーズ』 ジュリー・オオツカ、小竹由美子/訳 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/590195/

  • プールで泳ぐ人たちの話から始まる。スイミングにaddictしている、泳がずにいられない、陸に上がっている時はむしろ仮の自分とさえ感じる、常連はお互い見知っているがただ黙々と泳ぐ。スイミングは人生(か何か)のメタファーだというのは簡単だが、自分も泳ぐのが好きなので泳ぐことに没頭する人たちに深く共感した。最近泳いでいないな、プールに行きたい。そして見つかる謎のひび。楽園の喪失。奇想系のプロットかと思えば、がらっと切り替わって、常連の一人アリスの認知症の話になる。後半の老いと記憶や言葉を失っていく病の描写の解像度は高く、認知症小説の中でも出色だと思う。誰でもなり得るという他人事でなさ、ほどほどに面倒を見てもらえる施設生活のリアル。これは怖がるべきなのかもしれないが、認知症で亡くなった祖母を思い出す。何もわからなくなってしまうのだから、周囲が勝手に感じるほど本人は不幸でもないのかもしれないと思ったものだ。
    トーンの違う前半と後半が説明もなく並んでいる構成がユニークだし巧み。

  • 畳み掛けるような部分多く、読むのが辛かった面も。施設の紹介パートは淡々としすぎ事務的すぎて、陰鬱な気分になりました。でも、これが現実ですよね。儚く収束していくラストが刻みつけられています。

  • 老い、追いかけてくる過去、そして死。
    描かれていることはこれまで何万回も書かれてきたことなのだけど、こんな書き方があったの?!と新鮮な驚きを感じながら読んだ。
    文章も抜群に良い(原文ももちろん良いのだろうし、和訳も素晴らしい)。
    親の老いに直面する世代としては苦しいものでもあるけれど、その時期にも、それから自らが老いる時期にも寄り添ってくれるだろう作品だった。

  • 序盤はアリス視点、後半はアリスの娘視点で物語が語られていく。自分の頭の中では俯瞰的ではなく主観的な目線で描写で進んでいく(伝え方が難しい…)。
    アリスの人生とか日常をリアルに感じられる文体で、あまりお目にかかれなく、珍しい。
    不思議な小説ではあったけれども、登場人物の感情、雰囲気が如実にここまで感じられる小説は他にはあまり無いのでは。

  • 『あのころ、天皇は神だった』の女の子のモデルだった、作者の母を描いた小説。

    初めは古いプールで泳ぐ中年以上のスイマーたちの声を「わたしたち」の主語で描く。これは『屋根裏の仏様』でも使われていたやり方で、作者らしい。一人一人をきっちり描くのではなく、コーラスのように(様々な声がまじりあっていて、時々誰かの声が聞こえてくるように)書いていく。
    このまま群像劇が続くかと思っていたら、スイマーのうちの一人、軽い認知症のアリスを「彼女」とし、作者らしきアリスの娘を「あなた」とした物語になる。彼女は何を忘れて、何を忘れていないか。そこから浮かび上がるのは、日系二世として生まれ、戦中は収容所に入れられた母の人生。
    次は、アリスが入ったら老人ホームの職員の語りという形で、その施設や家族がいかに老人を「心をこめず」扱っているかがわかり、ここが一番辛かった。老人でなくても、中年以上の平凡な人間ならば、胸にグサグサと刺さる。あなたの病気には何の意味もないし、あなたは「来年には」と言うが、例えばパリに行くこともないし、フランス語はぺらぺらどころかなんとか通じるレベルにすらならない。これがあなたの「実生活」であり、あなたが今までどう生きてきたかなんて、誰も気にしない。とりあえず感じのいい人でいれば嫌われない。もっとましな扱いを受けたいなら払う金額を上げるしかない。…その通りだよ。その通りだけど。
    その後また「あなた」(作者)の語りとなる。いかに母を大切にしなかったか、どんなふうに母が、父が衰えていったか。

    父は日系一世、母は二世で、戦中戦後を生きた無名の日系人の人生を描いたとも言えなくもないが、前の二作ほど日本人であることが全面に出てくることはなく、より普遍的な物語となっている。老いた親を持つ人なら、あるいは自分が老いつつあることを感じる人なら誰でも共感できる苦さとやるせなさと愛に満ちている。

  • ええ、ちょっと「スイマーズ」ってプールの話じゃないの!?

    違うんだなあ~~

    前半はプール、常連メンバーのおしゃべり、
    ついでプールに現われる謎のヒビ・・・それをめぐるあれこれ。
    その後は、アリスのもの語り。
    アリスは前半から、ちょこちょこ出てくる、
    どうやら認知症の始まった高齢女性。
    アリスに優しくすることが、このプールのルールでもあるくらい。

    後半はアリスの人生と今が語られる。
    アリスは著者ジュリー・オオツカの母親を投影しているそう。

    正直、後半の方が物語としては俄然おもしろいのだけれど、
    辛い、辛い。

    アリスは認知症になり、家庭ではケアができず、老人ホームに入る、
    その施設ベルビュー(良い眺め)から言い渡される数々・・・
    他人事じゃないわけ。

    当初は、我が母をアリスに重ねたけれど、
    とんでもない、自分よ、自分!

