国家の品格 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
3.42
  • (556)
  • (858)
  • (1809)
  • (243)
  • (115)
本棚登録 : 6866
レビュー : 1125
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101410

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 結構前に流行った評論。
    一部

    ダメなもんはダメ。理屈抜きにダメなもんはダメ。

    と教える昔の教育ってのが、いいなぁ、それも一つの答えじゃろうなぁ。と思ったことだけなんとなく覚えてる。

  • 反日が韓国の栄養ドリンクならこの本は日本の栄養ドリンク
    日本側の主観で話されているのかな?本当に海外ではない日本独自なのかな?という部分があるのだけど、それはそれでいいのかな。日本の情報は左よりの内容であふれているわけだ
    教育の内容については共感 まず国語だね。でも古典読めてないなあ~たまに高校時代の小論文に出合ったりするとよくこんな小難しいの読んでたなあって思うのと同時に歴史もただ暗記しただけでなにも本質を理解してなかったなと感心したり反省したり・・でもってこどものころに読まなきゃ大人になっても読めないのですね。
    日本人は小さいころから国語と歴史を勉強すべきです。決定!
    「だめなものはだめ」これも賛成。最近は子育てでも理由を説明して。。っていう教育方法だけど、「いじいめちゃだめ」「たたいちゃだめ」とか理由は要らないと思う。
    日本人として、情緒「もののあわれ」を大切に文化を大切に。
    文化って何だろうってところから日々考えてみたい。

  • アメリカに留学していた筆者ならではの内容。
    論理より情緒が世界で評価されるには重要と説く。
    英語教育についても手厳しい。話す言葉よりも話す内容が重要なのにそれを怠ってなぜ英語教育を小学生から始めなくてはならないのか。
    日本が持っていた武士道精神がどれほど貴重なものであったか。
    自然や美を楽しみ、規律を重んじる日本に戻ることが現在において大変重要である。
    私のその通りだと思う。本書では少し極端に展開されているが、古き良き日本を取り戻したい。

  • 民主主義、自由、平等を疑う。情緒と形が必要。そのために武士道精神を座標軸とすべき。グローバリズムという名のアメリカ式画一化を真似るのは間違っている。英語だけができても国際人にはなれない。元来の日本人としての誇りを。論理的に正しくても、世の中では何も解決できない。

  • 数年前に話題になった本。
    企業経営者の人が多く推薦していたようなことを覚えている。その当時はタイトルからして国家のことを論じるのかと思い、難しそうな内容の本なのかという印象を受けたが、今回読んでみると著者が言いたいことは明確でわかりやすかった。今まで多くの人がちょっと気にして、けどあまりはっきり言えなかったようなことを著者が代弁しているような気がした。

    第四章 「情緒」と「形」の国、日本
    が特によかった。日本人の感性というのは、自分ではまったくそのような実感はなかったが、世界中を見渡してもあまり見られないような稀有な感性をしているそうだ。
    秋の虫の声を聞くことで心を落ち着かせることができるのは、日本人くらいなものらしい。多くの外国人は単に雑音だと感じてしまうそうだ。

    庭草に村雨ふりてこほろぎの鳴く声聞けば秋づきにけり
    ―本書より引用

  • 藤原正彦のベストセラー新書。
    ところどころでの奥さんバッシングが面白かった。
    茂木さんもそうだけど「偏差値偏重主義はいかん!」て東大出た人がいってもあまり説得力無いような気がするんですが・・

    ところがこの出発点Aを考えてみると、AからBに向かって論理という矢印が出ていますが、Aに向かってくる矢印は一つもありません。出発点だから当たり前です。すなわち、このAは、論理的帰結ではなく常に仮説なのです。そして、この仮説を選ぶのは論理ではなく、主にそれを選ぶ人の情緒なのです。宗教的情緒を含めた広い意味の情緒です。 - 50ページ

  • 気になった内容や言葉をピックアップ。


    ・小学生に英語、株式教育をするな!

    ・英語より国語

    ・会社は株主のものではなく、従業員のもの

    ・問答無用。駄目だから駄目!

