西行と清盛―時代を拓いた二人 (新潮選書)

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  • 新潮社
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106036927

作品紹介・あらすじ

1118年生まれの二人の男。片や二十三歳で出家し、中世を代表する歌僧となって往生し、片や十代から出世街道をひた走り、武者の世の栄華を極めたすえに滅亡した。文と武、聖と俗-いかにも対照的な彼らは十二世紀の日本をいかに生き、新たな時代の文化と政治をどう拓こうとしたのか?中世史研究の泰斗、渾身の書き下ろし七〇〇枚。

感想・レビュー・書評

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  • 西行のことを知るのに購入。斜め読みしかしていないが、足取りと時代背景や当時の風俗などがわかりやすい。歌僧として伝説も多いだけに、いろいろと知りたくなる。

  • 難しかったけど、面白かったです。

  • 西行法師と平清盛、2人の同時代人を通した武士の勃興を描く。大河ドラマ鑑賞の参考にもいい。この少し後に法然と親鸞が出てくるわけで、考えてみればダイナミックな時代だなぁ。西行についての叙述に比重がかかっている感じで、和歌の引用が多く少々まどろっこしい印象も。

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著者プロフィール

1946年生まれ。放送大学教授・東京大学名誉教授。日本中世史専攻。人物史を中心に、絵画や文学、和歌などから歴史を解明。著書に『殺生と信仰』『後鳥羽上皇』角川選書、『中世の身体』角川叢書、『増補『徒然草』の歴史学』角川ソフィア文庫、『西行と清盛』新潮選書、『『枕草子』の歴史学』朝日選書、『藤原定家の時代』岩波新書など多数。『中世のことばと絵』でサントリー学芸賞、『書物の中世史』で角川源義賞受賞。

「2022年 『疫病の社会史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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