ウィニー・ザ・プー (新潮モダン・クラシックス)

  • 新潮社
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本棚登録 : 148
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105910020

作品紹介・あらすじ

阿川佐和子は翻訳する力も凄い! 石井桃子訳で古くから親しまれてきた、途方もないユーモア、間の抜けた冒険、底なしの食欲、懐かしい風景、ふうわりとした抒情、そして永遠の友情に彩られたあの物語が、清爽で洗練された現代的な日本語でいま蘇える。僕たちが得た、新たな名訳。絵は100%ORANGE!

感想・レビュー・書評

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  • 映画「プーと大人になった僕」を観て読みたくなった。以前、石井桃子さんの訳の本を読んだので、今度は阿川佐和子さんの訳の本。阿川佐和子さんの訳もまた面白いと聞いてたので、石井桃子さんとの違いを探しながら読んでみた。

    これは私が読んで感じた事。
    石井桃子さんの訳は、優しい、柔らかい、ふんわりとしてる感じ。
    阿川佐和子さんの訳は、優しさもあるけどユーモアがあるかな?という感じ。プーが「マジやばい」「すっげー!」と言う場面があるけど、これが私の笑いのツボだった。プーがそういう言葉を言うのか?と思いつつ、そういうプーを見てみたい。プーがイーヨとイーヨのシッポを「強い絆で結ばれた関係なんです」とフクロウに言った時は、なんて可愛くて優しいんだと、ギュッとしたくなった。あとは、フクロウは欲深い気がする。イーヨがネガティブ過ぎる。ウサギはもっと意地悪だった気がするけど、今回はあまりそんな風には思わなかったかな。などなど石井桃子さんの訳の本を読んだ時に思わなかった事が色々あった。やっぱり、訳す人が違えば物語の印象も違ってくるんだなと改めて思った。

    阿川佐和子さんの訳は、現代的な表現だったので読みやすかった。ツッコミを入れたいところがあったりして面白かった。でも、癒されたのは一緒。



  • ちゃんと原作を読んだことがなかったけど、意外とアニメは原作通りなんだな。
    だけど、ルーとピグレットが入れ替わる話は子供の時に、怖い話だと思った記憶がある。

  • バカなくまちん!(笑)
    愛らしい~

  • プーさんを初めてアニメで見たとき、下半身に服を着ていないのと声が低くておじさんみたいなのにショックを受けて、それからずっとプーさんが嫌いだったのですが、原作はそんなことなかったです!プーさんは世界一のクマでした!なんてあほでかわいいんだ。にやにやしっぱなしです。足跡をたどって行く話が一番好きでした。バカなクマちん。クリストファー・ロビンがまっすぐにプーさんのことを愛しているので、とても温かい気持ちになれます。「僕、プーのこと大好きなんだよ。ねぇ、フクロン、わかるでしょ」阿川佐和子さん訳。

  • 連作短編10編
    おなじみクマさん,ウィニー・ザ・プーとクリストファー・ロビンとその仲間達の可愛くてバカバカしく,微笑ましくてぎゅっと抱きしめたいようなお話がいっぱい.素敵な訳です.

  •  プーってホント、全くの子供だ。好きなハチミツは我慢出来ないし、おかしな言葉の間違いをするし、想像でいもしない生き物を作り出したり…そうか、ここにいるのはあの時の自分なんだ。 

  • 垣根なく愛おしい本。プーさんと、クリストファー・ロビンや、その仲間たちがとにかく可愛い。
    子供心に訴えてくる話だけれど、装丁・文体とも大人向けに作られています。

  • 世界一有名なクマ、プーさんが活躍する楽しいファンタジー。幼い少年クリストファー・ロビンが、美しい森を舞台に仲良しの動物たちとゆかいな冒険をくりひろげます。石井桃子訳で古くから親しまれてきた、途方もないユーモア、間の抜けた冒険、底なしの食欲、懐かしい風景、ふうわりとした抒情、そして永遠の友情に彩られたあの物語が、清爽で洗練された現代的な日本語でいま蘇える。

    あの有名な「くまのプーさん」が阿川さん訳と聞けば読まないわけにはいきません。でも実は私、ディズニーのアニメーションばかりで原作はきちんと読んだことが1回あるかないかで。だから石井訳とは何とも比べようがないのですが、言葉遊びの部分もプーのちょっととぼけた描写もクリストファー・ロビンのプーたちへの愛情たっぷりな言葉も、とても上手く訳されているように感じました。子供が楽しく読めると思う。惜しむらくは100%ORANGEさんもいいけど、でもやっぱりシェパードさんの絵が一番好き。あと名前はちょっと違和感あった。ピグレットでしっくりきちゃう。

  • おバカなくまちん。

    はじめはちょっと抵抗あったけど、慣れてしまうともうその響きの愛らしさにきゅうっとなって心を鷲掴み(笑)
    阿川さんの訳が初めてのプーとなった私にとって、石井桃子さんの名訳に囚われずに読むことができたのだけど、石井さんのプーもいつか読んでみたい。

  •  現代の言葉で、読みやすいと言えば読みやすい…! のだけれども。。。プーさんが「マジやばい!」と言ったり「○○じゃーん」という言葉遣いだったり…そういうところがちょっと受け入れられません。
     でも100%ORANGEの挿絵や、装丁がとってもプリティーなので、目の保養にはGOOD!

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