アラブの格言 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 132
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100116

作品紹介・あらすじ

神、戦争、運命、友情、家族、貧富、そしてサダム・フセインまで-。素早く、簡潔に、かつ深くアラブ世界を理解するには、彼らの世界の格言を知るに限る。「追う者と追われる者は、共に神の名を口にする」「一夜の無政府主義より数百年にわたる圧政の方がましだ」など、古来より伝承され数多ある中から530を厳選。そこに加えられた著者独自の視点、解説によって、鮮明に浮かび上がる「アラブの智恵」とは。

感想・レビュー・書評

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  • 原油が見つかってからまだ1世紀も経っていません。それまでは厳しい砂漠の気候の中で生活をしてきたベドウィンの彼らの格言。これは学ぶべき点も多いです。

  • 掲載されているのが日本語だけな点が少々残念。原語・出典の掲載が無いので、「本当にそう言うの?」というのに確信が持てず、日常で使うまでには至らず。ネットを見ると、「英訳されたアラブ格言を元に....」という事なので、「とっかかりの参考程度」として使うのが妥当。これをきっかけに、ネットにあるArab proverbにたどり着くのが良。

  • お〜と思うものはあんまりなかったなあ

  • 2017年12月25日読了


  • どの国にも、格言や諺が存在する。
    古いものも新しいものも。
    一千年も昔のものでも、異なる国で、内容は似たような真理を含むものも多数存在する。

    その地域の人柄を大雑把にでも理解する一助にはなる。
    読んでいてなるほどと思いながらも、なぜもこんなにイスラムとキリストの溝が端的に古代人の頃から格言として残されているのに、同じ過ちを繰り返すのか、と疑問に思うが、その点についても遥か昔から宣誓されている。
    もっと巧い按配にいかないものかね。

    イスラム圏の思想というか、慣習などを知ると戦前の日本に違い感じがする。
    親しみやすいというか、今でもとても馴染みやすそうな印象を受ける。

    そういえば、一夫多妻制の元々の走りは、戦で夫を亡くした寡婦と子供が生けて行けるようにというセーフティネットだったな。
    好色や性的乱脈が始まりではない。

    昨今騒がしいイスラム国の、少なくとも背景の一部を垣間見れる一冊でした。

  • まあ風土も宗教も違うかの国々と我が国とでは、ほんと根柢の常識が違ってるんだろうね。特に人に対する信用の仕方なんかは「ふーん」の連続で。ま、本書のみをうのみにしちゃうとだめなんだろうけど。

  • 本書はイスラム教圏の国々で作られた格言を集め、その地域の人々の暮らしや文化、考え方を垣間見ようとした本である。
    格言を見て思うに、自然環境の厳しい中東で生活している人々は、自然とシビアに物事を考え(神との距離も近すぎず遠すぎずというのは知らなかった)、人間関係についても現実的な対応をするようになるのだろう。
    その分自然や人を見る目は養われ、人間関係については本質を突いたものが多くあり、勉強になった。

    本書を読んでも知らないことだらけなので、イスラム圏の人々の文化を一層学んでみたくなった。

    人生の道しるべたる格言もあるので、是非一読されたい。

  • アラブの方々がなかなかの現実主義なのがわかる一冊だと思います。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:388.27||S
    資料ID:95030175

  • 2012年8月28日読了。産経新聞の連載でお馴染みの著者による、イスラム圏のアラブ諸国の日常使いの格言集。砂漠と砂嵐の国にテントを張り、人と犬を友として羊を追って暮らす人々の厳しい生活から来る格言だけあり、シニカルで激しい言葉が多い・・・。「信じれば/願えば叶う」的に楽天的な日本人の諺とは根本から異なるようだ。物事がうまくいかないときに神を呪い責任を転嫁するような格言も多くあり、「唯一神アッラーをあがめる原理主義的・敬虔なイスラム教徒」の画一的なイメージを抱いて彼らに接するのも誤りなのだな、と感じる。「友」とは自分にとって利益となる存在なのであり、単にぶらぶらと遊びに来るような人間は「女か羊を盗みに来た」と思われてもしょうがない、など。彼らの思考のほうが自分よりもシンプルで人間らしい、のかもしれない。

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著者プロフィール

一九三一年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。一九七九年ローマ法王よりヴァチカン有功十字勲章を受章、二〇〇三年に文化功労者、一九九五年から二〇〇五年まで日本財団会長を務めた。一九七二年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」(通称JOMAS)を始め、二〇一二年代表を退任。『老いの才覚』(KKベストセラーズ)、『人間にとって成熟とは何か』『人間の分際』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。

「2019年 『不惑の老後』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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