    「この疾患は避けようのない人生の終焉へあなたを近づけていくだけなのです」
    「(もう何にも達成できない)哀しいかな、パーティは終わったのです」

    わたしもパーティが終わるときが、刻一刻と近付いているんだよね

    ・・・と、ここまで、わたしをがっくりさせる、
    ジュリー・オオツカってすごい!

    お初の作家さん。同年輩。
    父親は航空エンジニアで、父の移住によりアメリカで誕生。
    母は日系二世。

    この年代、ちょっと上だけれど、カズオ・イシグロも才能溢れる父親が
    イギリスに移住したよね。
    あの頃、おそらく敗戦後の混乱の頃、多くの優秀な若者が欧米に流れたんだね。
    ああ、損失!
    今も同じ・・・?


    9月25日追記:ジュリー・オオツカの邦訳3冊を読むきっかけになった。
    久しぶりに翻訳ものを読むことができ、楽しかった。

  • 一章は一人称複数なので、慣れずに少し読みにくく感じた。
    そのあとは二人称視点で比較的読みやすくなるが、あまり読み慣れていない感じではある。
    独特なリズム、文体でもあると思う。

    永井みみ『ミシンと金魚』と比較すると、『ミシンと金魚』の語り手は一貫して認知症患者当事者であるカケイさんである一方、本作では一貫して当事者以外の視点から語られる。
    だからだと思うが、前者がカケイさんに自分の未来を重ね、自分が死ぬ時はどう思うのだろう?と想像させられたのに対し、本作ではたとえば母が認知症を患ったとして、それを支える娘の立場に自分を重ねて読んでいくことになる。

    同じ「認知症」を扱っているが、スポットライトが当たっている立場の人が異なる。

    町田そのこ『星を掬う』でも、本作と同様に認知症を患う母と、それを支えていくことになる娘が扱われているけれど、『星を掬う』は認知症以外にも「毒親」やその関係性の解消や救済がメインで描かれていることもあり、読後に残る部分が異なる。
    『星を掬う』はまた認知症の初期段階ということもあり、これからに希望を見出せる終わり方ではあったけれど、本作を読むと、現実は厳しいだろうということも考えさせられる。

    「ひび」の章はおそらく、認知症の進行と重ねて読むことができるだろうと思う。
    この章を読んでいる最中には、「死」や「終末世界」を思い描きながら読んだけれど、その後を読むと「認知症の進行」のメタファーであると読める。
    最終章から考えると、プールの閉鎖自体も現実にあった出来事ではない可能性もある。
    というのも、一章で突然来なくなって、しばらくすると同じプールで泳ぐ人たちが連絡するというようなことが書いてあり、最終章でアリスにもその連絡が来ているような描写があったからだ。

    プールの仲間たちはアリスが認知症を患っていることを知っていたのに、娘は知らなかったのか、と思うとそれも苦しいなと思う。

    どこまでもわたしが娘として認知症の母と対峙することを考えさせられるので、つらくなる。
    今はまだ母が50代なのでもう少し先かなと思うけれど、10年20年したら現実味を帯びてくるだろうな。
    認知症になることなく、元気でいてくれたらいいけれど。それより先に祖母が認知症を患うかもしれないし、母が娘の立場で祖母と関わることになる可能性も十分にある。

    難しかったけれど、なんとなくテーマはわかったし、他の作品と比較してもう一度読んでみたり、認知症についてもう少し勉強して読んでみたりしても深まると思った。

  • スイミングを続ける人たちの人生、、、認知症って。

  • うーん。
    途中まで、プールの「ひび」事件までは良い。
    そこから何か展開するのかという気持ちに読む側がなる。

    その後は肩透かしを食らったような展開でなんだかぼんやりして終わる。

    プールはどこへ行った?

    訳者あとがきにその理由のヒントがあった。
    『自分は「十年に一冊」の作家だ、というオオツカは、最初はプロットもアウトラインもなく、物語がどこへ行くのかさっぱり見当がつかないまま書きはじめ、その「声」にしたがって書き進んでいく。言葉のリズムを大切に、これだと思える表現が見つかるまで何度も書き直し、そぎ落とし、濃縮していくという。そうやって磨き上げられた結晶のようなこの物語を、最後に置かれた情景のあたたかいきらめきを、ぜひじっくり味わっていただきたい。ちなみに次作については、書き始めてはいるものの、まだどんな作品になるか皆目見当がつかず、ただ、より自分自身へ目を向けるものになっている、とのこと。』

    「ああ、そういうことか」と納めることにした。
    泳いでいたのか、と。

    読んでいる最中、日本についての記述があるのは興味深く、また著者の「オオツカ」という名も気になった。
    何故日本の話が。
    この点についても、あとがきに記載があった。

