原田マハのポスト印象派物語 (とんぼの本)

  • 新潮社 (2025年3月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (120ページ) / ISBN・EAN: 9784106023095

作品紹介・あらすじ

ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ――。ポスト印象派の画家たちの感動の物語! アート小説の名手が綴った5編の短編連作。「誰も見たことがないようなとてつもなく新しい絵」を描く! 画家たちの苦闘と交流に思わず胸が熱くなる。『原田マハの印象派物語』待望の続編が完成。ゴッホ最期の地や、画家たちが訪ねたブルターニュ等ゆかりの場所を巡るフランス紀行に、三浦篤による「ポスト印象派」解説も。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

ポスト印象派の画家たちの物語を通じて、アートの魅力を再発見できる一冊です。著者は、時空を越えてゴッホやゴーギャン、セザンヌなどの著名な画家たちと出会い、彼らの運命や創作の背景に触れます。作品には数多く...

感想・レビュー・書評

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  • マハさんの新刊だと思い図書館に予約を入れましたが、私が期待していたようなエンタメ的要素はほとんどなくどちらかというと学術的な図録のような本でした。
    画家たちの絵はたくさん載っているので、ポスト印象派の絵画に興味のある方はまとめて鑑賞できるのでよいかと思います。


    <ポスト印象派紀行>
    元キュレーターで作家の原田マハさんがポスト印象派の画家たちと年代順に旅をしていく物語。

    マハさんはパリのカフェでポスト印象派の画家、エミール・ベルナールとばったり出会い、ポスト印象派の五人の画家に出会う旅をします。

    まずはファン・ゴッホ、次にポール・ゴーギャン、ポール・セリジュ、オディロン・ルドン、ポール・セザンヌ。
    それぞれの画家を待ち受けている運命を知っている、未来から来たマハさんが彼らと一体どんな話をしたのか…?


    <ポスト印象派を理解するために>
    文 三浦篤

    印象派以後の画家たち
    エドゥアール・マネ
    ポール・セザンヌ
    ポール・ゴーギャン
    フィンセント・ファン・ゴッホ
    ジョルジュ・スーラ
    モーリス・ドニ
    アンリ・マティス


    ・グループと呼べる印象派とは違って「ポスト印象派」はまとまった集団を形成していたわけではない。

    ・印象派の代表的画家
    モネ
    ルノワール


    ※ポスト印象派の系統図付き

  • マハさん、時空を越えた旅に出る。

    パリのカフェでエミールと出会い
    エミールと共にゴッホを訪ね
    シトロエンでゴーギャンのもとへ。
    そして
    セリュジェとゴーギャンの会話を聞き
    自由なルドンの生き方に感激し
    セザンヌが語る事物の本質に耳を傾け
    セーヌのカフェに戻ったマハさん。
    「やあ、待ってたよ」
    そこでマハさんに声をかけたのは
    パブロ・ピカソ。

    写真集のような絵画集のような
    数々の絵や写真が、目に眩しい一冊。
    好きな絵とその背景を訪ねて
    こんな風に自由な旅ができたら素敵。

    猛暑の中、冷房の効いた部屋から
    ひと時、心と気持ちはフランスへ…。

    • ヒボさん
      フランスいいですよねー
      行ったことないけどσ(・ω・`)

      マハさんにしかかけないステキなストーリー♪
      フランスいいですよねー
      行ったことないけどσ(・ω・`)

      マハさんにしかかけないステキなストーリー♪
      2025/09/01
    • yyさん
      ヒボさん、ホントにね。
      セーヌ川沿いのカフェ。
      そこに突然、エミール・ベルナールが現れて
      「乾杯!」だなんてね。
      おしゃれ過ぎて、現...
      ヒボさん、ホントにね。
      セーヌ川沿いのカフェ。
      そこに突然、エミール・ベルナールが現れて
      「乾杯!」だなんてね。
      おしゃれ過ぎて、現実離れし過ぎ。
      心が連れていかれました☆彡
      2025/09/01
  • 印象派物語の続編。
    かの有名な画家達が、原田マハさんの手にかかると一気に親近感が増す。
    物語があって、絵があって、風景写真があって…
    これだけ揃うと、海外美術館に行きたい欲が沸々と。
    読んでいるだけでもワクワクするので、現地に行かれての取材や執筆は、すごく楽しかったんだろうな。
    絵画が好きな方は、きっと同じ気持ちになるのでは?

