言語世界地図 (新潮新書 266)

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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102660

感想・レビュー・書評

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  • なんと、単一言語の国は珍しいものだったのか。
    日本人が英語を上達しないのは日本語以外の言葉を遣う必要がないから、と言われてまぁな、とは思ってたけど、こういうことやったんか。
    同じ国でも地域によって言語が違う。方言とかいうレベルではなく。それは民族的な主張でもある。簡単に捨てられるものではない。東京で関西弁を貫く関西人も同じか。
    みんな必要に駆られていろんな言語を身につけてたんや。驚き。
    島国なのはかなり影響あると思うけど、それにしても日本の統治ってすごくない?

  • 世界の言語の成り立ちや分類が分かりやすく書いてあるので、触りの読み物としてはとっつきやすかった。コラムをまとめた本であるため仕方ないと思うが、言語体系の図表などがあると分かりやすかったが。。。

  • だいぶ前に買って未読だったので。
    世界中のさまざまな言語について、その分布や分類、歴史や変遷などについて紹介する一冊。
    意外な事実や不思議なことなど、知らないことがたくさんで興味深かった。
    紹介されている言語があまりにも多いため、詳細な説明まではないが興味の入り口としてはいいのかも。
    文法(語順や活用など)の違いや特徴についての内容は特に興味深かった。

  • かなり幅広い知識があると深く楽しめる、その表層

  • 105円購入2012-10-03

  • セルビア語とクロアチア語は、同じ一つの言語の方言だと見なすことができるほど酷似しており、セルビア・クロアチア語という一つの言語として認定しても言語学的には差し支えないほどなのに、東方正教系のセルビア人はキリル文字を使い、カトリックのクロアチア人はローマ字を使う、同じようにウイグル語がアラビア文字をウイグル語の発音に合わせて改良したウイグル文字を使うのはイスラム世界の象徴としてのアラビア文字に対する愛着のため、など言語にまつわる「へぇ〜」な知識が満載。

  • 世界の言語事情をわかりやすく書いているので読み易い

  • 第一章 ヨーロッパ
    第二章 アジア
    第三章 中東、アフリカ
    第四章 アメリカ大陸

  • 世界史、語学が好きな人は読んだら楽しいと思う。
    語学は習ったけど、言語学っていう言語の成り立ちは、もっと深いところから語学を学ぶようで楽しいだろうな。
    実際に読んでいて楽しかったな!もっと例文みたいなのがあって、それがなんで書かれているか理解できたらさらに楽しく読めると思う。

  • 世界地図を覚える一つの方法。
    高校時代、世界史ではさっぱり頭に入らなかった国々の歴史が、言語を通して興味深く読める。

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著者プロフィール

1957年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。
現在、名古屋大学教授。専門は言語学。
著書『言語学が好きになる本』『生成文法がわかる本』『日本語のしくみがわかる本』(以上、研究社)
『チョムスキー入門』『ソシュール入門』(以上、光文社新書)『言語世界地図』(新潮新書)ほか。
フジテレビのクイズ番組「タモリのジャポニカロゴス」に解説者としてレギュラー出演

「2009年 『変わる日本語その感性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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