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Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ) / ISBN・EAN: 9784106022548
作品紹介・あらすじ
不気味、だけどクセになる。あの名作の原画も初公開! 1960〜70年代、マンガの常識を打ち破った「ねじ式」など4作を、描かれたままの姿=原画で堪能。全国を旅して撮った写真からは、失われた侘しい日本がにじみでる。〝いま〞を語る4時間ロング・インタヴューも充実のデビュー60周年記念保存版! 「この本は買っても買わなくても後悔するでしょう」(つげ義春)
感想・レビュー・書評
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Wikipediaによれば、つげ義春は1937年10月生まれなので、今年で84才。随筆や旅行記めいたものも書いているが、基本は漫画家。ただし、1987年以降、新しい漫画は発表していない。本書は、つげ義春に関するムックと考えれば良いが、発行は2014年。最後に新作の漫画を発表してから、実に27年後のことである。新しい作品を書いていないにも関わらず、コアなファンが多く、今でも、ちくま文庫、新潮文庫、小学館文庫などで、多くの作品を読むことが出来るし、このようにムックも発行される。
私は、つげ義春のものは、漫画も随筆も結構読んでいるが、好きなのは随筆と、「絵」だ。キャリア後期の漫画のストーリーは嫌いではないが、つげ義春は、何と言っても「絵」が素晴らしいと思う。特に、これでもかというぐらいに書き込まれた、暗く鄙びた光景を描いたものは、見飽きない。
本書には、つげ義春のインタビューなども掲載されていて、ファンであれば、読んで損はない本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(何か本が読みたいなぁ…。)
と、本棚の前での黙考後、
結局選択するのはつげさん、の本である事が多い。
ねじ式、
一体何百遍、読み返した事だろう?
あの、
始まりも終わりもない
永遠の忘れ物、のごとき不思議な世界。
何故か
今見ていた夢を人に悟られたくはないよな
ヘンテコな意識から
つげさん作品についての解説的なものは読みたくないな、と避けてきた。
でも、読んで見たら面白かった。
皆、好きすぎてとまらない<語り>が
どこもどこもツボをついていて。
「貧困旅行記」も良かったなぁ~
ボロ旅館を好み、山奥での隠棲を夢想しながら…
って、
古びた温泉の写真を眺めていたら
父親の故郷が出てきた。
同じような写真が実家のアルバムにあった事思い出し、
胸がつーん、となった。 -
この独特の世界観は唯一無二か。このような作品はたくさん描ける種類ではないのだろう。
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やっぱり いいなぁ
つげ義春さん
漫画そのものは むろんのこと
つげ漫画の評論も いいなぁ
つけ漫画にまつろう いろいろも また楽し
「ねじ式」「赤い花」の原画をこうして
みられるのは
もう たまらなく 素敵ですね
こりゃ 完全に
つげ義春おたく ですね -
『芸術新潮』(2014年1月号)のつげ特集を一部増補し、再編集したムックである。
『芸術新潮』の特集は、「紅い花」「外のふくらみ」の原画全ページがそのまま印刷され、掲載されたことが話題をまいた。つまり、ホワイトの跡、ネームの写植を貼った跡、青エンピツによる網掛けの指定、セロテープの跡、細かいシミなどをそのまま見ることができ、生原稿を手にとって見るような臨場感をもって名作を味わうことができるのだ。
このムックはその2作のほか、「ねじ式」「ゲンセンカン主人」の原画全ページも収録。ほかに、「無能の人」「李さん一家」「海辺の叙景」も、一部のページが原画で掲載されている。
『芸術新潮』のほうがより原画に近い大きなサイズであるわけだが、私はこちらのムックのほうが保存版にふさわしいと思う。
つげが旅先で撮影した写真を中心に、1966~76年の「旅人時代」(つげが頻繁に旅していた時代)を振り返った「旅で撮る 旅を描く」というコーナーがあるのだが、写真の量は『芸術新潮』の3倍になるなど、ボリュームアップしている。
美術史家・山下裕二(明治学院大学教授)によるつげへの4時間ロング・インタビュー、つげの大ファンだというマンガ家・東村アキコへのインタビューなども再録。
山下は本書の編著者であり、ほかにも「初めての人のためのつげ義春Q&A」というコーナーに登場している。いずれも、つげへのリスペクトに満ちたいい内容だ。
また、東村へのインタビューは、徹底した「つげマニア」ぶりが笑いを誘い、これまた面白い。
総じて、つげ義春ファン必読・必携という感じの本に仕上がっている。 -
始めてつげさんの作品を読ませていただいたのですが幻想的な世界観がとても不思議な作品でした。つげさんの作品を読むことのできる家の高校の図書館が誇らしいです
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つげ義春自身の手になる略年譜が面白かった。奥様が亡くなった後の奥様への思いなど。
ガロ作品を網羅した「つげ義春作品集 ねじ式」の年譜とはまた少し違う。
つげ義春自身が撮影した旅の写真が多数。1991年までの手描きの旅マップも貴重な資料。几帳面!
