もしも義経にケータイがあったなら (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
3.07
  • (2)
  • (3)
  • (21)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 55
感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101243

作品紹介・あらすじ

英雄・義経はどうして転落したのか-。義経は、鎌倉から動かない総大将・頼朝の承認も得ず、独断即決で行動することが多かった。組織において、上司への詳細な報告、迅速な連絡、緻密な相談は不可欠である。それは時代を問わない。もしも、義経に携帯電話があったなら、もしも、義経が社内根回しの大切さを知っていたら、もしも、始末書の書き方を知っていたら…。現代の経営・人事理論で読み解く義経失脚の謎。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なかなか面白かった。むかーし、義経記を読んだ気がするけど、覚えてない。
    義経と頼朝の熱くも冷えた関係か興味深い。本書の中の例えが現在のものなので、イメージ湧きやすく関心持って読み進められた。
    義経ってば、愛すべきアホな子(いい意味で)なのだね。ケータイあったら「アニキー、おれ最前線で、壇ノ浦攻めっから、梶原に言ってやってよ」とか言えたら良かったね。しかし、それ言い出したら、歴史は全てひっくり返るわなぁね。
    卑弥呼がスマホを持ってたら、とか。
    タイトルで、つかまされるけど、普通に頼朝ののパーソナリティや当時の源平の関係が分かって、面白かった。

  • 平安末期から鎌倉黎明期にかけて活躍した人々を、ビジネスパーソンに置き換えてみたら…?
    史実を経済・経営理論で説明する等、視点が斬新です。

    源頼朝は、バランサータイプの経営者。
    平清盛が、大企業CEOタイプで、梶原景時は事務員、官僚タイプ。
    義経を窮地に陥れることとなる彼の讒訴は、報告書としてわかりやすいのに対して、義経の腰越状は主観や情に偏りすぎ、始末書としてはダメな代物…。

    殊に頼朝のようなタイプとギャンブラー気質な義経では元々相通じるものがなかっただけに、梶原景時と袂を分かった時点で早かれ遅かれ義経の運命は決定していたのかも知れません。

    なお、タイトルからifの世界が展開されていくのかと思いきや、ロマンやら贔屓目は一切なし、身も蓋もない結論が下されていたりします。

    大切なのは、ホウレンソウ。これは戦乱の世でも現代社会でも変わらないのですね。

    図書館スタッフ(学園前):あんりみ0

    ----------
    帝塚山大学図書館OPAC
    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/525986

  • 義経は英雄かもしれないが、周りの人には迷惑を掛けまくったと思う。組織よりも自分の判断で独断で行動する。結果がよければいいというものではない。
    「バクチ打ちは他人には面白く身内には迷惑」というが本当にその通りに生きた人物だ。

  • 源義経が携帯電話を持っていたら、どうなっていたか?

    ビジネスにおいての常識 「 ホウレンソウ ( 報告・連絡・相談 ) 」 をこまめにしていたら、どうなっていたか?

    数々の戦で勝っていながら、頼朝の怒りを買うこともなかったのではないだろうか?

    各地を転々とする逃亡生活を送ることもなかったのではないだろうか?


    などを考えた本です。

  • 寝る前のフォトリーディング&起床後の高速リーディング。
    後に高速を交えて読んだ。

    ランチェスター戦略や現代の経営的な考え方で義経を分析した面白い本。しっかりとした文献で歴史的な裏付けもなされている良書。

    でも本来歴史好きの人にはちょっと異色すぎていやがる人も居るかも?

  • [ 内容 ]
    英雄・義経はどうして転落したのか―。
    義経は、鎌倉から動かない総大将・頼朝の承認も得ず、独断即決で行動することが多かった。
    組織において、上司への詳細な報告、迅速な連絡、緻密な相談は不可欠である。
    それは時代を問わない。
    もしも、義経に携帯電話があったなら、もしも、義経が社内根回しの大切さを知っていたら、もしも、始末書の書き方を知っていたら…。
    現代の経営・人事理論で読み解く義経失脚の謎。

    [ 目次 ]
    第1章 旧体制平清盛―強大さの構築と維持の秘訣(平清盛の分断戦略・独占戦略・そして自己改革;なぜ頼朝、義経らは殺されなかったのか―巨大独占企業の自主的自衛策 ほか)
    第2章 同族企業源氏一門の成長・頼朝の戦略・義経の戦術(もしも以仁王にファックスがあったなら―源氏蜂起から京都占拠まで;頼朝のマネジメント―敵を知ることと自分を知ること ほか)
    第3章 義経の失脚―同族企業から大企業への転換期を知れ(『ホウレンソウ』は組織人の基本―義経最初の失脚;勢いあまって詰めまであまい―屋島合戦の強引 ほか)
    第4章 勝者頼朝の安定戦略・敗者義経の敗北の美学(勝利者頼朝の恐怖と孤独;敗北者義経の人気―敗者の美学)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • もーいっちょ歴史系。

    変な本。

  • 素直に笑いながら読みました。
    あんなべらんめえな義経は嫌だwww

    単なる「もしも」に終わらず、「もしも」を使って義経や頼朝の失敗の根源を探っていく、歴史好きなら楽しめる本。
    とりあえず、最後の奥さんに乾杯(笑)

  • 取り寄せ予約中・・・(^q^)たのしみですよ

  • 2009/7/19 チェック済み

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年岐阜県生まれ。94年『めんどうみてあげるね』で日本推理作家協会賞受賞。著書に『浅井長政正伝』『信長と信忠』『お市の方』『織田信雄』等多数。主宰する小説講座からは各文学賞受賞者を多数輩出。

「2020年 『新・時代小説が書きたい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鈴木輝一郎の作品

ツイートする
×