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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784106101946
感想・レビュー・書評
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2024年5月13日読了。ソニーCEOを務めコーポレート・ガバナンス確立に大きく貢献した出井氏による自伝。率直な物言いと自慢話だけでない(と思われる)内容が氏の人柄をしのばせる。だが、新卒からのソニー生え抜きで「プロ経営者」として海外でも存在感を発揮する、って相当珍しい経歴なのではないか?2000年に私もソニーに憧れ採用試験を受けたりしたが出井氏は当時のまさにスター経営者だったが、その後「ソニー凋落の張本人」などと言われ、本人にも大いに言いたいことがあったのだろう…と想像する。未来がどうなるかは予測できず下した決断が数十年後にどういう結果になるかは予見できないが、それでも自分を信じて決断するしかないんだなあ…経営者が孤独に耐えられず腹心の部下に裏切られたり、占い師に頼ったりする気持ちはわかる。
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15年前にここまで、見渡せていた出井さん、凄い。
プロ経営者について書いてある -
サラリーマンは、上からやれと言われてやる「表の仕事」だけやっていたのでは面白くない
「裏の仕事」をやっておかないと発展がない
結果が出なければ失敗と見なされるから、
失敗とならないために、自分を信じて、成功するまで続ける
稲森和夫の「働き方」にも同じフレーズがあり、
実績を残された方は、簡単には諦めない
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創業社員以外から初めての社長となった著者が10年間を振り返る。ホールディングス制、M&A、インターネットなど、今では当たり前のことに対して、ソニーは先進的に取り組んでいたことがわかる。
また、アップルを買収しようとしていたくだりには興味がわいた。買収していたら、今頃どうなっていたのだろう。
それにしても、ソニーの革新性に陰りが見えてきたことが寂しい。大企業になってしまったことの代償なのだろうか。 -
ソニーの前CEOである出井伸之氏が、ソニーの経営者としての10年を振り返って自著した本。
(悪い言い方をすれば、出井氏自身による自慢&言い訳本。)
本書を読んで、やはり出井氏は先進的なプロの経営者としての資質を持っていたのだと思った。と同時に出井氏に欠けていたものも見えて来た感じがした。
ソニーが迷走してしまった理由は、出井氏に欠けている部分を補う人・チームが存在しなかったことなのかも…
(出井氏はチーム経営を標榜していたのに…)
ほぼ同時期のソニーについて別の視点から書かれた「ソニーとSONY」と合わせて読むと面白い。 -
ブロードバンドといえば高速インターネット。いまや常識だが、ソニーがこの言葉を使い始めたのはとても早くて、学生のころ、99年くらいに、ソニーの資料で初めて目にした。
コンテンツやPCやカメラが「Broad Band」と書かれた円盤の上に乗った図で、意味が分からず。「太いおび?」でプロダクトを結びつけて価値を高める概念?みたいなものかと。
まあ、それはソニーのインターンプログラムに参加した時の話で、その時の経験が、インターネットによる革新が間近であることを実感して、大学院ではなく就職を選択するきっかけになった。
あれからちょうど10年経ち、ブロードバンドもワイヤレス化しちゃったりして、とにかく、あの時のソニーのビジョンは非常に正しかったと、今でも思う。
出井さんは、広報宣伝の役員だった93年、有志の社員と一緒に「今後の10年に向けて」というレポートに、このビジョンをまとめたというから、たいした眼だ。
ブロードバンド、プレイステーション、バイオ、サイバーショット。コーポレートガバナンス。
あの頃のソニーの出してくる言葉は、どれもなんだか新しく、輝いて見えた。
その後のソニーショックの戦犯と言われたりしていても、自分の世代にとってのソニーブランドは、あの時代の、出井色の経験であり、やっぱりかっこいいと思うのである。
その裏で、ヒーローである創業家との決別や、求心力の獲得、傾いた財務体質の改善、ネット時代への戦略、複数業態を抱えるグローバルカンパニーの最適なガバナンスの確立。。
初の非創業家経営者としてソニーを率いた出井さんには、睡眠薬片手に、色々な迷いと決断があったようだ。 -
経営者の仕事を整理できた。魅力あるビジョンを掲げる。ビジョン達成のためのオペレーション、企業統治、適切な後継者選択、これらの仕組みを整備し機能させる。言うは易し、行うは難し。
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出井さんがソニーの社長として行ったことの説明。
それまでの創業社長と違って、安定期に入った巨大企業を立て直さなければならない。
たいへんな決断力とともに鈍感力が求められるのが巨大企業の社長だということがわかった。
細かいことは気にしていられない。
自分とは別世界の話だが、読んで勉強になった。 -
イヤー。生々しくて おもしろい。
2006年の時点での語りで・・・なんともいえないなぁ。
今の時点で書くと もっと 浮き彫りになるのではないか
出井伸之の失敗と成果が・・・。
7兆円と16万人の職員という巨大なソニーを
どう舵を取るのか?
