妻に捧げた1778話 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1469
レビュー : 179
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100697

感想・レビュー・書評

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  • ただのショートショートとしては読み応えはない。出版社としては売れると踏んだのでしょうが。何だかなあ。

  • 物書きの作者ががんで死にゆく妻に毎日欠かさず1話ずつ短編を書いたという話。その話ひとつひとつは特筆するほど印象には残らないものの、二人の若い時からの歴史や関係も詳細に書かれていてそのベースのもとに読み進めると最後は作者の想いが伝わってきて辛かったようなでも二人は幸せだったんだろうなっていう温かい気持ちになるような不思議な読後感だった。こういう生涯のパートナーに巡り合えたことじたい幸せなんだろうな。俺はまだいないけど・・・w

  • 癌を患う妻のために一日一話書き続けたという背景の話、そしてその抜粋の話が(厳選だとしても)たしかにクオリティが高く、非日常と日常を併せ持つ感じで読んでいて面白かった。そしてやはり最期の三話の、病院と妻に限りなく近づいた「エッセイやんか」と言われたお話たちがぐっとくる。
    「泣ける」「感動する」という評判を期待して読むと、確かに中身が薄い。あと、もう少し書いた小説を入れてほしかった。

  • 本の体を成していないんじゃないでしょうか。

  • このお二人の夫婦のお話は泣かせようと演出したらいくらでも泣かせれる様な感動話、美談にできると思うんだけどそういった形式でセルアウトにしてないのがとても良い。
    夫婦って特別な関係でもあり、ただの他人のペアでもあるんだけど、二人にしか分からないこともあり、一緒に生活してても分からないこともある不思議な関係だと改めて感じた。
    1778話目の最終回の空白部分にぐっとくる。また一緒に暮らしましょう。で泣ける。

  • 2018.04.14読了

  • 自分にはとても出来ない。
    著者は余程奥さんのことを愛していたんだと思います。
    毎日書き続けたラブレター。
    素敵なお話でした。

  • 余命は一年、そう宣告された妻のために、小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をする。

    しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。
    五年間頑張った妻が亡くなった日、最後の原稿の最後の行に夫は書いた「また一緒に暮らしましょう」。

    妻のために書かれた一七七八篇から選んだ十九篇に、闘病生活と四十年以上にわたる結婚生活を振り返るエッセイを合わせた、
    ちょっと風変わりな愛妻物語。

    **************************************

    アメトーークの読書芸人で、カズレーザーが「15年ぶりに泣いた」と言うてて、これは読んでみたいと思った。

    余命一年と言われて、五年間頑張れたのは、こういう気持ちがあったからでは!?と思ってしまう。

    病気の進行や治療の成果もあるかもしれんけど、まだまだ生きたい気持ちや、周りの力強い支えで、寿命は長くなるねんな、と思えた。

    「また一緒に暮らしましょう」
    一緒にってところが、先に亡くなっても嬉しい言葉やと思った。

  • ガンを宣告された妻のために1日1話を書くことを決めた小説家のノンフィクション。5年生存確率はゼロと言われながら、宣告後4年近く生きることができたのは、夫の小説を読む楽しみがあったからかなと思ったり。カズレーザーが絶賛するほどの涙のシーンは感じなかったが、夫婦の仲の良さを感じるほっこりした気持ちと相方を亡くすことの恐怖や喪失感はひしひしとと伝わった。

  • ああ、うう、というのが、最初の正直な感想。2~3年前ぐらいなら、また違ってたかも。

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著者プロフィール

眉村卓(まゆむら たく)
1934年、大阪市西成区生まれ。大阪大学経済学部卒。耐火煉瓦会社勤務の傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストに投じた「下級アイデアマン」が佳作入選し、デビュー。63年、処女長編「燃える傾斜」刊行。その後コピーライターを経て、65年より専業作家に。企業社会と個人の関係をテーマにしたいわゆるインサイダー文学論を唱え、ショートショートやジュニアSFでも健筆をふるい、絶大な人気を博す。71年、未来の管理社会を描いたインサイダーSF「司政官」シリーズを開始。79年、その長編第一作『消滅の光輪』で第7回泉鏡花文学賞を受賞。癌を患った妻に日々、自作のショート・ショートを捧げた。妻が逝去したのち『妻に捧げた1778話』として発刊、大きな反響を呼んで2011年1月に映画化、代表作の一つに数えられる。

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