覇権なき時代の世界地図 (新潮選書)

  • 新潮社 (2024年5月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784106039102

作品紹介・あらすじ

「米国一強」崩壊後、日本はどうすべきか? 米中の拮抗、G7主導体制の後退、権威主義や独裁国家の台頭、ウクライナやパレスチナの戦争、影響力を増すグローバルサウス――「自由・民主主義・法の支配」が脅かされる危機の時代に、日本が採るべき道と果たすべき役割は何か? 国連・JICAでの経験を通じて世界の現実を見た国際政治学者が提唱する地政学的思考!

みんなの感想まとめ

国際政治の現状と日本の役割について深く考察した本書は、地政学的視点から多様な国々の現実を描き出しています。著者はJICAの理事長としての経験を活かし、途上国の歴史や文化、政治情勢を紹介しながら、特に自...

感想・レビュー・書評

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  • 「世界地図を読み直す」の続編。
    前作を読んでも感じたが、当たり前だが世界にはたくさんの国があり、他国にイデオロギーや自己都合を押しつけない日本を好ましく感じてくれる国もまた多い。
    対米追随でなく、日本が国際社会でできること、やらなければいけないことは多いんだな。
    国際社会の中で日本の経済的な低迷は著しいが、それでも、そんなに悲観する必要もない。ちょっと元気がでる本だった。

  • JICA(国際協力機構)の理事長を務めた著者による、世界各地域の途上国を中心とした地政学的見解をまとめたエッセイ集である。選ばれている国々がユニークで、非常に興味深い内容であった。
    例えば、キリスト教徒が多数派のフィリピンにおいても、ミンダナオ島では「モロ」と呼ばれるイスラム教徒との間で内戦があったという事実は大きな発見であった。また、南米の中でも特にパラグアイに多くの日系人が移住していることも初めて知った。さらに、タリバンが復活する情勢下で、パキスタンがいかに地政学的な重要性を帯びているかも再認識させられた。現場の知見に基づいた著者の視点に触れ、他の著作もぜひ読んでみたいと感じた。

  •  主に2019〜22年雑誌記事の再録。JICA理事長としての外国訪問記が中心で、援助対象の途上国が多い。国連大使時代の思い出も交えたエッセイ風の内容だが、訪問国の歴史や国情の紹介もあり、馴染みのなかった国について知ることができた。
     ルワンダやスーダン、また書き下ろしのグローバルサウスに関する章では、政治の安定が重要であり民主主義の押し付けには慎重になるべき、との著者の思想が見える。また安保理改革のためには過度の対米連携をやめることが重要、と述べている。

  • 東2法経図・6F開架:312.9A/Ki72h//K

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著者プロフィール

国際協力機構(JICA)特別顧問、東京大学名誉教授、立教大学名誉教授

「2023年 『日本陸軍と大陸政策 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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