戦場でメシを食う (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 120
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101878

作品紹介・あらすじ

死と隣りあわせで人は何を食べるのか?戦場からの中継でお馴染みのジャーナリストが食べることに拘り、世界の紛争地に生きる人たちの実態を迫真レポートする。雪山行軍中のアフガン・ゲリラとかじったナンの味、食料がないながらも「食う」ことに貪欲なサラエボの市民たちの姿、闇のなか手づかみで味わうアチェのココナッツカレー、そしてイラクでは日本人の死に間近に接し改めて「生きる」ことについて考える…。

感想・レビュー・書評

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  • 100827with鼓童fromきつつき
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    死と隣りあわせで人は何を食べるのか?戦場からの中継でお馴染みのジャーナリストが食べることに拘り、世界の紛争地に生きる人たちの実態を迫真レポートする。雪山行軍中のアフガン・ゲリラとかじったナンの味、食料がないながらも「食う」ことに貪欲なサラエボの市民たちの姿、闇のなか手づかみで味わうアチェのココナッツカレー、そしてイラクでは日本人の死に間近に接し改めて「生きる」ことについて考える…。
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    第1章 アフガニスタン―戦場でも、人はメシを食う
    第2章 サラエボ―“この世の終末”の街で
    第3章 アルバニア―世界で最も孤立した国
    第4章 チェチェン―束の間の戦火の休息
    第5章 アチェ―東南アジアの地雷原
    第6章 イラク―死と隣り合わせの食卓

  • 「食」に関するテーマで選んだ一冊。ミリメシのようなぬるい内容だと思ってましたら、戦場ジャーナリストによる、中東のリアルな現状レポートでした。
    その場所場所で食べた「食」を紹介し、重くなりがちな本文にスパイスを与えています。

    内容はちょっと古いのですが、書かれている文章はまぎれもない現実、戦場真っ只中、もしくはその後。

    銃撃や砲弾でボロボロになった街には生活があって、その後も生活があって・・・。現代の日本で過ごす自分には、この街が戦争状態に陥ったらどうなるか、全く想像ができません。ボロボロになっても生きていかなければならない。

    また、戦争状態に陥ってしまった政府に対しても、客観的には評価できますし、意見も率直に聞けます。それがいざ自分達の政府だったら、一気に盲目的になってしまいそう。

    外部の世界を見たことで、内部の実際のところはどうなのか。別の視点を見ようとしたくなく、良い気づきを与えてくれる一冊です。

  • 数々の戦場を巡ったジャーナリストが、取材先での食にまつわるエピソードをまとめている。


    戦闘下であっても何であっても、人間は食べなければ活動できないし、生きていけないのだが、ニュース映像を見ているだけだと、そういう「生きるための営み」が当然あるということを忘れてしまう。
    そこにものを食べて、生きている人間がいるということを感じられない。


    著者は、実際に戦場の取材中にどんな人々とどんなものを食べて過ごしたのかを書いている。
    そこに人がいて、何かを食べている。
    戦場でも、人間生活の当たり前のことが行われているということを思い出す。

  • あの強面佐藤さんはなかなか書ける人だった。厳しい状況下にあっても暖かい眼差しで仲間を見ている。
    軽く書いてあったが、生への執着と日常の一コマ、日々の営みとしての食事が生々しく感じられた。

  • 最初は「メシを食う」を「生業にする」意味で、戦争ルポライターとしての心構えを書いた本だと思ってたら違った。
    「メシを食う」はほんとに「食事をする」ってことだったのね。

    とは言え、別に食事に焦点を絞ったルポというわけではなく、戦地の実情を現場から捉えたもの。全体として読みやすい上に視点が独特で、良書。

  • 新書文庫

  • タイトルに釣られて購入したが、「メシ」がメインになっているのではなく、作者の訪れた国での年代ごとの国の様相と作者が出会った「人」に焦点を当てて書いているように感じた。
    もっと食メインだと思っていたので少しガッカリしたけど、それはあくまで自分の求めているイメージと離れていたからであって内容はとても面白かった。
    2016.5.2

  • 戦闘地帯に行った事についての紀行文の様なもの。
    本職じゃないのか、文章が下手。

  • いつも難しくて理解につまずく問題を食を結びつけることによってやっと入り込むことができた。感謝。

  • ジャーナリストである筆者が、中東からヨーロッパ、東南アジアなど、様々な戦場で食べた食べ物の記憶。日本ではあまり知られていない国の話も出てきて、少し、世界を知ることができた気がした。

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