  • 出版社からの新刊案内で知った、カーネギー賞を受賞したこの作品が今の私が読むべき内容のように思えて、図書館にリクエストしました。

    物語の前半は、様々な職種の人々が、黙々と泳ぐ独特のコミュニティを持ったプールで、認知症の初期症状がみられる「アリス」はこのプールで「親切にすること」をルールの一つにしていたが、突如プールに原因不明のひびが判明、いつもの日常が崩れていきます。
    すると後半第三章で物語の語り口調が変わり、「アリス」の記憶が失われたこと、40代後半で、作家である彼女の娘「あなた」が、アリスを「彼女」という主語とした文章で彼女が日系2世であること、先ほどのことは忘れても辛い古い記憶が残っていることを語ります。

    特に私が辛かったのは、第四章の娘である「あなた」が記憶障害を持つ人のための施設に母親を預け、悪質ではないものの基本ビジネスのようだと施設の内容を描写し、最後母親との思い出、成長するにつれて疎遠だった日々、母の異常に気づいた時既に遅かったという悔いが綴られていることです。

    日系3世である著者が、第2次世界大戦での日系人とその家族が受けた傷の深さ、その記憶を最後まで持ち続ける認知症の家族をもつ悲しみを、物語の主語を変化させながら描いている点に驚きつつも、私も悲しくなりました。

    私も認知症の母を施設でお世話になっている1人です。面会に度に孫を心配してくれる姿に、申し訳ない気持ちになっています。これから私も娘として何をしてあげられるのか、再考する時が来たようです。

  • スイミングと人生がどうつながっていくのか興味津々で読み始めて72ページで中断というか、読むのやめ。いちいち「覚えてる」「覚えてない」の言い回しがくどくてうっとおしい。3人称が誰を指しているのかわかりにくい。文体自体が性に合わない。カーネギー賞受賞だっていうではありませんか?!(知らんけど)。私にとっては無駄な時間でした。

  • 〜作品の構成について〜

    一章目には市民プールに狂う人たちの見た目やステータスなどの個性、世間話など下らないことが描かれている。

    二章目に突入すると、プールの底にヒビが入っていることが発覚し、みんなが集った思い出の市民プールは無期限閉鎖されてしまう。

    三章目には彼女(母)はこれを覚えていて、これは覚えていない。という言葉が羅列される。

    四章目は前頭側頭型認知症の彼女(母)が入る介護施設の話。ルールが細かく決まっていて、頭が痛くなるほどだった。

    最終章に入ると、すっかりと進行してしまった彼女(母)の状態と、たくさんの思い出話について描かれている。その中にはクスッと笑えるものもあった。

    文体が個性的で中々読みづらいが、私もアリスとともに記憶の中を泳ぐような体験をさせてもらった。

  • 第1章が特に面白かったです。舞台が地下のプールって現実の僕は経験したこともないしこれからもないであろう場所を設定しています。
     地下のプールっていう響きが好きです。本文にも書いてあったのですが地上に出ると様々なストレスが自分に襲ってくるが、地下のプールに入って自由に泳げば地上で起きたストレスのことを忘れられる、そのプールには実に様々な境遇の人々がいます。確かにそうだと思い、自分もそこに行きたいなと思いました。
     スイマーたちが悠然と泳ぐ中でプールの底にヒビが入っているのを見つけて、プールを一時閉鎖ざるをえなかったときのスイマーたちの人間模様が切なく・物悲しく描かれていて、なんか読み終わって感じたのが「自由に想像してくれていいですよ」って言われているような気がして、なんか優しく語りかけてくるようで素晴らしい小説でした。

  • 良さがわからなかった。
    短い小説だが、読んでるとすぐ飽きてしまってなかなか読み終わらなかった。
    多分文体の問題だろう。
    短い繰り返しの文章で綴られている。
    前半はまだ良い。
    後半の、あなたは、彼女は、彼女の母親は、あなたの父は、と主語が色々に変化するのが読み辛さを感じた。

  • 装丁が可愛かったので買ってみました。
    プールの中のようにぼんやり読み始めて、ぼんやり読み終わった。
    最初と最後では全然話の方向性が違うし、何回も、いきなり違う世界にビュンって連れてかれた感じになるけど不快感や読みづらい感じはなく、不思議な感覚。
    楽しいとか面白いとかの感想すらもよくわからないけれど、多分また読んじゃうなって感じの物語でした。

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著者プロフィール

1962年、カリフォルニア州パロアルトに生まれる。父は戦後渡米した一世で母は二世。イェール大学で絵画を学び、コロンビア大学大学院で美術学修士号取得。二人の弟は弁護士と政治哲学及び倫理学講師。2002年、大学院在学中に書き始めた本書でデビュー、注目を浴び、アレックス賞、アジア系アメリカ人文学賞を受賞。2004年、グッゲンハイム奨学金を受ける。2011年、二作目の『屋根裏の仏さま』を刊行、PEN/フォークナー賞、フランスのフェミナ賞外国小説賞、ドイツのアルバトロス文学賞ほかを受賞、全米図書賞最終候補となった。

「2018年 『あのころ、天皇は神だった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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