三島由紀夫の愛した美術 (とんぼの本)

  • 新潮社
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本棚登録 : 86
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022111

作品紹介・あらすじ

欧米紀行『アポロの杯』ほか数々のエッセー・評論で言及された絢爛たる美術作品の数々を一挙収録!ヴィジュアルで味わう三島の美学。

感想・レビュー・書評

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  •  読後、わが本棚から芸術新潮1995年12月号「特集/三島由紀夫の耽美世界」を引っ張り出す。ありました。本書で紹介された名画や彫刻が、大きめの図版で掲載され、なおかつ、引用されたエッセイその他もほぼ再録されている。

  • 後半ほとんど聖セバスティアヌスの写真と解説になってワロタ

  • 三島や澁澤は出せば売れる分野だから、いつものように食い物にした本かと思いきや、とてもしっかりした内容で、この編者たちに感謝。
    特にセバスチャンの様々なヴァージョンを、三島の好みという視点から概観できたのは大きな収穫。
    個人的にはラ・トゥールのセバスチャンが眼を引いた。

  • 三島由紀夫という人物と、西洋美術を一度に学べた気がする。

  • 三島由紀夫の美術、気になります。

  • 三島はやはりギリシャやローマの猛々しい彫刻、芸術に大きな影響を受けていたのがわかる。
    写真も非常によい。
    三島文学と彼の個性がわかる。
    昭和30年代に世界中を旅行していたのだから、相当に金持ちだったんだろうな。

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著者プロフィール

宮下 規久朗(みやした・きくろう):美術史家、神戸大学大学院人文学研究科教授。1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒、同大学院修了。『カラヴァッジョーー聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞など受賞。他の著書に、『バロック美術の成立』(山川出版社)、『食べる西洋美術史』、『ウォーホルの芸術』、『美術の力』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『モチーフで読む美術史』『しぐさで読む美術史』(以上、ちくま文庫)、『ヴェネツィア』(岩波新書)、『闇の美術史』、『聖と俗 分断と架橋の美術史』(以上、岩波書店)、『そのとき、西洋では』(小学館)、『一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》』(ちくまプリマー新書)、『聖母の美術全史』(ちくま新書)、『バロック美術――西欧文化の爛熟』(中公新書)など多数。

「2024年 『日本の裸体芸術 刺青からヌードへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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