父親が教えるツルカメ算 (新潮新書 175)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101755

感想・レビュー・書評

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  • ツルカメ算を知らなかったため手に取った本。中学受験をする小学生が学ぶ算数のことが知れて良かった。小さい頃から算数で論理的思考を身につけさせることが、子どもの生きる力を育てるために重要、という主張については、確かにそうなのかもしれないと思う一方、自身がツルカメ算を学んでいた方が良かったと思うか、と問われた時に、絶対にYES、とはならないかなと思った。いずれにしても、中学受験も悪くないのかもしれない、という気づきにはなった。子どもにツルカメ算を出してみようと思った。

  • これはもうだいぶ前からその存在を認識しているものだけど、読もうとは思わなかったもの。子どもに教えるのは何とかなるだろうと思ってたけど、いざその段になると、意外に手間取ってしまうことがあり、不本意ながらも本書を紐解くことに。自分が問題を解ける必要はそれほどないと思うけど、解説が理解でき、それを噛み砕いて教える能力は必要。中学以降の数学知識を用いず、小学時点での武器で闘うには、それなりの発想力やセンスが求められる。そのセンスをどれだけ伝えられるか、それが問題だ。

  • 文句なくいい。
    子供が離れていても、ぜんぜん構わない。
    その理由が自分にもわかった。

  • [ 内容 ]
    算数は「拷問」ではなく、子供の論理性や自制心を養い、父親の人生観を子供に伝えるための恰好のツールである―。
    二人の息子を育てあげた自らの実体験に基づき、父親が子供に算数を教えることの重要性を説く。
    ツルカメ算、和差算、差集め算、ニュートン算、流水算から図形問題まで、厳選の24問を本文中に出題。
    中学受験にも登場する例題を解きながら、長らく忘れていた算数の楽しさを思い出し、勘所がつかめる一冊。

    [ 目次 ]
    1 父親って何だろう―算数と国語力、生きるための論理的思考力
    2 すべてはツルカメ算から始まる―ツルカメ算、和差算
    3 子育てとはいったい何だろうか―差集め算、ニュートン算
    4 計算が苦手な子供の基礎的トレーニング―ソロバンの基本、十九十九
    5 分数と比の面白さ―割り算の意味、流水算
    6 素晴らしい図形の世界―円のバリエーション、立体図形
    7 子供の未来と父親の人生―算数と人生観、セルフ・コントロールの能力

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    [ 参考となる書評 ]

  • 勉強になりました

  • 2011/5/17読了。
    幼少期に算数を通じて論理性や自制心を学ぶ大切さと、父親がその教え役を担う意義を綴った本。私自身は公立の中高で過ごしたので、大学に入って家庭教師を務めた際に初めて鶴亀算やニュートン算に触れたのであるが、どちらも問題文を見ただけでは小学生の知識でどのように解くのか全く分からず、解説をみてその考えの奥深さに唸ってしまったことを覚えている。
    算数を通じて勉強の面白さを知ることの重要性には大いに賛成できるが、そのためには中高一貫校が良いという論理には少々の飛躍があるように感じられた。

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著者プロフィール

(みた・まさひろ)小説家、武蔵野大学名誉教授。1948年生まれ。1977年、「僕って何」で芥川賞受賞。主な作品に、『いちご同盟』、『釈迦と維摩 小説維摩経』『桓武天皇 平安の覇王』、『空海』、『日蓮』、『[新釈]罪と罰 スヴィドリガイロフの死』、『[新釈]白痴 書かれざる物語』、『[新釈]悪霊 神の姿をした人』、『親鸞』、『尼将軍』、『天海』などがある。日本文藝家協会副理事長、日本文藝著作権センター事務局長も務める。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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