- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106035494
作品紹介・あらすじ
東洋医学(漢方)は、患者ひとりひとりの体質、症状に合わせた「オーダーメイド医療」。年齢・生活習慣・住環境・季節等の要因から、その人に合う治療を導き出す。丁寧な問診で症状に隠れたこころの問題を解きほぐす。自然治癒力や免疫力を高め、病気を回避する「予防医学」という考え方…いま注目の"漢方学"の基本と実際を、わかりやすく紹介する。
感想・レビュー・書評
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第1章 漢方外来へようこそ
では、漢方外来での症例を漢方医学の解説を交えて8つのケースが詳しく紹介されています。
第2章 東洋医学の生命観
では、東洋医学の考え方を簡単に解説。
第3章 Q&A あなたの悩みに漢方学が答えます
では、第1章より簡潔に見開き2ページで、「下痢しやすい」「アトピー」などの20の悩みに答えています。
読みやすく分かりやすく、エピソード中心に解説されているので、漢方医学の一番最初の入門書として良いのではないでしょうか。
花粉症の対処についても書かれています。
医師による一般向けの著書というと、文筆家が多いのか、精神科の先生が書かれた本が多いと思います。
漢方の先生が書かれた本も面白いですね。
漢方医学・東洋医学は、ある種神秘的な感じがします。
同じような症状でも、患者さんの体質などによって使う漢方薬は違うということで、使いこなすには熟練が必要かと思います。素人療法で間違った薬を使ってしまうと、かえって悪化することもあり得ます。
私も長い間悩んでいる症状があって、色々漢方薬局を渡り歩いているんですが、しつこい症状なのでなかなか。
期待し過ぎると失望するので気楽に付き合うのが漢方のコツでしょうか。
「果物や玄米、海草類などは体を冷やす」
「玄米など食物繊維の多いもの、生野菜や果物など体を冷やすものは、便を柔らかくするので下痢の人には不適当です」
という記述があります。
玄米は健康食として有名ですが、こういう指摘もあるので注意。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20140215/p1詳細をみるコメント0件をすべて表示