原画漫画は「つげ義春 名作原画とフランス紀行」とかぶらないようになっている。
当時の息子さんの状態にも少し触れておられるが、最近の「つげ義春 名作原画とフランス紀行」のしっかりものの息子さんと結びつかない。これも創作だったのだろうか!? -
なぜか避けていた、つげ義春インタビューや批評。もっと感覚的に描く人と思い込んでいたので、ロングインタビューが本当に面白かった。
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本人インタビューに加えて原画で読める作品があり、安価にして贅沢な良書。ファンなら必携。
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読みやすさ ★★★★
面白さ ★★★★
ためになった度 ★★
つげさんの代表作を原画で読めるのが良かった。あと、つげさん自身の言葉で自分の半生を解説するところもおもしろかった。 -
当時は画期的だったのかな
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ねじ式の一部分が他の漫画に使われていたので、興味が出たので、つげ義春で検索してポチり。
インタビューや他者からの紹介の文章が多く、つげ義春の漫画を沢山読んでから、読めばよかったな。
漫画だけの書籍を買いたいと思う。 -
ただただ安らぐのです。
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「芸術新潮」2014年1月号に掲載されたつげ義春特集を増補・再編集して1冊にまとめたもの。サイズが芸術新潮より小さいので、初掲載時に比べてちょっと迫力に欠けるが、不朽の名作「ねじ式」や「紅い花」の原画を掲載していたり、つげ義春の4時間にわたるロングインタビューが載っているのは貴重。東村アキコがつげの大ファンだったとは知りませんでした。彼女のマンガの中につげマンガへのオマージュが埋め込まれていたことを知って、ちょっと興奮。東村先生以外にも各世代のつげファンのマンガ家インタビューが載っていたら、もっと良い本になったと思う。
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ブログに掲載しました。
http://boketen.seesaa.net/article/412484518.html
代表的なつげ作品4本(「ねじ式」「外のふくらみ」「紅い花」「ゲンセンカン主人」)の原画が収録されている。『ガロ』になつかしさを感じる世代にとっては、たまらない本だ。
美術史家の山下裕二(明治学院大教授)が、つげに4時間のインタビューをおこなっている。
「どんな芸術でも意味を排除するのが目標だと思っている」「(シュルレアリスムは)現実の無意味性を徹底的に凝視し、それを直截に表現する」
夢のもっている強烈なリアリティこそリアリズムそのものだ、夢の中では修業しなくとも無我になれる、その「無我夢中」を作品にした…。
道元やらキリストやら、縦横無尽に引用して語りまくる。なんだか、山下教授がうけとめかねてチグハグな会話になるところまで含めて、とてもおもしろい。 -
つげ義春の本を読みたくなった。独特の世界観は、さすが。昔の峐湯の写真が懐かしい。
著者プロフィール
つげ義春の作品
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