- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106027680
感想・レビュー・書評
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失踪した元AV女優の消息を追う話。
前半は普通の展開でそこそこ面白かったが、後半は趣向を凝らし過ぎて意味不明。
盛り沢山過ぎ。
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失踪した元AV女優の消息を追う須山。
前半はAVの裏話ばかりで、うんざり…
中盤からは失踪した人物が書いていたと言う小説を掲載したりして、その講評にあるとおり、この作品自体も贅肉が多すぎて、何が言いたいのか、よく分からない。
ラストは登場人物が書いたというシナリオの粗探しで、二転三転…
結局何が言いたかったんだろう? -
「この物語の真相は、決して決して人に話さないで下さい」と帯に書いてあったけれど。話せないでしょこれは(笑)。
作中作に童謡殺人、現れてくる悲惨な過去、とにかく魅力的な要素はいっぱい。かなり好み。そしてこのタイトル。ラストの展開はまさに眩暈そのもの。さほど目新しい結末ではない気もするけれど、最後の圧倒的な畳みかけで完全にやられた。
この人の作品にしては鬼畜っぷりもかなり薄めだったので(笑)、そこそこおすすめはできるかな。 -
う〜ん、前半は良かったんだけど、後半ネタの部分になっちゃうと、あーまたこのパターンか〜と思っちゃう。まあ、すでにこれ系ネタで一ジャンル築いてる、ぐらいに思っておくべきなんだろうけど、どうも普通のミステリー読んでるつもりで読み進んでって、このパターンか、と分かるとあ〜あまたこれかーって思っちゃうのよね。(おかげで京極とかももういいや・・・て気分に)
結構しょーもない女に主人公が一途な思いを捧げてるのは好印象でした。
あと、カップ麺を貧乏人の食い物として描いてるのは金持ちの発想だ、ってのにはもろ手を挙げて賛成だ(笑)カップ麺高いよねえ。お金なかったら毎食雑炊食えばいいと思うよ。少なくともカップ麺よりインスタントラーメンの方がはるかに安いよな。 -
疾走した元AV女優
彼女は高校時代の憧れの先輩だった。
調査をすすめるうちに知った殺人事件
彼女の過去に関係があるのか?!
二転、三転する事実
うーん、かなり読みにくかったです -
ミステリーといえるのかわかんないけどこの世界むっちゃ好きだわぁ♪
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小川勝己の本で、トリック的?にゾクゾクさせられたのはこの本で二回目。
文庫版が出てないのが不思議です、凄く面白いのに!
とにかく読んで欲しい一作です。 -
失踪人捜し、作中作、童謡殺人、犯人の独白…。ミステリーのあらゆるギミックを詰め込んで展開するモザイク世界。めくるめく混沌が驚愕の真相へ辿りつく。
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失踪人捜し、作中作、童謡殺人、犯人の独白…。ミステリーのあらゆる
ギミックを詰め込んで展開するモザイク世界。めくるめく混沌が驚愕の
真相へ辿りつく -
難しい…読み終わっても書かれていることをちゃんと読み取ったかどうか怪しいような気にさせる。第一部はありきたりな失踪人探しが語られる。ただその間に殺人鬼と刑務所帰りの男の話が挿入され、一体これはどう関係を持つのかと気になる。一応の解決を見せた後(これもかなり意外な真相だけど)第二部において第一部全てが誰かの書いた手記であることが明らかにされる。そこから考えもしなかったような真相へと怒涛のように迫っていく。後半は一気読み。ただこれはいったいどう捉えるべきなのか戸惑う。全ては妄想なのか?分からん…ただとてつもなく面白くて傑作であろう事は確か。