運慶仏像彫刻の革命 (とんぼの本)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106020544

作品紹介・あらすじ

南都炎上、世は末法-平安から鎌倉へ、あらゆる価値観が崩壊し、新しく生まれようという時、日本彫刻界に一大革命をもたらした天才・運慶。人生の節目節目で重なる不思議な縁をもつ著者が同じ仏師の立場から人間・運慶を縦横に語る。慶運はどんな家に生まれ、どんな環境で育ったのか?そのデビュー作は?代表作として名高い東大寺南大門仁王像が発する"気"とは?晩年に到達した理想の世界とは?国宝一家・運慶一派(慶派)の革新の技とは、何だったのか。

感想・レビュー・書評

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  • 東大寺南大門仁王像を作った運慶。
    仁王像の解体写真が嬉しい。
    仏像を修復するための情報があるといいかも。

  • 運慶の見方。「仏像の見方」よりだいぶおもしろい。

  •  信仰心を身近なものにするために求めた写実性。

     玉眼を入れた、潤む眼差しの人間よりも人間らしい表情(偽りのない感じというか。)


     仏像、美しい。

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著者プロフィール

大阪生まれ。1940年東京美術学校彫刻科卒業。美術院国宝修理所長、東京芸術大学教授、吹田市博物館長、天台宗愛宕念仏寺住職等を歴任。1941年から三十三間堂の十一面千手観音の千体像をはじめとして、全国各地の国宝、重要文化財1300体の仏像修復にたずさわる。1952年37歳で得度、1955年愛宕寺の住職となる。1983年母校の東京芸術大学教授を退官。社会人を対象にした仏像彫刻を造る講座の指導を始めるなど、仏教を通しての宗教活動を積極的に行う。1983年仏教伝道文化賞、1986年天台座主山田恵諦猊下から「天台大仏師法印」号を授与される。著書:『仏の世界観』『やさしい仏像の見方』、『ほとけの顔』、『仏像の再発見』、『祈りの造形』など他多数。

「2019年 『ほとけの姿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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