反西洋思想 (新潮新書 182)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101823

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  • [ 内容 ]
    ナチズム、毛沢東思想、「近代の超克」、イスラム原理主義…。
    「西洋」を敵視して戦いを促す思想は、昔から絶えることがない。
    西洋はなぜ憎まれるのだろう?
    「敵」は西洋の何が気に入らないのか―。
    聖書、コーラン、ドイツロマン主義、ロシア思想から、特攻隊員の遺書やビン・ラディンの声明までを渉猟、「反西洋思想」に共通した要素をえぐり出す。
    現代史の難問に挑んだ画期的論考。

    [ 目次 ]
    序章 オクシデンタリズムとは何か
    第1章 西洋の都市
    第2章 英雄と商人
    第3章 西洋の心
    第4章 神の怒り
    終章 思想の相互汚染

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著者プロフィール

イアン・ブルマ(Ian Buruma) 一九五一年、オランダ・ハーグ生まれ。ライデン大学で中国史、中国語を修めた後、文部省留学生として日本大学芸術学部に留学し日本の演劇、映画を研究。時事分析、文芸評論、政治など多岐にわたる分野で国際的に定評のある著述家で、現在は『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』の編集長も務める。二作の小説を含む一七の著作には『戦争の記憶 日本人とドイツ人』(TBSブリタニカ、一九九四年)、『近代日本の誕生』(ランダムハウス講談社、二〇〇六年)、『廃墟の零年 1945』(白水社、二〇一五年)など二〇世紀日本に関連する著書も多い。二〇〇八年、ヨーロッパ文化、社会、学術への貢献を評されエラスムス賞を受賞。二〇一八年、アメリカ文学芸術アカデミー外国人名誉会員ならびにアメリカ芸術科学アカデミー会員に選出される。

「2018年 『暴力とエロスの現代史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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