そのことにおける 迷いと決断 がその中にあるが
社長になる前史と社長が終わった後史 が 味わいがあった。
トラブルを処理する立場に いつも立ち会ったこと。
時間軸における錯誤が さまざまな影響を及ぼしたこと。
非連続な融合と飛躍・・・に期待すること。
エレクトロニクスとエンターテイメントとファイナンシャル
という3つの柱を持った ソニーが どのような方向へ向かうのか?
創業経営者と継続経営者の違いが 明確になって
そのうえでの 継続経営者の 経営を技術にしようとするところに
面白みがあるんですね。
創業者の好きなことをしたいという考えと
好きなことをしていては キャッシュフローが追いついていない・・・
それを切り替えるべき視点。
コーポレートガバナンス・・・・英語の言葉が多くて 難解でした。
でも 何をしようとしているのかが よく見えて面白かったが
なぜ ハワード だったのか?
やはり よくわからなかったね。
しがらみを抜けるために極端に走りすぎたのだろう。
広告収入をえながら放送するというテレビ局は
古い型のモデルと言い切っているが、
なぜペイテレビが根付かなかったのか?
日本のメーカーの携帯電話が 世界の5%しか握れなかったのは
なぜなのか?
ノキア モトローラ サムスン。
そして 今で言えば なぜ アップルがここまでの快進撃を。
ソニーが アップルとディズニーを買いたかったというのは
いいなぁ。もしそうなったら 世界は変わっていた。
でも ジョブスが 復帰したので それははかない夢となった。
ジョブス亡き後 ソニーが アップルを買うことができるのかな? -
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巨大企業のCEOが時代を振り返った本。CEOには大きな責任があり、その立場にならないと重責からのプレッシャーというのは分からないものだなと思える本。私の全く想像できない世界について書かれた本だったのでとても刺激的だった。
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今更だからどこまでが真実かわからんから
なんともいいようがないね。
でも確かにSonyのトップはものすごい
重圧だったと思う。大変だったろうな〜。
ちなみに自分がシリコンバレーの会社に
勤めているから出井さんの言うことは分かる。
ある意味、Livedoorとかの同じで
□Enduserにサービスをインターネットを介して
シームレスにどんなデバイスでも提供する。
□そのプラットフォームベンダーにSonyはなりたい
ということでしょ。前から、分かってたよ。
出井さーん。 -
[ 内容 ]
前CEOが自ら語った「出井改革」の真実。
決断するまでは、誰しも迷う。
ましてや従業員16万人、売り上げ総額7.5兆円の企業の運命がかかっているのならば……。
一社員から、ソニー初の「プロフェッショナル経営者」として社長に就任した著者は、瀕死の状態だったソニーの立て直しに成功する。
そして、コーポレート・ガバナンス改革を実践し、精緻な企業戦略を練り上げ、さらなる改革へと突き進むが……。
前CEOが、初めて語ったソニー経営の内幕。
[ 目次 ]
第1章 「CEO出井伸之」のできるまで
第2章 「生存率50%以下」の会社
第3章 手探りのコーポレート・ガバナンス
第4章 AV/IT路線とコンバージェンス戦略
第5章 CEOの孤独
第6章 やり残したこと
第7章 新しい夢と出発
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
・経営
バランスシート重視の経営
それまでは意欲だけで投資
IT化への舵取り
コンバージェンス(融合)
エレクトロニクスとエンタメをくっつける
・ソニーの柱
エレクトロニクス、エンターテイメント、サービス
・クォンタムリープ
CEO引退後設立した会社名
掛け算の発想
量子力学 連続線上にないジャンプのこと -
全世界16万人を率いるプレッシャーは数え切れないほどの夜を過ごしたという。タイトル通りの迷いと決断の連続、手探りで進んでいく様子は、人間として生きていく面白さと勇気を与えてくれる。
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大会社のトップもペーペーも考えることはあんまり変わらんもんだ。
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おととし企画で呼ぼうとアイディアが出た(結局は別の人になったが…)際に、筆者の勉強として読んだ本を、あらためて読んでみた。
第1章にて、筆者がCEOになる経緯を述べる。続いて、就任当時のソニーの状態分析を、そして3〜4章では自らが行った経営を述べている。そして5〜7章でその時感じたこと・失敗したこと・今後やりたいことを記述している。特に5章以降から、自分が思う経営とは?や、グローバル経営に必要な視点、カリスマ的な商品が生まれるには?、経営の最大なる誤算を生む物は「時間軸の誤差」である、など自らの経営での哲学が非常に面白い。
これを読んで考えた経営に必要な事は、
?明確化 ?最適配分
?切り捨て ?共通化
となろう。明確化とは、誤解なきように説明する責任があるという事。最適配分・切り捨てとは、経営資源をいかに適切に配置するのか?そのためには事業を切り捨てることをいとわないようにするという事。共通化とは、例えば、異なる財務体制の事業を複数抱えているときに一つの事業でしか使えない会計ではなく、共通して使えるものを使うように、組織内で共通した評価軸を作っておくべきであるという事。
普通にためになります。 -
グローバルで変化の早い業界のCEOが判断に悩んだ様子がリアルにわかる。すばらしい経営学のケースブックとして活用できる。再読要。
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