クラインの壷 (新潮ミステリー倶楽部)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 94
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106027154

感想・レビュー・書評

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  • 流石に有名な作品だけあって読み応えありました。この終わり方は岡嶋作品で一番好きかも。何通りもの解釈が可能なストーリ展開も素晴らしい。

  • この方の作品を読むのはこれが2冊目ですが、前に読んだのと同様、読み始めは内容的には面白いけど、なんか退屈、という感じでした。ですが物語が一気に動き出してからは最後まで惹きつけられました。最初の何ページかで結末がよめた、とか展開も結末もありきたりだとか言う感想を目にしましたが、この本が発刊された1989年当時に読んでも、同じ事が言えただろうかと思います。ラストがいまいち、という意見もありましたが、こういう幕引きでしか主人公は存在出来なかったのでは、と思いました。

  • 2017/6/20

  •  「我思う故に我あり(コギト・エルゴ・スム)」
    デカルトの哲学は有名ですが、それを確かめる方法はただ一つ……。
    好きな本No.1の座からは一生席を譲ることのない作品。文庫版を過去に何十冊買ったのかすでに覚えてない。というのも、買うたびに「これ絶対面白いから読んでみて」と言って、人にあげてしまうから……。

  • 今でこそ現実可能になってきたバーチャル・リアリティの世界。それを20年以上も前に、ここまでの完成度で描けるものなのか!続きが気になって一気に読了。ページをめくる手が止まらないとはこのこと。久しぶりに大ヒットの作品だった。布団の中で懐中電灯で読んでたのだが、作品の中盤以降から恐怖感が半端なかった。怖い、でも読みたい、やっぱり怖い、でも気になる…みたいな。これは再読の価値もありそう。忘れた頃また読みたい作品であった。

  • バーチャルの仮想現実と現実との境界線がわからなくなる。この話をこの時代に書いたのはすごいと思う。ただ、最後が中途半端な印象。

  • VRという概念があまり一般的ではなかった1989年時に、この作品を書いたのは、まさに先見の明
    ただ、少し奥行きがないような印象
    エンディングは賛否あろうが、俺はいいと思った
    4.1点

  • 川原礫さんの「ソードアート・オンライン」の中で、登場人物の一人クラインという青年の、そのキャラネームの由来が「クラインの壺」という小説からだというエピソードがあります。

    小説中に出てくる、実在の小説ってどんな小説なのかっていつも気になってしまいます。普段は伊坂幸太郎さんの小説を読むことが多いのですが、良く引用されてるドストエフスキーの作品にも興味が湧いています。

    ドストエフスキーと岡嶋二人さんで比較するのもおかしな話ですが、ある小説から派生する形で興味を持たされたものは、ついつい読んでしまいがちです。

    冒頭50ページほど読み進めましたが、内容的には、なるほど「ソードアート・オンライン」の元になりそうな話だなって感じです。
    http://monokaki3.com/o_hutari-101

  • 映画のインセプションに似てる。
    もちろん、この作品は1989年に発表されたものなので、映画の真似をしているというわけではない。

    面白いんだけど、最後はやっぱりちゃんと終わらせて欲しかったなぁ…。
    物語は全編上杉視点で進んでいくのだが、
    百瀬視点も章と章の間に追加して、この最後の展開を百瀬視点のラストにして、
    上杉視点のラストはちゃんとどちらが現実でどちらが仮想現実なのか明らかにして、七美と姫田の結末も描いて…。

    ベタな展開にはなるが、面白さではそっちのほうがいいと思う。
    正式版の終わり方だと、斬新さはあるが、完成度がいまいちかなぁと。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡嶋二人の作品

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