サザエさんと株価の関係: 行動ファイナンス入門 (新潮新書 154)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101540

感想・レビュー・書評

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  • 宝くじ・競馬と株ではどちらが儲かるか」、月の満ち欠けと人間の心理・行動の関係などが興味深い。全体としては、やや単調で用語が難しい。

  • サザエさんの視聴率とTOPIXとの間には、強い連動性が存在するらしい。著者の論法では「サザエさんの資料率が高い→日曜夕方の在宅率が高い→景気が悪い→株価が下がる」と言うことになるらしい。



    本書は前編を通して、経済の分析に人間の心理や行動をファクターとして取り入れた行動ファイナンスの手法を用いて、上記のような親しみやすいテーマを材料に軽快にまとめています。

    確かに、著者のデータ分析に要した労力は相当なものであろうし、色々なテーマと株価の相関を明らかする過程は面白くはあります。しかし、一貫して同じ手法で分析される構成はちょっとクドイと感ずるし、個々のデータは「へー!」意外の何者でもない。”トリビアの泉”を見るのと同程度の感動しか生まれない。



    立ち読みには良いけど、読み物としてはどうかな・・・

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著者プロフィール

吉野 貴晶(ヨシノ タカアキ)
大和証券チーフクオンツアナリスト
大和証券チーフクオンツアナリスト。
1965年埼玉県生まれ。千葉大学卒業。筑波大学大学院博士課程修了(システムズ・マネジメント博士)。山一証券などを経て、1998年大和総研入社。大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所 リスク解析戦略研究センター客員教授。日本金融・証券計量・工学学会(JAFEE)評議員。
日経ヴェリタス人気アナリストランキング・クオンツ部門で2002年から2017年まで16年連続1位を獲得。
著書に『株式の計量分析入門』(共著、朝倉書店)、『日経平均が1日1000円暴落する相場で勝つ投資術』、『No.1アナリストがいつも使っている 投資指標の本当の見方』、『株のジンクス』、『株式投資のための定量分析入門』(以上、日本経済新聞出版社)、『サザエさんと株価の関係』(新潮新書)。


「2017年 『No.1アナリストがプロに教えている株の講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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