星新一空想工房へようこそ (とんぼの本)

著者 :
  • 新潮社
3.53
  • (6)
  • (11)
  • (19)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 129
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021640

作品紹介・あらすじ

没後10年、「ボッコちゃん」から50年…時を経て、なお色褐せない星作品。その膨大な数のショートショートが生まれた舞台裏を訪ね、作家の遺品が残る自宅や暮らした街、思い出の場所へ。愛娘・星マリナ、愛弟子・新井素子、江坂遊らの追想もまじえ、Mr.ショートショートの素顔に迫る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 星さんの生い立ちから晩年までの制作やプライベート、
    いろんな作家さんとの交友などもたくさんの写真、
    ショートショートの下書き原稿、無数のプロットなど
    ファンにはたまらない資料の数々が詰まったうれしすぎる本。

    幼い頃の星さんの絵日記や作文まで収められていたり、
    別荘でのタモリさんとの交流のお話も!
    大好きなお二人が繋がってたなんて、想像しただけでもうれしい。
    文壇関係者が溢れる地下の小さなお店で出会った
    著名人の方々に書いてもらったコースター裏のサインの数々も
    今は亡き巨匠の方もいっしゃって1つ1つ発見するたびにドキドキする。

    星さんとの交流の深い江坂遊さんや新井素子さんとの
    思い出から見えてくる星さんの姿や、江坂さんが星さんから
    受け継がれた蔵書から辿る名作の数々の話もすごく面白かった。

    ショートショートを1001編。
    すごすぎる偉業に改めて感嘆。
    巻末に収録された年表を追いながら、作品の1つ1つを
    これからじっくり追いかける楽しみにわくわくした。

  • 父としての星新一さんの姿はとても貴重だった。
    「筆者の気持ちを答えなさい」という問いに怒ったという話は好きだったなぁ。確かに、小説なんてどう捉えようが正解なんて人それぞれだし、そもそも娯楽なんだからそれでいいじゃんと思う。正解を作ってしまうから、読書を勉強と捉えて苦手意識を持つ人が増えてしまうのかもなぁ。私も昔はそうだった気がするし。
    星新一さんの1001話への挑戦は本当に凄いし、人生をかけたものだったんだなぁとあらためて尊敬したし、私もなにか人生をかけた挑戦をしたいと思った。書けそうと思ってしまうのに、やっぱり書けない星新一のショートショート。これからも、楽しんで読もうと思う。

  • 星新一の編みだす世界には、どのような生い立ちや環境があったのか知ることができた。製薬会社の息子だったというのは驚き。

  • 子供の頃大好きだった星新一。

    また読みたくなる。

  • 星新一、全巻揃えてぇ〜
    とりあえず『ボッコちゃん』読み返すか。

  • 図版で追う星新一、彼の遺伝子を受け継ぐ者のエッセイ。迂闊にも本書の存在を知らなかったが、ファンなら必読と言って良い。

  • 星新一ワールドに浸れる。

  • 012031.

    豊富な図版、貴重な写真類、星新一に見出された作家や実の娘が作家の思い出を語る。

  • 『星新一〜一〇〇一話を作った人』のとっつきやすい版 のような感じで飛びついてしまいました!上記を先に読んでいたからか分かりやすくてとてもよかったもちょっと写真が多かったらな〜と思いもしたけど おおむね満足♪

  •  うーん、実は『星新一 一〇〇一話をつくった人』最相葉月、を一年以上前に買ったまま、未だ読み終われないでいる。400Pageに近い大書である事と、「買った」ということが原因です(苦しい言い訳) そしてこの『星新一 空想工房へようこそ』をTosyokanで見つけて先に読んでいる。カラー写真など豊富で読みやすい。 この本の刊行は『一〇〇一話をつくった人』より半年ほど後。そして監修として最相葉月の名前がある。当然作中で『一〇〇一話…』のことも幾度か紹介されているが…。 星新一ファンのみなさんは、是非この『空想工房・・』も読んでください。実に興味深いエピソードがいくつもある。 1001話を達成したときに記念に作って「星コン」という後援会メンバーに配った「たばこ」の名前がセブン・スターではなくて「○○・スター」:写真あり 小学3年の時に書いた作文が写真で紹介されている。短い文章であるが、小学生なのに状況の描写だけに徹していて、教師が「それでどう感じたのですか」という朱記を入れているのが特徴で、後の作品に通じるものがあるのでは、と記されている。同感。 星作品の凄いところは、本を読むのが嫌いな人でも「星新一の本は面白い」と言う事。 今まで本(教科書その他は除いて)を5冊しか読んだことの無い人が 「そのうちの3冊は星新一の本だよ」と言った、というエピソードが次女 星マリナの寄せたエッセイにある。 もしかするとこの本は『一〇〇一話…』のダイジャスト版なのでないか、とふと思えてしまう。それなら都合が良い。わたしは文庫本などは必ず先に巻末の「解説」から読むくせがあって、先に解説版が読めるなら好都合なのだ。  これでやっと『一〇〇一話を作った人』の方を読みすすめる確かなキッカケがつかめた様な気がする。良かった。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1963年、東京生まれの神戸育ち。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、スポーツ、精神医療、信仰などをテーマに執筆活動を展開。著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)、『星新一 一〇〇一話をつくった人』(大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞ほか)、『青いバラ』『セラピスト』『れるられる』『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』『証し 日本のキリスト者』『中井久夫 人と仕事』ほか、エッセイ集に『なんといふ空』『最相葉月のさいとび』『最相葉月 仕事の手帳』など多数。ミシマ社では『辛口サイショーの人生案内』『辛口サイショーの人生案内DX』『未来への周遊券』(瀬名秀明との共著)『胎児のはなし』(増﨑英明との共著)を刊行。

「2024年 『母の最終講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

最相葉月の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×