アングロサクソンと日本人 (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 41
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106003233

作品紹介・あらすじ

イギリス人はドイツ人であり、木の家に住み、先祖神をまつり、神木をあがめ、死んでも生まれかわって子孫に出てくると信じている-と言ったら阿呆と言われるだろう。しかし日本に仏教が渡来する頃までのイギリス人はそんなものだったと知った時の驚きは、30年後の今も続いている。ではどうして今ではお互にこんなに違ってしまったのだろう。そんな疑問に対して私なりに答えを出してみたいと思った。

感想・レビュー・書評

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  • アングロサクソンの民族的な背景、歴史、言語についてもわかりやすい説明しており、渡辺昇一のやわらかい物書きである。

    アングロサクソンは、理性よりも、常識を育む文化に産まれて生きていると思う。

  • イギリス人は元々ドイツ人だった。
    イギリス(少しアメリカも)の文化史と英語史、更に日本との比較文化。
    意外と日本とイギリスには似ている点もあった。
    英語史的観点から、
    イギリスの王族がフランス語しか話さなくなり、
    ドイツや周辺国から英語の話せない王様が即位して、
    そんな逆境を乗り越えて国際語としての地位を獲得する英語の背景も説明されている。

  •  この本は西洋と日本の違いを語っている。違いといえばそれまでだが、これが侮れない。この本一冊だけで宗教、言語、民族性などが勉強できる。そして勉強になるし、面白い。書かれている内容もさほど難しくないから、本を読むのがあまり得意で無い人にもお勧めできるだろう。
     この著書の初版は昭和六十二年六月二十五日。かなりまえに発売されているが、私には新鮮な内容だった。巻末のカバーに若き日の渡部昇一氏の顔写真が載っている。そして当時の渡部昇一は、専攻が英語学、言語学となっている。私の知っている渡部昇一氏というのは歴史家であったから、渡部昇一氏の別の一面を見た。しかし、渡部昇一ワールドとでもいうか、あの明快でかつ人を惹きつける文章は今と変わりがない。
     読んでみて損はない一冊といえる。

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プロフィール

昭和5(1930)年10月15日、山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。独・ミュンスター大学、英・オックスフォード大学留学。Dr.phil.(1958), Dr.phil.h.c.(1994)。上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。その間、フルブライト教授としてアメリカの4州6大学で講義。専門の英語学のみならず幅広い評論活動を展開する。昭和51年第24回エッセイストクラブ賞受賞。昭和60年第1回正論大賞受賞。平成29(2017)年4月17日逝去。享年86。

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