私の青春文学紀行 (とんぼの本)

  • 新潮社 (2008年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784106021749

感想・レビュー・書評

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  • 松本氏が読んだ16の「青春文学」の地をめぐり、小説世界の紹介をしたもの。

    冒頭が「赤毛のアン」 他の松本氏の赤毛のアン紀行本はよんでいるので、かんたんなおさらい的な文章だが、氏の精選した写真が載っている。

    ほかには「はるかなるわがラスカル」がおもしろかった。これはTVアニメで見ていたが、作者スターリング・ノースの自伝的小説で、あらいぐまラスカルと暮らした1年間の出来事だということ。場所はウィスコンシン州エッジャートン。またノース自身はラスカルと別れた12歳ののち数年後ポリオにかかりいくらか体が不自由になった。なので単に少年時代の思い出のほかに、元気だったころの自分への哀惜が込められていると知った。改めて原作を読んでみたくなった。

    他には「あしながおじさん」「トム・ソーヤの冒険」「風と共に去りぬ」「若草物語」「故郷」(魯迅)、「月と六ペンス」「若きウェルテルの悩み/野ばら」「ハイジ」「車輪の下」「わたしが子供だったころ」(ケストナー)、「アンネの日記」「サウンド・オブ・ミュージック」「ヴェニスの商人」「蛍の光」(ロバート・バーンズの詩)


    読売新聞・西部本社版夕刊2006.1.4-12.27に連載「世界名作紀行」の一部に加筆訂正、写真を大幅に追加したもの。

    2008.7.25発行 図書館

  • 名作の舞台を歩く。翻訳家が昔読んだ名作ゆかりの地を実際に訪ねた紀行。簡潔ながら要を得た書評にも注目。

    赤毛のアン、あしながおじさん、ラスカル、トム・ソーヤーの冒険、風と共に去りぬ、若草物語、ハイジなど。

    主に写真だが文章も素晴らしい。最近、筆者や鴻巣友季子さんなど翻訳家の方が表に出る機会が多い。さすがに語句選びを正業にしているだけあって文章が実に良く味がある。

    本書に登場する作品。それぞれ筆者の思い入れが深いのが本書から伝わる。

    それぞれの土地いつか訪れてみたくなる。

  • 写真たくさんで楽しめる。有名作品ちなんでの文学館、資料館、執筆当時の再建とかって世界共通なのかな。戦火で焼失してないことはなんにしろ喜ばしい。もう少し文章量が欲しかった。

  • 松本侑子 著「私の青春文学紀行」、2008.7発行、とんぼの本、写真集です。日本文学の紀行と期待してたのですが、生憎、外国文学の紀行でした。「風と共に去りぬ」(アトランタ)、「ハイジ」(スイス)、「アンネの日記」(アムステルダム)などは比較的馴染みがありますが、読んでない本、行ったことがないところはパラパラッと頁をめくる感じになりました。

  • やはり彼女は、幼き頃、若き頃からこうした海外文学と盛んに接してきたわけだ。そして、その文学ゆかりの地を訪ねてまわるとは、なんと豊かな旅だろう。どこもかしこも美しい。

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著者プロフィール

島根県出雲市生まれ、筑波大学卒。『巨食症の明けない夜明け』(集英社)ですばる文学賞、評伝小説『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』(光文社文庫)で新田次郎文学賞。著作はイタリア、中国、韓国で翻訳出版される。『赤毛のアン』シリーズ(文春文庫)の日本初の全文訳を手がけ、作中の英米詩、シェイクスピア劇、聖書など数百項目を訳註で解説。金子みすゞの弟で脚本家の上山雅輔の日記と回想録を読解して小説『みすゞと雅輔』(新潮文庫)を発表。著書に幕末小説『島燃ゆ 隠岐騒動』(光文社文庫)、『英語で楽しむ赤毛のアン』(ジャパンタイムズ)など。趣味は編み物、洋裁、「すてきにハンドメイド」鑑賞。

「2021年 『金子みすゞ詩集 2022年1月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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