- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106038921
作品紹介・あらすじ
漢字、語彙、文体……こんなに似ていて、こんなに違う! 日本語と多くの共通点がありながら、発音や文法などが大きく異なる「近くて遠い」中国語。なぜアメリカは“美国”なのか? 過去形がないのに、過去をどう語る? 7ヶ国語に精通した研究者が、ふとした疑問から文化や思想までをも解き明かす。初心者から上級者まで新しい発見がある、目からウロコのおもしろ語学エッセイ。
感想・レビュー・書評
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第1章 簡体字を巡るエトセトラ/第2章 音声とピンイン表記/第3章 語彙のはなし/第4章 『三国志演義』を原文で読むには/第5章 品詞と語順のはなし/第6章 中国語の「時間」のはなし/第7章 “是”は「コレ」である/第8章 中国語の「一つの文」/第9章 「並列」することの美学
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中国語にまつわる裏話的な話である。正面切って中国語の仕組みを習うのではなく、筆者が興味を持ったものの周りを解説している。第一章:簡体字を巡るエトセトラ、第二章:音声とピンイン表記、第三章:語彙のはなし、第四章:「三国志演義」を原文で読むには、第五章:品詞と語順のはなし、第六章:中国語の「時間」のはなし、第七章:”是”は「コレ」である、第八章:中国語の「一つの文」、第九章:「並列」することの美学
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難しくてよく分からなかったし、面白くなかった…。
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語学エッセイとのことだが、ある程度は中国語を学んだ人向けだろう。日本語の漢字音読みと古代の中国語音。二文字語、是や了など、何となく使う言葉の文法的な解説。宮崎市定による力技の現代中国語漢文訓読は面白い。著者は、日本人にとって中国語はマスターしやすいというが、流水文のような自然さも含め「マスター」するのはとても簡単とは思えない。
ところどころに著者自身の体験もあるが、異文化の食をあからさまにけなすのは気になった。