- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106101366
作品紹介・あらすじ
「社員が働かない」のか「ベンチがアホ」なのか。上司と部下の間には暗くて深いミゾがある。会社をギスギスとさせ、士気をジワジワと下げてしまうこの「世代のミゾ」はどうすれば解消できるのか。一見、理解不能な若者たちとどう話し合えばいいのか。豊富な対話例をもとに、ケータイ世代の若手とその上司世代、それぞれの想いや背景を考える。そこから、会社に風を通すための知恵が見えてくる。
感想・レビュー・書評
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15年前の本だが、今巡り合ってとても新鮮
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過去を思い出して、何度かはっとなる部分があった。
先輩はきついこといってるなんてみじんも思ってないなど。
でも、この著者は若者に対して優しいなぁ、と思い、若者とおじさんのはざまのなかで、こういう視点は忘れないようにしようと思った。
今の職場で使わせてもらおう。 -
本書の視点をそのまま鵜呑みにするのは危険だが、こういう若者の考え方も一面としてあるだろう、と参考になるところ多々あり。身近にいる若者と照らし合わせながら読むと、なかなか読み物としても面白い。
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本音を知る。社会を知る。み
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若手と上司の壁とは?
→現状に対する不満や不甲斐なさからの逃げとしてちょっと高いハードルにすり替えがち
社会に出てからの勉強は
1.徹底的に疑うアタマを作る
2.相手の気持ちを想像する
遠回りをしてみようという気持ちから発見することに何かがある
ビジネスにおいては努力と結果は比例しない
異なる価値観は理解するのではなく、認める
理解できるはずという思い込みが壁を作っている -
新社会人が社会に出てからの勉強は「疑う」アタマをつくることと相手の気持ちを想像すること。そのベースはやはり読書である。
本を読まずに疑うことだけ覚えると自家中毒になる。 -
みんな、夢を持ってなきゃいけないプレッシャーで「借り物の夢」に頼っちゃうんだろうな。それでまた現実との違いでストレスが溜まって行く。何年も働くと流石になくなるけど、昔は確かにあったなあ。
サラリーマン必読。文章に嫌味がなく、とても読みやすい。
最後の章は、どの世代間でも解り合える好きな文章。
理解する必要はない、認めるように努めれば良い。
少しでも先に生まれた世代が、面倒臭いが面倒をみればよい。 -
若者に歩み寄ろうとする大人の意見を聞かせてもらえる本でした。
若者として、こんな大人もいるのだから、せめて自分がおじさんになったとき、こんな著者のように、若者に歩み寄っていける精神をもっていたい。
そう思える本でした。