  • タイムトラベラー(?)の原田マハさんが、
    ポスト印象派の画家たちと交流する物語。
    この設定いる?と思いながら読んでいたが、
    偉大なる画家たちとマハさんが、本当に交流して
    いるように思えてくるから不思議。
    他に印象派とポスト印象派の違いが説明されていて、よく混同していたので、勉強になった(ポスト印象派に明確な定義はないらしい)
    特に印象に残ったのは、オディオン•ルドン。
    目玉お化け(?)の絵を描く、ただの変人おじさん(失礼)だと思っていたのだが、自由でユニークな画風で独自の道を切り拓き、そんなルドンの元にゴーギャンやエミール•ベルナールなど才能のある画家たちが集まってきたということに驚いた。
    ルドンの「薔薇色の岩」という絵が最後に載っている。花崗岩に夕陽が射してピンク色に染まった様子を描いた一見変哲もない絵なのだけれど、妙に心に残った。岐阜県美術館に展示されているらしいのでぜひ行って、実物を見てみたい。

  • ポスト印象派に関するマハさんによるフィクションと、その土台となるタブロー、それから現地の風景のスナップ。
    楽しい!きれい!
    そんな1冊です。
    私はこの本でルドンの風景画が好きになりました。

  • パリのカフェでシャンパーニュ(スイミング・プールという呼び名がオシャレ)をねだったのはエーミール・ベルナール!
    彼と共にポスト印象派の画家たちを訪れることに、、、!
    なんて不思議で素敵な旅!すんなりタイムスリップの世界に誘われる

  • 『感想』
    〇原田マハさんと芸術家たちの交流の物語。

    〇原田さんなら実際にこの時代にタイムスリップしたとしても、こんな感じで対話できるのだろうな。

    〇本には絵画もたくさん掲載されており、見ごたえがある。

  • ゴッホ、ゴーギャン、セリュジェ、ルドン、セザンヌと5編の連作短編集。目次のあと、ページを開くとマハさんが正面に立つオーヴェールの教会。そして左側には同じアングルでゴッホが描いた教会が!
    いいなー、私も聖地巡りしたい。

    ゴッホが描いた麦畑、逗留していた「ラヴー亭」の現オーナーとの写真など、次々と現れる情報に、感情が追いつくのに忙しい。

    「ジヴェルニーの食卓」では、天才と呼ばれても私たちと同じ一人の人間として画家たちの日常が描かれていて、親近感がわきました。
    今度は更に、マハさんがポスト印象派の画家たちと本の中で会話をして、一緒に街を歩いていて驚いた。おもしろいなぁ。夢のような世界でした。

    アートに造詣の深いマハさんの描くストーリーを興味深く、楽しみながら読みました。
    知らなかったことがいっぱい!

    ゴッホ終焉の地や画家たち縁の場所をめぐる著者のフランス紀行の様子も嬉しい。
    いつか自分でもその景色を直接見て、空気を感じてみたい。最近、画家や絵について知れば知るほど楽しさが増していくのを感じています。


    『既存の道から逸脱することはべつだん怖いことじゃない。いちばん行きたいと思う自分の道を行け』

    『求めるものは人それぞれだ。それがどこにあるか、突き止めることができるのは求めている本人だけ。』

  • 原田マハさんの新刊です。
    マハさんがタイムスリップして、色々なアーティストと交流します。
    マハさんの願望が生んだ本かも。楽しみながら書かれただろうなあ、と思いました。
    知らなかったアーティストもいて、美術の知識も増えました。
    何枚ものアートや、アーティストに関わりのある様々な土地を訪れたマハさんの写真も載っていて、それも楽しめました。

