超バカの壁 (新潮新書 (149))

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 228
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101496

感想・レビュー・書評

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  • 抽象的であまり響かなかった。著者の本は初めてだが、保守的で攻撃的な印象が強かったと思う。
    しかし、全てにおいて否定しているわけではなく、著者に共感したところも多々あったのは確かである。例えば、最後の章で、自分に戻ってくるような仕事をすること(学べる仕事)と記載されているのはまったくの同感。20代前半のころは自分に合った仕事があるはずといろいろな仕事を経験もしてみたが、やっぱりそういうものはないのかもしれない。
    学べる仕事を見つけるために今は、仕事をしつつ学業に励むのみ。それを、確信しただけでも大きな収穫となった本。

  • バカの壁に続く、著書。
    それぞれの時事ネタに養老先生の考えを混ぜ込み、それぞれ本質とも言えるくらい、バシバシと切っていく面白い本だと感じた。
    中でも、予防と対策という話が印象に残っている。
    物事のうまくいっているときは、振り返らないのに、うまくいかないときはすぐに振り返る。一見普通の考えではあるが、日常的な仕事では、うまくいっているときの振り返りは少ないように感じる。
    そのため、対策で仕事をし、予防には、あまり触れない印象。うまくいっているときも振り返り(予防し、)、問題が起きてから対策する回数を減らす。
    その意識を持って仕事をすべきだと感じた著書だった

  • 「バカの壁」、「死の壁」に続く三冊目。2006年発行。

    著者は、昔ながらの自然の中での暮らしは、「仕方がない」、「水に流す」といった感覚をもたらし、何が起きてもそれを受けとめて平穏に暮らすことができるのだ、という。一方、都市化=全てを人間がコントロールしている(と思い込まされている)世界では、何か起こると人のせいにするクセがついてしまい、人間関係がギスギスしてくるのだという。

    確かに、このところ災害が頻発しているので、自然に対して畏怖の念を持ち続けるとこの大切さを実感する。

  • 読みやすく、私は好きである。
    自分に合う仕事などない。これにつきる。行き着いた先で全力を尽くすと、その先が開けることは同感である。
    偉そうに「自分に合う仕事がない」だの言わず働けということである。

  • 男女の違いの話はなるほどな、と思った。

  • ・6/12 読了.さすがに言われればその通りという話が多かった.様々な知識に裏打ちされた判断による話なだけに、ごもっともで頷ける.どうすればまともに考えられるかがわかるような気がする.さすが養老先生だと思うけど、ベースの知識そのものが間違っていたとしたら判断も狂うよなとちょっと思った.そんなことすら養老先生にはとっくにお見通しだと思うけど.

  • かっこいい・・・。
    言葉の意味そのままに、かっこいいよ・・・。

  • バカの壁と買い間違えて読んだ。
    養老さんの本を読むのは初めてで、講演とかの何かにお世話になった、というわけでもない。

    優しい言葉でガツンと殴られるような感じ。ハッとして頭が冴える、もやもやが吹っ飛ぶ爽快がある。

    本書の流れは12の問題の落とし処をはっきりさせるような短くシンプルな討論の問題集のようなところ。凄く読みやすい。

    職業のことから、教育のこと、政治・人間社会のこと。
    読んで良かった

  • なんだかんだといっても「バカの壁」には影響を受けている。養老さんは人間の特性イコール脳の特性と考えているようだ。もちろん我々には「身体的」な部分もあるし「自然」の部分もあるわけだが、我々が論議をする場合はその対象はほとんど「人間的」な部分だ。意識化というのはどうも人間の脳の特性であるようだ。

    超バカの壁ではそういう考えを捕捉するものがあるかも知れないと思って買って読んだ。内容は軽量なのですぐに読み終わる。しかし私に取っていくつかの示唆が「超バカの壁」にも含まれていた。中でも「人間、自分の前の穴を埋めていればなんとかなる」という表現にはなんだかホッとさせられた。「穴を埋める」というどこか間抜けな表現がまたいい。(養老さんは思想界の「(ビート)タケシ」だ。)そこには「あんたら、そんなに世の中全部ひとりで背負ってる気になってるが、それは脳が暴走してるだけでしょ」というたしなめも含まれている。

    養老さんは少子化の現象を、本来「自然」であるはずの子供を「都市化」してしまったからだと言う。本来の子供の価値が下がったという。とにかく今人々は「自然」に目を向けなくなってきている。これが養老さんの大警句だ。

    何の脈絡でだか忘れたが、この本のなかで韓国と北朝鮮はいっしょになればいいといっている。私も同感だ。二つ混ざれ合えばちょうどいい一つの国になるように思う。

  • 「バカの壁」も読まずに初めて氏の講演を聴いた時にはその言いたいことを言いすぎるほどの直球に椅子から飛び上がりそうなほどでしたが、あれから毎年、1度くらい聴き、慣れてしまったのでこの毒舌は全然マイルド。
    センセイ、命、狙われませんか?というほどだけど身体だけは大事にしてほしい。いや、先生は「人は何で死ぬかわかんないんでしょ?」と言ってるからいいのかな。
    隠居についても書かれていたが、氏こそ隠居できないじゃ~ありませんか?

    このサイズの本(新書)を読むともやもやが増幅することの方が多いけど、氏の主張はほぼ100%賛同してしまう。これって危ない(笑)?洗脳されてるんで?私の目の前にあるバカな壁を見つけてまだまだぶつかっていこう。

    仕事への姿勢として、東大でも助教授でも雑用をちゃんとこなし、何かをするときには覚悟するっていうのが、やっぱり世の中で突出する人は嫌なことをちゃんと責任を持ってしているんだな、と納得させられる。
    「これは俺の仕事だ」とは感動。

    理数系は言葉が下手だと固定観念だからこの言葉への造詣深さがまたスゴイ。

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著者プロフィール

解剖学者。1937年、神奈川県生まれ。著書に『バカの壁』『遺言。』(ともに新潮社)など。

「2018年 『「農業を株式会社化する」という無理 これからの農業論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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