モロ- (新潮美術文庫 35)

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  • Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106014352

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  • 竹本忠雄氏の解説がすばらしい。私なら、14 サロメ(エチュード) を、本のカバーに、それか、15
    ヘロデ王のまえで踊るサロメ、または「いれずみのサロメ」  を選びます。

    この本のカバーは、 エウローぺーの略奪-部分-  制作年不詳 紙 水彩 27x19cm パリ  モロー美術館蔵   、であります。

  • "私は自分の目に見えない物しか信じない。自分の内的感情以外に、私にとって永遠かつ確実に思われるものはない"
     -ギュスターヴ・モロー

    9 ソドムの天使たち
    18 スカイア門のヘレネー
    がとてもお気に入りです。サロメの絵が有名ですが、終末を乗り越えたその先にある未来が、白と白っぽい空の色から見えてくる。ごてごてした背徳的な絵も魅力的かもしれないけれど、この空白が美しいんです。

  • モローを知った本
    在庫期間が長かったのか少し薄汚れていたのを何気に手に取ってパラパラ捲り何か惹かれて購入。国立西洋美術館のモロー展より5年は前と思う。

    象徴派を初めて知った。
    作品説明や画家の背景解説も小さな本なのに充実している。このサイズのお手軽感は該当画家を知らない初心者にも丁度良いと思う。好きならば他の本へと裾野を拡げればいい。

    当時はモロー単独の美術本も少なく国内版には無い作品探しで仏語版洋書を購入したりもした。モロー本が増えてくるのは90年代後半からと記憶する。

    ちなみに私は今でもこの本が一番好きだ。

  • トレンドに逆らうように内面に沈滞する。

  • 「サロメ」と「出現」が掲載されていたから購入したが、解説は仰々しくて比喩が多く分かりづらい。画集と呼べる大きさではないので、モローの代表作を確認するという程度の代物。
    箇条書きの年表が書いてあるので、モローの人生に対して第三者の解説が不要な人にはそれで十分。

  • (1975.06.07読了)(1975.05.25購入)

    ☆関連図書(既読)
    「フェルメール」黒江光彦著、新潮美術文庫、1975.04.25

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著者プロフィール

竹本忠雄(TAKEMOTO Tadao 1932 ~)
文芸評論家。東西文化交流を主軸に多年、日仏両国語で創造的活動に従事。特にA・マルローと霊性的日本との契り、皇后美智子さまの御歌の仏訳紹介で深層の相互理解に資した。
代表作『マルローとの対話』、『皇后宮美智子さま 祈りの御歌』、『パリ憂国忌』、『ノストラダムス・コード』、詩集『CONCERTO』のほか、自伝的文学作品『未知よりの薔薇』全八巻を令和三年に刊行した。かたわら、目に余る外地の反日メディアに対して、日本文化防衛戦を提唱し、単身、第一線で活躍した。

「2022年 『千曲川のほとりにて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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