ウェブ人間論 (新潮新書)

  • 新潮社
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本棚登録 : 995
レビュー : 140
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101939

作品紹介・あらすじ

日本におけるインターネット元年から十年。今、ウェブ2・0という新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容していくのか-。ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ論。

感想・レビュー・書評

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  • 梅田氏と平野氏の対談。
    個人的にはウェブ進化論を読むだけで十分かと。

  • ここ最近読んだ中で一番手ごたえを感じられない無い本でした。
    私には難しかった。分かったことは、賢い人同士の対談の中には、平凡な私は入る余地無しということだけでしょうか。なんだか大人同士の難しい会話の中に付き合わされた幼少期を思い出してしまいした(笑)
    まあ分かる人には当然分かるものだと思うので、私の評価は気にしないでもらわれたい。
    出版されたのが今から10年以上前のものですから、当時と今では状況も変わっていると思います。この先も激しいスピードでウェブ進化は続いていき、新たな問題や変容を迫られることがあると思われます。そんな中で人はどう対応し、どう変容を遂げるのか。社会がどう変わっていくのか。これからの未来がどう変化していくのだろうかと考えれば考えるほど、なんだかワクワクもしてきますね。

  • 梅田望夫と平野啓一郎との対談本。
    9年前に発行された本だが、梅田望夫のウェブに対する見方はおおむね合っているのかなと感じた。
    細かいところを見れば確かに違う進化の仕方をしたものも見られるが、彼の主張の根本の部分はその通りであったなぁと見ます。

  • 対談形式。

    ウェブはこれからどうなっていくのか。
    やはり物はそれなりに価値を持ち続けるだろうという見解。

  • おすすめ資料 第53回 「ウェブ進化」によって人間はどう変わるのか(2007.11.30)
     
    インターネットが一般に普及して10年少々、インターネットが人間をどのように変えるかということにずっと興味があったと言う文学の世界に住む芥川賞作家と『ウェブ進化論』(ちくま新書)で一躍有名になったビジネスと情報技術の最先端にいるコンサルタントとの二度にわたる対談を以下の四章にまとめたのが本書です。

     第一章ウェブ世界で生きる
     第二章匿名社会のサバイバル術
     第三章本、ipod、グーグル、そしてユーチューブ
     第四章人間はどう「進化」するのか

    教養に裏打ちされた鋭い洞察力と豊かな言葉による表現力を兼ね備えた文学者と常に物事を肯定的・前向きに捉え、時には自らの体験を交えて門外漢にもわかりやすく「ウェブの進化」を説明されるコンサルタント、視点の違う二人による議論に読者はいつの間にか引き込まれてしまいます。
    二人の底流にはタイトルが示すとおりの「ウェブ・人間論」とも「ウェブ人間・論」とも読める「ウェブ進化」によって変わりつつある社会と人間への興味が貫かれています。
    情報の洪水ともいえるウェブ時代をどう生きるのか、示唆に富んだ刺激的な議論にあなたも参加してみてはいかがでしょうか。

  • 「ウェブ進化論」の梅田さんはバランス良くネット社会を冷静に見つめていて非常に示唆を受けたが、この本はちょっと極論というか、「あれ?」っと感じることが多い。
    対談なので、「売り言葉に買い言葉」みたいな表出の仕方をするものなのかも知れない。
    「ウェブ進化論」が非常に良かっただけに、少し残念。

  • これは間違いなく「トンデモ本」だ。その爆笑性ゆえに5点満点である。2006年刊行であるため8年たって「トンデモ本」になってしまったともいえるが、何せ梅田何がしという「はしゃぐ猿」のはしゃぎっぷりがそもそもトンデモない。まず言っている事すべてが猿でもできる後知恵でしかない。刊行当時はそれこそ未知なものとしてのインターネットの権威としてかなりの人数をわかったような気にさせたことは想像できるが、8年たってのこのWEBを取り巻く世界がひとつも、本当にただのひとつも想像すらされていないところがともかくトンでもない。「10年から15年先のことは正確に予想できる」と自慢げに語り、グーグルのすべてを理解していると胸を張る梅田某が、次から次へと語るに落ちて、ボロボロと皮がはがれていくさまは爽快感すら覚える。平野はさすがの作家たる想像力で、LTEやスマホの普及や、形而上的な予想されうる「闇」について言及しているが、いちいちその鋭い洞察をわきに押しやって、おだてられるままに木にどこまでも登っていく「はしゃぐ猿」梅田。
    声を出して突っ込みを入れながら、2014年の今こそ爆笑できる一冊である。

  • 作家とITの中枢にいる、まったく出自の違う二人による、インターネット時代の社会論、人間論。二人の考え方の違いがわりとそのまま対談で描かれていて、その緊張感が面白い。ザックリ言うと、楽観主義と悲観主義。梅田さんの言葉を借りれば、同時代や近未来に興味があるか、過去や歴史に興味があるか、ということか。僕はどっちかと言うと平野さん派なんだけど、印象に残ったのがブログ語りなどが全盛の時代に、「自分を語ることは自分を知ることではあるが、同時に自分を誤解することでもある」という一節。
     自分の言葉が通じるかどうか、が知らないうちに「多くの人に認められるような語り」に変化したりすることはありそうなことだな、と。「語ること」は安易にはできないな、と普段良く思っていることを再確認。で、「思ってて語らないこと」をどう記憶にとどめるか、という問題が出てきて・・・堂々巡り・・・

  • 『ウェブ進化論』(ちくま新書)の著者である梅田夫望氏と、『日蝕』『葬送』(ともに新潮文庫)などで知られる小説家の平野啓一郎氏が、ウェブ世界の可能性とそれに伴う人間観の変化について語った本。

    両氏とも、インターネットの持つインパクトの大きさを認めながらも、人間の理解については異なった意見を持っており、そのことは「おわりに」で梅田氏が次のような的確な表現で述べています。「私はむしろ「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化は不可避との前提で、個はいかにサバイバルすべきか」を最優先に考える。……「社会の変容」への対応という視点から「個の変容」をとらえようとする傾向が強い。しかし平野さんは「人間一人ひとりのディテールをミクロに見つめること」によって「個の変容」を考え、その集積として「社会の変容」を考えようとする」。

    とくに、実名でネット社会を渡り、そこでの反響をビジネスにつなげていくたくましい「個」と、匿名でネット上に言葉を紡いでいくことでみずからのアイデンティティのオルタナティヴな可能性を発見する「個」のあり方がテーマになった第2章が読み応えがあります。

    インターネットの急速な発展による「人間」の変化を本質的なレヴェルで論じた、興味深い本です。

  • これから、良さそうな予感あり。

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