書に通ず (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社
3.56
  • (3)
  • (4)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106005695

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 170507 中央図書館
    特に、専門家向けというわけでなく、書の歴史的変化と、一画一画の重みというやつに、それだけ精魂を込めるものだなあ、という驚きについての学びが中心。

  • 書道というカタにはまったものをすすめるというより
    文字に対する美意識とか、簡単にいうと筆をもつことからはじめなきゃなぁって初心をくすぐられる一冊です。

  • 高校のころに読んだ本。当時は小学校の延長で書道をとっていた。
    臨書って面白いよね。時間があればなんとかもう一度再開したい。
    筆触をキーワードに音楽理論のように書道の楽しみ方を理論化する石川氏の議論は、ちょっと世間ずれした高校生には、タバコか酒のように魅力があった。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

書家。京都精華大学客員教授。1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。1990年『書の終焉 近代書史論』(同朋舎出版)でサントリー学芸賞、2004年『日本書史』(名古屋大学出版会)で毎日出版文化賞、同年日本文化デザイン賞、2009年『近代書史』で大佛次郎賞を受賞。2017年東京上野の森美術館にて『書だ!石川九楊展』を開催。『石川九楊著作集』全十二巻(ミネルヴァ書房)、『石川九楊自伝図録 わが書を語る』のほか、主な著書に『中國書史』(京都大学学術出版会)、『二重言語国家・日本』(中公文庫)、『日本語とはどういう言語か』(講談社学術文庫)、『説き語り 日本書史』(新潮選書)、『説き語り 中国書史』(新潮選書)、『書く 言葉・文字・書』(中公新書)、『筆蝕の構造』(ちくま学芸文庫)、『九楊先生の文字学入門』(左右社)、『河東碧梧桐 表現の永続革命』(文藝春秋)、編著書に『書の宇宙』全二十四冊(二玄社)、『蒼海 副島種臣書』(二玄社)、『書家』(新書館)、作品集に『自選自註 石川九楊作品集』(新潮社)、『石川九楊源氏物語書巻五十五帖』(求龍堂)などがある。

「2022年 『石川九楊作品集 俳句の臨界 河東碧梧桐一〇九句選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石川九楊の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×