- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106035814
作品紹介・あらすじ
二十世紀の到来を、若き日本人たちは欧州各都市でどう見たのか。パリ万博を訪れた『坂の上の雲』の主人公・秋山真之、留学途上の夏目漱石。ロンドンには南方熊楠、ウィーンには青山光子-。欧州の新しい息吹を熱い思いで受け止めた彼らの精神を、「二十一世紀への眼」という遠近法で凝視し、現代を問うた渾身の書『一九〇〇年への旅』、選書版で再登場。
感想・レビュー・書評
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学校では時間がなくて駆け足で通り過ぎる20世紀の歴史をしっかりと概観するに最適な書。出来事の裏事情も含めて多面的にみれるところが参考になる。
注目点
・アメリカを深く理解するなら、欧州から見なければダメ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2007年5月25日、初、並、帯付
2015年5月11日、津BF -
1900年ごろの日本は、深い知性と崇高な志を持って「世界」と対峙していこうと必死にがんばっていた…。
近代史に明るくない私でも、読んでて胸がどんどん熱くなった!
今の、アメリカという視点からしか世界を見れない日本とは比べものにならないくらいカッコイイ日本があったんですね。 -
19世紀に日本から世界に飛び出した
歴史を変えた多くの人物たち。
ピカソと漱石は同時期にパリ万博を見学していたり、
江戸徳川が万博に出品していたり、
いろんなへーがあった。 -
ちょうど坂の上の雲がNHKでやっている(やってた?テレビがないので正確でないが)20Cの訪れをロンドンで聞いた夏目漱石。言葉を垂れ流す自分を戒めるMBKの話。20Cの日本人に比べ、今の自分が汲々としてることは狭いことばかりである