レオナルド・ダ・ヴィンチ―人体解剖図を読み解く (とんぼの本)

著者 :
  • 新潮社
3.86
  • (1)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 45
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022432

作品紹介・あらすじ

「レオナルドの偉大さ、思考の特質は『解剖手稿』を見なければわからない」養老孟司。自然科学、航空力学、軍事学……あらゆる分野で功績を残した「万能のひと」。彼が絵画に劣らず、生涯を通じてもっとも熱心に追究しつづけたのが、解剖学だった。頭蓋骨、神経、血液循環、はては性交の仕組みに至るまでを考察し、画家ならではの精緻な素描を添えた「解剖手稿」を徹底解読。簡潔明瞭な解説で初心者も楽しめる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 借りたもの。
    レオナルド手稿の、人体解剖図に焦点を当てた一冊。
    2018年上野・国立科学博物館で行われた特別展『人体 神秘への挑戦』( http://jintai2018.jp )で展示されていた《『解剖手稿』より頭部断面、脳と眼の結びつき部分》についての解説を読みたくて、読了。

    手稿全てが実体験の人体解剖を写実的に描写したものではなく、古代・中世・ルネサンス期までに唱えられた説に基づいた創造の解剖図なども混じっていることを指摘。
    実際、《頭部断面、脳と眼の結びつき部分》は、脳の部分が空白で、薄っすらと変な3室が描かれていた。これはアヴィセンナ『人体内蔵図』やガレノス(古代!)を基にしていて、実際の解剖図では無かったかめらしい。
    寧ろ、解剖の機会を得る前のイメージトレーニング的なもののようだ。

    また、これら手稿はレオナルド個人の(作画のための)研究目的ではなく、解剖学知識をまとめ公刊したいと望んでいた可能性を指摘。その恩恵は〈人類〉へと向けられていたと……!

    今でこそMRIやCTによって、生体内部を理解できるが、当時はそうはいかない。胎児は子宮内では肺呼吸しない等、所々合っている点があることに、レオナルドの鋭い観察眼が見て取れる。

    時々ツッコミを入れる著者の文体は、今ドキ風で面白い。同時に、レオナルド手稿における先進性やちょっとした間違いを発見してドキドキ・ワクワクしていることが分かる。

  • あくなき探究心。
    そして、想像と実行。
    驚きの連続。

  • ダヴィンチの描いた解剖図(想像図)をカラー写真で多数掲載しながら、ダヴィンチの思考や現代医学との差について解説した1冊。眺めているだけでも感嘆モノで、改めてダヴィンチの凄さと「オタク」さを感じる。

  • レオナルド・ダ・ヴィンチはを支えていたのは、その好奇心なのかも。。。

    新潮社のPR
    「40年にわたり解剖学に挑みつづけた「万能の人」。頭蓋骨、脳、神経、はては性交の仕組みに至る「人体の謎」を考察した手稿を解読!」

全4件中 1 - 4件を表示

前橋重二の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
クリス・アンダー...
トレヴァー・ノー...
リチャード バッ...
ジャレド・ダイア...
最相 葉月
ヴィクトール・E...
有効な右矢印 無効な右矢印

レオナルド・ダ・ヴィンチ―人体解剖図を読み解く (とんぼの本)を本棚に登録しているひと

ツイートする