パリ中世の美と出会う旅 (とんぼの本)

著者 :
制作 : 芸術新潮編集部 
  • 新潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106021794

作品紹介・あらすじ

ノートル=ダム大聖堂やサント=シャペルの意外な見どころ、パリに三つほどしか遺っていないロマネスクの教会、ルーヴルのしずかな一室、シャトルやサンリスといった近郊の街の楽しみ方…。パリとその近郊にあるロマネスクやゴシックの美を求め、旅する5日間。歩き方ガイド&詳細地図付き。

感想・レビュー・書評

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  • 本書にもある通り、パリは案外に新しい街で、オスマンの大改造の結果、今のパリができあがった。つまり、そのほとんどは19世紀後半のものなのだ。しかし、そうした中にも中世の建造物が数は少ないものの残ってはいる。本書は、パリ及びその周辺に残る中世美術(建築物)の案内書だ。表紙のサン・ジェルマン・デ・プレなんかは、すっかり現代のパリに溶け込んで入るのだけれど。

  • 2013/08/21完讀

    當初買的時候並沒有想太多,但這本書超乎我的期待值。巴黎和其周邊是歌德樣式藝術的主要發源地,因此旅行中也對歌德式教堂建築印象深刻,但對於中世的其他建築(城堡除外)和美術倒是沒有特別強烈的興趣。但這本書介紹的中世的面影實在很不錯,編輯部寫得文章就平凡,但木俣寫的部分就可以感覺字字珠璣,篇篇都讓我覺得很有趣。例如,他對シャルトル大聖堂的彩繪玻璃的解釋和說明,我覺得實在太太太有趣了(關於葡萄酒和基督教的連結)。他是研究我最熱愛的シャルトル大聖堂的的專家。不過,上網一看他關於シャルトル大聖堂彩繪玻璃的書,居然要日本快四萬元,而且已經絕版了,有些失望,不過接下來要去把那幾本他寫的書買回來。他對於美術歷史的說明,也是簡要明瞭,深入淺出。他提到的國立中世美術館,有機會也想去看看!

  • パリというと、ついつい近代以降のモダンな部分に目を向けてしまいます。でも、この本を読んで、中世の名残がまだまだ残っていることを知りました。ノートルダム大聖堂やサントシャペル、コンシェリジェリーだけではないのですね。
    現代のパリの市街地に中世の城壁を重ねた地図を見ると、この付近ならそういうものが残っているのか、と納得です。
    この本を手に、パリで中世の面影を訪ねる旅がしてみたくなりました。特に気になったのは、国立中世美術館クリュニー館です。

  • [ 内容 ]
    ノートル=ダム大聖堂やサント=シャペルの意外な見どころ、パリに三つほどしか遺っていないロマネスクの教会、ルーヴルのしずかな一室、シャトルやサンリスといった近郊の街の楽しみ方…。
    パリとその近郊にあるロマネスクやゴシックの美を求め、旅する5日間。
    歩き方ガイド&詳細地図付き。

    [ 目次 ]
    1 シテ島ぶらぶら(書割の美学 ノートル=ダム大聖堂;夜明けの聖遺物箱 サント=シャペル)
    2 しずかなルーヴルと街角のロマネスク(魚、マリア、涙 ルーヴル美術館;左岸の古寺もうで サン=ジェルマン=デ=プレ聖堂)
    3 シャトルへ(パン屋とワインとおさげ髪 シャルトル大聖堂)
    4 クリュニーの至宝と壁さがし(クリュニー館の中世の秋 国立中世美術館)
    5 聖王ルイが愛した小さな町(廃墟のほとり ロワイヨーモン修道院;樫の木とカテドラル サンリス)

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ノートル・ダム大聖堂やサント・シャぺル、中世美術館(旧クリュニー美術館)などなど、パリの中に残る「中世」の建築物や芸術品が載っているガイドブック。
    途中途中に入っているコラムも興味深かったですが、
    写真も多くて綺麗で眺めているだけでも楽しめます。何度も見ちゃう。
    パリじゃないけど、シャルトルの大聖堂に行ってみたいな~。(*´艸`)

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著者プロフィール

1957年 浜松市に生まれる
1980年 名古屋大学文学部卒業
1982年 名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程(哲学専攻美学美術史専門)修了
1987年 パリ第1大学博士課程(中世考古学専攻)にて博士号取得
名古屋大学文学部助手、助教授などを経て
現 在 名古屋大学大学院人文学研究科教授、博士(文学)
著 書 『シャルトル大聖堂のステンドグラス』(中央公論美術出版、2003年)
 『ゴシックの視覚宇宙』(名古屋大学出版会、2013年)
 『芸術のトポス』(共著、岩波書店、2009年)
 『ロマネスクとゴシックの宇宙』(共著、中央公論新社、2017年)
 『古典主義再考I・II』(共編著、中央公論美術出版、2021年)他

「2022年 『ゴシック新論 排除されたものの考古学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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