人は死ぬから生きられる: 脳科学者と禅僧の問答 (新潮新書 307)

  • 新潮社
3.69
  • (20)
  • (42)
  • (39)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 328
感想 : 34
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103070

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私には難しい本だった。そもそも「クオリア」という言葉の意味もよく分からなくて‥。Wikipediaによると、”
    心的生活のうち、内観によって知られうる現象的側面のこと、とりわけそれを構成する個々の質、感覚のこと”。やっぱり分からない。
    でも科学者と仏教者の対話という観点ではとても面白かったです。

    • reader93さん
      だいさん、解りやすい説明をありがとうございました。 クオリアとは像を描くこと、そして他人と同じではなく、個人的なものなのですね。あらゆるもの...
      だいさん、解りやすい説明をありがとうございました。 クオリアとは像を描くこと、そして他人と同じではなく、個人的なものなのですね。あらゆるものに対しての感じ方、という事なのでしょうか。
      2014/09/20
    • だいさん
      そうです。
      茂木さんはそれを、クオリアと呼んだ。概念とか、本質とか、なんと表現してもいいですが、いま、感じた(感じている)その感覚が「その...
      そうです。
      茂木さんはそれを、クオリアと呼んだ。概念とか、本質とか、なんと表現してもいいですが、いま、感じた(感じている)その感覚が「そのもの」です。
      もやっとしていたら、わかりかけている証拠だと思いますので、他の「なにか」で練習してみると、この感覚が研ぎ澄まされるのではないですか?
      クオリアを、違うと知りつつ、分かり合うことが、禅問答にもつながってきませんか?
      2014/09/20
    • reader93さん
      だいさん、なるほど、瞬間瞬間に感じている「感覚」なのですね。今まで深く考えたこともありませんでした。それに、自分の持つ感覚が「普通」の、また...
      だいさん、なるほど、瞬間瞬間に感じている「感覚」なのですね。今まで深く考えたこともありませんでした。それに、自分の持つ感覚が「普通」の、また「当然」の感覚だろうと無意識に思っていたかもしれません。個々で違うものだというのを意識してみると、いろいろな物の見方が変わりそうですね。
      ありがとうございました。
      2014/09/21

  • 生の最初から思い通りにはなっていない。思い通りにならないから辛いんです。ですが、人類は全て最初から思い通りに生まれた人はいない、と言うことをもっと自覚すべきでしょうね
    人間が考え方を変えるには、生き方を変えるしかない。人間は、頭で自分の考えを切り替える事は、ほぼできないんですね。生活を変えない限り絶対にダメだと思います。根本的には変わらない

  • プロフェッショナルの二人だから成り立つ対談なのでしょう。半分くらいで読むのにだれてやめた。

  • 近づきたいけど近づけない世界観

  • 09/4刊 新潮社 新刊案内

  • 脳科学者の茂木健一郎と、禅僧の南直哉が、3回にわたっておこなった対談を収録しています。

    南の語る内容は、彼のこれまでの著作と同様、彼自身の解する仏教の立場からまっすぐに届けられてきますが、これにたいする茂木の発言は、脳科学者の立場からなされているものとはいいがたいように感じます。ある意味では、南のことばをうまく引き出す役割を果たしているといえるかと思うのですが、「脳科学者と禅僧の問答」というサブタイトルを裏切ってしまっています。

    あるいは、もはや科学者ではない、一人の人間としての茂木の姿を見ることができるところにおもしろさを感じる読者もいるかもしれません。

  • 恐山に行ってみたくなった。
    人生を質入れしない。

  • 茂木さんは,もう脳科学者の看板を下ろして,ちゃんとフリーライターとして自由にすればいいと思う.面白いけど,胡散臭く感じる.フリーライターがその人となりで南さんの思いをうまく引き出している.面白かった.

  • 「無記」という言葉に出会えただけでも、自分にとっては価値があった。この境地というか「悟り」ははるか彼方の感覚なんであろうけれど、問い続けていった先に、これ以上先は問わないとできる気持ちの持ちようって何なんだろう。この本を入口に、仏教について学びたいと純粋に思った。常に目の届く範囲においておこうと思う。

全34件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

茂木健一郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヴィクトール・E...
小池 龍之介
村上 春樹
大前 研一
デールカーネギ...
茂木 健一郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×