人は見た目が9割 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4560
レビュー : 750
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101373

作品紹介・あらすじ

喋りはうまいのに信用できない人と、無口でも説得力にあふれた人の差はどこにあるのか。女性の嘘を見破りにくい理由とは何か。すべてを左右しているのは「見た目」だった!顔つき、仕草、目つき、匂い、色、温度、距離等々、私たちを取り巻く言葉以外の膨大な情報が持つ意味を考える。心理学、社会学からマンガ、演劇まであらゆるジャンルの知識を駆使した日本人のための「非言語コミュニケーション」入門。

感想・レビュー・書評

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  • なんともキャッチーなタイトル。
    そんなことないんじゃない?と思って、出たときは読まなかったのですが、どんな内容なんだろう?と。
    そうしたらけっこう、予想とは違う中身でした。
    帯のあおり文句、ほとんど嘘(笑)

    言葉そのものでは、なかなか意味は伝わらない。
    言葉以外の部分で、意味はかなり違ってくる。
    そのほうが9割ともいえる、大きなウェートを占めるということ。
    話の内容だけでなく、話している人の容貌、服装、声の調子、雰囲気などで、説得力が変わってくる。
    確かにね。
    ただ、その人の教養や人格、能力まで入れてしまうと、それって、見た目?という気もしてきます。

    作者は、漫画原作者として、漫画家の絵柄や表現でイメージがかなり違ってくるという経験をし、劇作家演出家として、俳優の見た目や演技でも戯曲は全く別物になるという経験をした人。
    キャスティングをするとき、どういう外見の俳優を選ぶか、演出の際に、舞台のどこにいるかで印象が違うという話など、実体験も豊富。

    日本では、コミュニケーションは国語の授業で扱うような感覚があり、言葉以外の面が重視されていない。
    この重要性に気づいてほしいという作者の熱意は、タイトルの印象よりも真面目なものです。
    実は、言葉でハッキリ伝えることはむしろしないような国民性なのに!という。
    おお、そうですか‥
    この日本人の以心伝心、面子をつぶさないようにする、あまりはっきり主張しないという国民性について、こんなに書いてあるとは意外でした。
    あら、言っちゃいけなかったのね?という発見に、はっとしたりして。
    しかし、これじゃあ、国際社会でやっていけなくないかい?という問題は感じますが。

    話は広範囲にわたり、ややまとまりのない印象。
    だからどうすればいいのか?は、そんなに書かれているわけではないので、首を捻るところもあります。
    ただ雑学として、けっこう役に立つかもという内容もありました。
    子ども部屋は明るい色にしたほうが知能指数が高くなる、という実験結果があったとか、ね。
    これは子ども部屋の見た目、ってことなのかな。
    色の持つ意味もあるということですね☆

  • タイトルの印象が強かったので、最近の本のように思いこんでいましたが、初版は2005年だったのですね。

    非言語コミュニケーションの入門書。
    タイトルの由来は、人が他人から受け取る情報のうち、話す言葉が占める割合はたった7%、という実験結果からきています。
    言葉以外から伝わるさまざまな感情や態度について、演出や漫画原作などで活躍されている著者が紹介してくれます。

    本書で初めて「騒色公害」という言葉を知りました。
    1981年に都営バスの車体の色が問題になったとき、公共の色彩について考えられたとのことですが、現代もあらためて省みられてもいいように思いました。(観光地ではコンビニなども景観に配慮した色になっていますが…)

    本書を踏まえて、より実践的な内容の本も読んでみたいです。

    • まっきーさん
      すずめさん、こんばんは。

      いつも“いいね!”ありがとうございます。前から気になっていた本なのですが

      “非言語コミュニケーションの...
      すずめさん、こんばんは。

      いつも“いいね!”ありがとうございます。前から気になっていた本なのですが

      “非言語コミュニケーションの入門書”という感想を見て読んでみたくなりました。
      素適な感想ありがとうございます♪
      2017/02/18
  • 外見(容姿)の話かと思ってたらマンガの表現の話で・・・あれ?って感じでした。

