「法令遵守」が日本を滅ぼす (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 485
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101977

感想・レビュー・書評

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  • ビジネス知識源で確か紹介されていたはず

  • http://d.hatena.ne.jp/essa/20070510/p1
    ライブドア事件について

  • まっとうな本。
    コンプライアンスを言葉の武器にしてはならい。そしてまたバックラッシュを主張しているわけでもない。

  • ゼネコンの談合、ライブドア、村上ファンド、パロマなどの記憶に新しい問題を例に、「法令遵守」に固執することの弊害を説いています。
    法令によらない、倫理観・信頼・社会的責任を果たそうとする姿勢によって支えられた日本が、変化しようとしているのを感じました。
    現状では法的責任を追及されるのを恐れるあまり、会社や官庁の組織が硬直化し、ものごとの全体を把握できなくなっていることがよくわかりました。
    法律に違反しているかしていないかを最重要視するマスコミの報道のカラクリも解説してありました。
    とてもおもしろいオススメ本です。

  • 長崎で大活躍した郷原元検事の痛快な一冊。法の背景にある社会的要請を忘れて、細かな法令にこだわる”法令遵守”が大手を振って歩く最近の日本は、大間違いだと説く。

  • なんらかの必要があって、あると思われるから決めたルールなのだろうが、それを守ろうとする中で、本来の、制定の目的を見失ったり、他人に無理を押し付けたり、身動きが取りにくくなったり、息苦しさを感じる。最近仕事上非常に多いことです。次のブームは安全と環境保護のルールでしょうか。(もう、過去なのかも)

  • 検察官出身の著者が法律さえ守ればいいという考えが現代社会とマッチしていないことを実例を持って解説している本。

  • 社会の現状に照らし合わせた必要性からは乖離した法令をただ闇雲に遵守することで起こる弊害を、談合問題・ライブドア事件・村上ファンド事件・耐震強度偽装事件などの具体例をあげて説明している。法令本来の目的を見失い法令遵守が自己目的化したり、包括的規定に基づいて処罰するべき案件を形式犯として罰則を適用したりするために不利益をもたらしていることが多いという点を指摘しながら、法令の背後にある社会的要請に応えていくという日本型のコンプライアンスとそれに基づく組織づくりを提案している。面白くためになる本でした。

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著者プロフィール

郷原 信郎(ゴウハラ ノブオ)
郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表
1977年東京大学理学部卒業。83年検事任官、公正取引委員会事務局審査部付検事、東京地検検事、広島地検特別刑事部長、法務省法務総合研究所研究官、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官兼教官などを経て、05年桐蔭横浜大学法科大学院教授、06年弁護士登録、08年郷原総合法律事務所(現・郷原総合コンプライアンス法律事務所)開設。09年名城大学教授。2012年関西大学特任教授。
『青年市長は司法の闇と闘った』(KADOKAWA、2017年)、『告発の正義』(ちくま新書、2015年)、『検察崩壊~失われた正義』(毎日新聞社、2012年)、『第三者委員会は企業を変えられるか~九州電力「やらせメール」問題の深層』(毎日新聞社、2012年)、『組織の思考が止まるとき~「法令遵守」から「ルールの創造」へ』(毎日新聞社、2011年)、『特捜検察の終焉』(飛鳥新社、2010年)、『検察が危ない』(ベスト新書、2010年)ほか著書多数。

「2019年 『初級 ビジネスコンプライアンス 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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