- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106101618
感想・レビュー・書評
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(2007/6/10)
本気で言いたいことがある 国家の品格みたいな調子で、今の日本を嘆いた文章が続く。
これはまあこれでよし。
最後の1章が気に入った。さだまさしの挫折をつづっている。長崎の天才バイオリン少年が東京で音楽高校受験に失敗し、失意の中でギターに目覚め、加山雄三をひき、曲を書き始め、アルバイトで体を壊し長崎に帰り、グレープが誕生、精霊流しが大ヒット。再び体を壊しソロになり、雨やどり、関白宣言、、、印税で映画「長江」を撮り数十億円の借金、、、。
長崎8・9で毎年コンサートをやるようになり、加山雄三にボランティアで参加してもらい、泣けた、、、。
人生45でかためようと思ったらしいが、それも通り越していまは60でいいとおもってるとか。いま54かな?
人間くさくていいじゃないですか。ねぇ。
最後に一番いいせりふがある。
過去は、未来が変わることで変えられる。
事実は変わらないが、過去の持つ意味合いは、劇的に変えることが出来る。
私の相続を勉強しようとしたのがきっかけで学び始め、中途半端におわった資格取得も、昨年の転職では役に立った。
そういうものかな。
人生、頑張りたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さだまさしの音楽はずっと好き。で、文章も読んでみたいと思ったので読んだ。
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さだまさしさんとは
同い年。読み進める度に、そうなんです‼︎と納得。とはいえ、なかなか言葉に出せず愚痴やボヤキで流してしまってる。立ち止まってゆっくり考えるきっかけになりました。 -
日本の吟遊詩人・さだまさしが語る「どこかおかしいこの国の今」。どうやら大切な所で道を間違えてしまった祖国に、何とか元に戻って欲しいという強い気持ちを込めた「遺言」とも言える書。家族・教育・宗教そして義理人情など、戦後の日本で失われつつある「正しさ・美しさ」を呼び起こし、日本人の生命(いのち)そのものに「立ち直れ、頑張れ!」と熱いエールを送り続ける。日本記録の4,000回を超えるコンサート活動を通じて全国各地を行脚し、軽妙なトークと「生命」「心」「時間」という3つのテーマを追い続ける珠玉の名曲たちは世代を問わず多くの人々の心を震わせているが、この一冊はそんな彼の命の叫びに他ならない。コンサートと同様、ユーモラスなタッチの中にも「まっさん」の熱い想いが込められている。
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歌手としてTVで見られる面と異なる面が見られて良かった。
考えることの重要さを再確認させられた。 -
さだまさしの本気すごい
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10年近く前に書かれた本ですけど、現在でもぴたりと当てはまる問題ばかりです。むしろ今の方が深刻になっているかもしれません。『美しい地球は、先祖から引き継いだモノではなく、未来の子孫から借りているモノだ」という一言が印象に残ります。頑張らなくちゃな。
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炭鉱のカナリヤとして生命、心、時間について思いをつづった本。
細かい部分は意見の違うところもあるでしょうが、全体として方向性は間違っていないと思うし、読みやすくお勧めです。 -
20130722
さくらの花びらと牡丹雪と蛍のくだりは
すごく素敵な感性だと思う。
未来に生きる人のためにいますべきこと、そういう想像力は、感謝の気持ちからうまれる。感謝の気持ちは、過去からつながる今を大切に思う気持ちからつまれる。今を大切に思う気持ちは過去に生きた人やその考えを大切に思う気持ちからうまれる。