  • 著者も指摘しているが「見た目」という言葉が、一人歩きをして、
    単純に外見だったり、表層的な意味で使われるようになった。

    見た目が良いとは、ぶしつけな言い方でいうと、
    イケメンであったり美人であったりと外見が良い事の意味として使われている。

    本当は、ノンバーバルコミュニケーション(非言語)の重要性を説く上で使われていたのにかかわらず、、、
    皮肉な結果だと思う。

    また社会的に見た目が悪い人が、損をするという言説まで、飛び出すようになった。
    美人と年収とか、体重と社会的成功とか。。。見た目至上主義の勢いは凄い。

    見た目を良くする上で、つまり自分が他者に対して、表情、しぐさ、声、間といった、
    言葉ではないもので表現をする上で、非常にたくさんのヒントがあると思う。

    プレゼンにも応用できるような知見も、含まれていると思う。
    例えば腹式呼吸一つできるようになるだけど、発声が全然違い、
    声の通りが格段に良くなる。
    これだけで、意図していることが伝わる確率が高まる。

  • 図書館本。マンガなどを使って説明している。とにかく演劇ネタが多かった。

    読んでいるとイメージやタグで管理しているみたいに人の中でイメージが固定化されていることが多いのだと知った。演劇の世界のイメージでは…例えば⇒貧しい農民は東北弁、ケチは大阪弁、浮世離れして上品な人物は京都弁など、言われてみれば確かにそんな気はあるなぁ…と思った。封建社会時代の「憎茶」は、知らなかったし面白かった。

    タイトルのつけ方が『言ってはいけない 』と似たパターン。新潮社ってこういう売り方が多いような気がする。のは気のせい?

  • 職場で話題になったため、相当昔の本だが読んでみようと思い古本屋で購入。

    聞いたことあるような話ばかり。
    10年前には、新鮮な話題だったのだろうか。
    新書は、やはり売れている時に読むべきだと思った。

  • これは為になる。実践してみたい。

  • 10年前にベストセラーになったと記憶。非言語コミュニケーションの本を読むのは2冊目ですが、この分野だとこの本が一番有名かもしれません。

    『哲也』の原作者という肩書故か、どっちかと言えば漫画のハウツーですごく参考になりました。ついで演劇のハウツーとして参考になり、非言語コミュニケーションの知識に関しては、「漫画と演劇はノンバーバルの知恵が生かされてるんだぜ!」以上にはあまり勉強出来なかった。もちろん、マナーだとかトイレの距離(パーソナルスペース)等漫画と演劇以外の話題もありますが、話の分量からしても、漫画と演劇をつぶさに眺めれば非言語コミュニケーションが分かる、ということになるんじゃないでしょうか。入門としては、非常に良い取っ掛かりだと思います。

    「何たる偶然」ゲームは、ちょっとやってみたいと思う。

  • 言葉以外の要素が多くの情報を伝達している。
    目は口よりも物を言う。
    相手の反応で次の三つがあると同調の傾向。
    繰り返す。頷く。相槌を打つ。
    髭はコンプレックスの表れ、等々。

    間が大切というのもとても参考になった。今まで、自分の言いたいことを自分の思いつくままに話していたが、話すスピードや声の大きさ、タイミングというものを意識して話しをするようにしよう。

  • 演劇やマンガの専門の著者による、

    マンガ、文化、マナー、演劇、仕草所作など様々な分野からの、言語以外の伝達(ノンバーバルコミュニケーション)についてのテクやトリックなどを紹介した本。

    言葉の伝達よりも「言葉以外の伝達」の方が伝達力が高く、比率で言うと前者7%後者93%
    という意味での、人は見た目が「9割」というタイトル。

    広く浅く短く雑多に紹介されているので、各所詳細に知りたい場合は巻末の参考文献の中からチョイスした方が良いかと。

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著者プロフィール

名古屋工業大学大学院工学研究科情報工学専攻 教授

「2016年 『機械学習のための連続最適化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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