修験道という生き方 (新潮選書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106038372

作品紹介・あらすじ

静かなブームの理由とは? 日本人の深層に生きる自然信仰を解き放つ。修験道に目を向ける人が増えている。彼らはなぜ山に惹きつけられるのか。修験者として山中を歩くと何が見えてくるのか。そもそも日本の信仰は自然とどう関わってきたのか。日本仏教の源流とは――。修験を代表する実践者であり理論家でもある二人の高僧と「里の思想家」内山節が、日本古来の山岳信仰の歴史と現在を語り尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • 太古から受け継がれてきた信仰を生み出した風土と結ばれて、日本の大乗仏教は成立する。
    仏教に共通するものがあるとすれば、「自己否定」というところでしょう。
    自分はどうでもいい存在として生きていることに気づき、そのような存在の在り方を楽しむ。

  • 感想は自分のブログに書きました。

    https://rebirebi.net/natural-faith

  • 修験道と仏教のことが、少しだけ理解が深まった感じです。

  • 修験のお坊様2人と内山節の鼎談。修験の歴史とかも。女性受け入れをどうするのかとか、今どきの話も出てくる。縄文的なものとしての修験というのは最近の流行りなのかな。

  • お恥ずかしながら修験道なるもの、開祖らしき人物がその大昔にいるような「宗教」だとは露知らず、土着的な自然信仰かと無知にも程がある理解でした。
    ということで最初から結構面白く読めました。
    内容としては日本独特の感性からくる信仰についていろいろ思い巡らすということでしたが、当方としては、ケルト然り、地域・時代を超えた同一性に興味津々。人間ってそんなに大きくは変わらんのかな?と思う一方、世界平和は夢のまた夢というのも構造は同じであるが、その中身が異なるということでしょうか。
    うーん、お借りした本ですが、これはgoodでした。

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著者プロフィール

京都聖護院門跡 第52世門主
1931年生まれ。京都 聖護院で得度受戒。1945年龍谷大学卒業後、新聞社に勤務。
1957年7月退社。後に奥駈修行に参加し、修行とは若さだけで歩けるものでないことを痛感。以後奥駈のみでなくわき道の調査や全国の国宝、葛城山脈の経塚調査にも集中。
1974年~2003年聖護院執事長、1985年以来本山修験宗宗務総長、同年より龍谷大学短期大学部講師(非常勤)、2000年より龍谷大学文学部客員教授。京都仏教会常務理事

「2012年 『動じない心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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