迷惑メールは誰が出す? (新潮新書 283)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102837

作品紹介・あらすじ

見知らぬ相手から、なぜ次々に怪しいメールが届くのでしょうか?あなたのメールアドレスが、どうして世界中に知れ渡ってしまうのでしょうか?迷惑メールを送ると、一体誰にどんな利益があるのでしょうか?そして、この無差別なメール攻撃はどうしたら防げるのでしょうか?企業の通信システムを麻痺させ、人心をも破壊する迷惑メールの全貌を解明し、現代のネット社会の闇に迫ります。

感想・レビュー・書評

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  • 【NDC1】007.6389 【サイズ】18cm 【ページ数/時間】186p
    【刊行形態】単品 新書 【利用対象】一般 【ISBN】978-4-10-610283-7 【件名】電子メール(デンシ メール)

  • 2時間程度で読破。迷惑メール送信の仕組みからメールの送信の仕組みを大まかに知ることが出来た。

  • 前提知識の無い人にもわかる様にという意識がかえって分かりづらくしていると思われる節がある部分も。
    特にケチをつけるところもないのだが、なるほどという感じでもない。
    可もなく不可もなくというのがこういう感じなのかな。

  • 電話にくる迷惑メールの話ではない。パソコンの方。

  • (2012.03.08読了)(2012.03.03購入)
    こちらからメールアドレスを教えてメールを受け取ることを了承している人たち以外から来るメールを迷惑メールとすれば、僕のところにも結構沢山の迷惑メールが毎日送られてきます。宛先のアドレスに僕のアドレスが入っているのが届くのはまだしも、僕のアドレスが入っていないのに届いているのが沢山あります。その辺の仕組みを教えてくれないだろうか。
    それと、ホームページとか、ブログとかはやっていないのに、なぜメールアドレスが漏れるのか、ということも教えてもらえないだろうか。
    このようなことを期待しながら読んだのですが、期待はずれな内容の本でした。
    メールアドレスをあれこれと収集するのを専門としている人に書いてもらうと実際的で、防ぐ方法も実用的なアドバイスが貰えそうです。
    「週刊新潮」の編集者とかならそのような人脈に近づけそうな気がするのですが、いかがなものでしょうか。

    目次
    まえがき
    第1章、天災より恐い迷惑メール被害
    ―全世界の1日のメール数は約1530億通。うち迷惑メールが85%!
    第2章、なにが迷惑なのか?なぜ迷惑なのか?
    ―迷惑メールのルーツを探る。国や法律はどこまで守ってくれるの?
    第3章、メールのメカニズムを知る
    ―メールはどうやって送受信を行うの?そのシステムに潜む落とし穴!
    第4章、誰が出すのか?なぜ送るのか?
    ―なぜあなたのアドレスがわかるのか?真犯人をついにつきとめる!
    第5章、迷惑メールを防げるか?
    ―無差別攻撃は、なぜ行われるのか?防御のための知恵を明かす。
    第6章、秘伝・迷惑メール対処法
    ―もう悩まされないために……迷惑メールよ、さようなら!
    あとがき

    ●電子メール(12頁)
    新しいコミュニケーション手段は、必ずと言っていいほど新しい市場を生み出します。メールは、その手軽さ、相手の状況を考慮せずに送れる随時性、さまざまな情報を送信できる多様性、どこでも送受信できる柔軟性によって、まずプライベートコミュニケーションに、やがてはビジネスコミュニケーションのツールとして定着して行きました。いまでは、メールなしにはビジネスが成り立たない印象すらあります。
    (以前、コンピュータのトラブルは、ユーザまで飛んでいかないと解決しないものが結構あったのですが、今は、メールと電話で何とかなるのがほとんどではないでしょうか)
    ●スパムメール(迷惑メール)(25頁)
    ・不特定多数の相手に自動的に送りつけられる、広告・宣伝・勧誘・誘導・詐欺を目的とするメッセージ
    ・受信者の意向を無視して送られてくるメッセージ
    ・コンピュータウイルスやワームの動作によって無差別に発信されるメッセージ
    ●迷惑メールの送信者(64頁)
    迷惑メールの大半は、広告を目的とするものです。したがって、物を売ろうとする人が、迷惑メールの主要な送信者となります。
    十分なキャッシュフローをもたないか、あるいは放送倫理に抵触してテレビなどでは扱ってもらえない商品を販売している業者が、迷惑メールを利用するわけです。
    統計調査でも、非合法ローン、マルチ商法、カジノ、アダルトグッズ、出会い系などを主題とする迷惑メールが常に上位に位置しています。
    ●どこから出すのか(85頁)
    迷惑メールの発信元はいまも昔もアメリカが最多です。現在では、比較的法的な規制のゆるい中国、東欧の割合が高くなっていますが、突出している地域はありません。
    ●こんなURLリンクには注意(100頁)
    http://www.example.com?12345
    こんなリンクが記載されているメールをよく見かけます。ポイントは、「?12345」の部分です。ホームページのアドレスを示しているのは、www.example.comまでで、?マーク以降はそのホームページへ渡すデータを表しています。
    (誰に出したメールなのかを識別するために利用したりしているのだそうです。)

    ☆関連図書(既読)
    「インターネット」村井純著、岩波新書、1995.11.30
    「インターネットⅡ」村井純著、岩波新書、1998.07.30
    「インターネットが変える世界」古瀬幸広・廣瀬克哉著、岩波新書、1996.02.20
    「インターネット・セキュリティ」黒田豊著、丸善ライブラリー、1997.07.20
    「インターネットセキュリティ入門」佐々木良一著、岩波新書、1999.03.19
    「インターネット術語集」矢野直明著、岩波新書、2000.04.20
    「インターネット犯罪」河﨑貴一著、文春新書、2001.03.20
    「裏インターネット事件簿」森一矢著、PHP文庫、2002.12.16
    (2012年3月11日・記)

  • だれがなぜ迷惑メールを出すのか
    易しい解説でされた1冊です

  • メールのメカニズムが少しわかったりして面白かったには面白かったけど、タイトルのヒキほどには内容が面白くなかったのが残念。結局「誰が」出すのかはわかりませんでしたし。

  • メールが届く仕組みを絵でなるべく分かり易くしようとしておりその点は評価できました。

  • メールアドレスは、こういう風に特定されているんですね。

  • メールの仕組みや,最近行われている迷惑メール対策についてよくわかった.

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著者プロフィール

中央大学国際情報学部教授

「2021年 『デジタル/コミュニケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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