    ・本当に重要な事は親や先生が幼いうちから、頭ごなしにおしつけろ。

    ・最悪なのは「情緒力のなくて論理的な人」

    ・「卑怯を憎む心」を育てよ。

    ・アメリカの自由は『身勝手の助長』

    ・国民が戦争を望む

    ・権力の強さは マスコミ > 国家

    ・国民は永遠に成熟しない

    ・国家には「いざ」となれば、命を捨てれる真のエリートが必要

    ・アメリカの経営者の平均年収13億円、一般労働者300万円

    ・自由と平等は両立しない

    ・日本の美的感受性は世界一

    ・日本以外では虫の音は「ノイズ」

    ・「愛国心」ではなく「祖国愛」を

    ・武士道精神の復活を

    ・「たかが経済」を絶対に忘れてはいけません

    ・真の国際人に外国語は関係ない

    ・日本は「異常な国」であれ

    ・世界を救うのは日本人

    ・私はガーナ人でガーナを愛さない奴がいたらぶっ飛ばします

    ・もし全員が英語を話す世界になったら 地球なんかぶっ壊れてしまえばいい

  • 極端だなぁと思う部分も多々ありましたが、国語に関する部分は共感でき、とても興味深く感じました。

    一度読んでみて、自分なりの感想を持つべき一冊だと思います。

  • 筆者は御茶の水女子大学の名誉教授で数学者である。図書館蔵書以外にも著作はあるが、中でも一番有名なのはベストセラーになった「国家の品格」であろう。古くから知っているファンとしては正直面白くない。私は「若き数学者のアメリカ」を特に勧める。アメリカへ留学した時の体験記である。留学の孤独・異文化・人間・学問などを、ユーモアを交えて鋭い視点で分析している。しかも、易しい言葉で書かれていて、文章ってこんなふうに書くのかという書き方まで学べる。さらに、マンガのようにゲラゲラ声を出したと思いきや、涙しながら一気に読んでしまう恐ろしい本である。(注意)藤原正彦中毒にならないよう、読んでいただきたい。

    文学部 T.A


    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000583619

  • 本当に今更ながら読んでみたけど、藤原というおっさん、まぁちょっと変なところもあるけど意外とスっと入ってくる、根本的なことを言ってて、もっと日本人自信持てよ、って意図がうまく伝わってくる。

  • 論理はいつも正しくない。日本人の無くしてはいけない本当の”心”に気付かさせてくれる良書です。

  • 著者の文章や挙げる例はちょっと偏った感じがしました。しかし、その主張には概ね賛成できます。日本の道徳教育はどこに行ってしまったのでしょうか。本当に大切なものは論理などではありません。ならぬものはならぬ、私も好きな言葉です。また、小学校で英語を教える必要ない、国語をきちんと教えるべきという著者の主張も同感です。私たち日本人に特有の情緒を大切にすべきです

  • 2006年(平成18年)第1位
    請求記号:304フ 資料番号:010914661

  • 数学者が書いた今年のベストセラー。賛同できる部分と?という部分があります。国語教育の大切さは全く賛成。小学校から英語、パソコンを教える愚は同感です。英語は手段であり、要は語るべき何か、日本文化、思想などをじっくり育てていくべきだからです。一方、国益で北朝鮮の核武装を容認するような言葉は軽率だと思いました。あまり「品格」を感じさせる主張ではないです。プロテスタンティズムの件もそうでした。M・ウェーバーの業績とは程遠い分析です。やはり日本の右傾化、ナショナリズムの高揚の中で読まれ、持て囃されてきたのだと分かります。日本は優れた文化を持っており、自信を持って美しい国を目指すべきだという主張に繋がるものだからです。頷くことができたのは、日本の俳句の情緒を外国人は理解できないだろうというところ。「枯れ枝に 烏の止まりたるや 秋の暮れ」という芭蕉の句を森本哲郎氏がドイツ人に訳してあげたところ、「それで?」という反応だったとか。確かにこれでは何にもストーリーが始まっていない!という印象なのでしょう。

  • 論理だけに偏った思想の危うさ
    論理の出発点である情緒の重要性をとてもわかりやすく書かれてあり、読みやすくおもしろかった
    日本という国の根っこにある武士道精神が市場原理や金銭至上主義によってずたずたにされている現状に対する問題意識を喚起させられた
    物質的な物よりも概念的なことに価値を置きその基準から出発して物事を考えること
    それが美しい日本を取り戻し、また世界を変える一歩になるのでは

  • いろいろ考えさせられました。

    一人の日本人として、どう生きていくのか。

  • さすが先生

  • 明快で面白かった。

  • 右傾化を伴わない古き良き日本人像の復活を提案。骨のある論旨に好感が持てる。

    「英語よりも中身。とどのつまり、とにかく国語。」
    「重要なことは非論理的に押し付けよ。“人を殺してはいけない”に、ロジックは必要か?」
    という痛快かつ刺激的な問題提起には興味がそそられる。

    会津什の掟を惚れ直した原因にもなった本書。オススメです。

  • 「論理」だけでは世界は破綻する。

    民主主義は本当にいいものなのか?

    天才が生まれる土壌には、
    美があることと、
    ひざまずく心があることと、
    精神性を大切にすること。




    日本人は情緒を重んじる。
    「もののあはれ」の感覚というのは日本人に独特なもの。

    小学生から英語など学ばせる必要はなく、しっかりと国語を学んで日本に「根」を張った教育が必要であるということ。

    「日本」という国のこと、そして日本は世界でどうあるべきかと学ばされました。

全1125件中 141 - 160件を表示

国家の品格 (新潮新書)のその他の作品

国家の品格 (新潮新書) Kindle版 国家の品格 (新潮新書) 藤原正彦

藤原正彦の作品

ツイートする