  • 芸術新潮は毎月読んでいるので、内容はほぼわかっていたが、改めて一冊の本になるとまた違う感触がある。セリュジエやルドンについてはあまり知見がなかったので大変勉強になった。マハさんのアート小説も楽しみにしております。

  • 発売を楽しみにしていました!
    マハさんは絵画も画家も友だちのように語ってくれて、どんどん興味がわいてきます
    今すぐ美術館に行きたい

    色彩豊かなルドン・カラーの絵もっともっと観てみたい

  • 絵画の巨匠エミールと現代のパリを旅しながら、印象派の画家に会いに行く不思議な設定。が身近に感じられ、絵を通して画家の人間を少し見ることができた気がする。

  • セザンヌの物語
    一見すると、華美さや印象的なひらめきとは、疎遠のセザンヌの絵は、印象派の絵をこぞって買い始めた、新興ブルジョアジーには見向きもされず、経済的には困窮を極めていった。
    ゴッホの物語
    彼らがアートの革命家になること、もがき苦しみながらも戦い続けること、過酷な人生の結末が待ち受けていること。ずっと後になって、世界の人々に愛されるようになること。印象派を追いかけて、印象派を超えていくこと。だから私は、ただうなずくことしかできなかった
    ゴーギャンの物語
    しかし、今の俺に何ができるって言うんだ。カンバスを買うお金もない。家族ともを離ればなれ、絵の具どころか、日々のパンにも困っている有様だ

  • マハさん実際に絵画と同じロケーションに行って画家のバックグランドを語っている本。絵画と写真はそれほど変わらない。タイムスリップした気分だ。

  • 723/ハ/

  • マハさんがエミールと共に旅をして、画家さんたちに出会う。空想ではあるけど、そんな想像も楽しい。

  • 原田マハさんが時空を超えた旅に出て、ポスト印象派の画家たちと出会って話をする、という連作短編、そして街やマハさん、絵の写真が盛りだくさんで面白かった。

    個人的には丁寧に書かれた画家たちの年表がよかった!

  • パリのカフェでエミール・ベルナールとばったり出会う。
    「私の友人の画家たちに一緒に会いにいきませんか?」
    エミールとマハさんと5人のポスト印象派が時代を超えて旅に出る。
    マハさんのフィクションと共に、絵画と現地の写真に癒される。

    マハさんのポスト印象派の画家への愛情や会いたい気持ちが強く伝わってくる。
    タイムスリップできるのなら、日本に憧れていたゴッホたちとマハさんはどんなお話をするんだろう。

  • 2025.9.16

  • ゴッホ・ゴーギャン・セリュジェ・ルドン・セザンヌ!
    作者 原田マハ氏が、パリの北部オヴェール=シュル=オワーズへ!
    ゴッホの終焉の地である。
    史実と絵画が、それを案内して行く過程が、12ページから、現在いる地点から、摩訶不思議な世界へと誘っている。

    パリへ行った事があるので、雰囲気が、少し理解出来るのだけど、話が、歌川広重の作品まで、話が進み、「えっ!」どうなって行くの?………と、読み進んでいく。
    出会ったのは、エミール・ベルナール!
    そして、これから、彼の友人の画家達へ会いに行くことに………

    メトロに乗り、ゴッホの住む建物へエミールと共に、お邪魔する。
    そんな、夢の中でしか、出来ない事を、サラサラと、普通の日常のの出来事のように描いて5人の画家達を紹介している。

    不思議な感覚の中 絵画との話が、マッチしていて、話に没頭してしまう。

    上手な紹介の仕方であり、パリから西部の町カンペールまで、作者は足を運んでいる。

    絵画の楽しみ方を教わったような気がする。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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