日本の治安 (新潮新書)

  • 新潮社 (2009年7月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784106103216

感想・レビュー・書評

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  • 元警察官僚の人が書いた本。図書館で借りました。
    加害者の権利や保護が意識される割に、犯罪被害者への配慮が不十分であるという現状認識のもとに犯罪被害者支援をされていることもあり、終始積極的に取り組みや対応をすべきであるという論調で書かれている。犯罪被害者を一向に減らすことができないことへの筆者が感じているもどかしさが伝わってくる。

    リーマンショック前後の2009年に書かれた本で、当時犯罪が増加していたこともあるので、最近の犯罪心理学や犯罪捜査関係の本と統計的な数字の解釈で少し違うところもあったので、最初混乱した。最近の他の本だと、統計的には犯罪が激増しているわけではないが、社会に不確かなものも含めて不安があるため、犯罪が凶悪化していると感じる傾向にあるのではないかという論調が多いからだ。
    本によっては、性犯罪者についても一部の層が繰り返す犯罪者がいるが、全体の統計ではそうでもないと書いているものもあったが、この本では繰り返すと明言している。一度捕まったら繰り返さないのか、統計量にあまりでてこないが一部の特定の層で繰り返すのかよくわからなかった。

    後手に回るストーカー犯罪や性犯罪、再犯を繰り返しているのにあまり有効に聞いていない少年犯罪、ダークネットの話とか今も課題となっているものも書かれている。
    海外の窃盗犯がやっているヒットエンドランへの対策ってちゃんと今できてるのかな。

  • 元警察官僚キャリアによる「犯罪に遭わない権利」の提唱。
    加害者の救済は進んでいるのに、被害者はまったく見向きもされず、再犯の多い犯罪はその被告の自由を制限するのもやむなしと思えるところである。

  • 検挙よりも犯罪をなくすことに重視してほしい。
    子供、女性、ネットでの犯罪を撲滅すべき。それにしてもどうして日本はこんなに治安が悪くなったのだろうか。かつて日本の警察は世界一の検挙率だった。それ以前に社会が崩壊してしまったのだろうか。。

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著者プロフィール

弁護士。NPO法人シンクキッズ―子ども虐待・性犯罪をなくす会代表理事。
昭和57年3月東京大学法学部卒業後、同年4月警察庁入庁。内閣法制局参事官補佐、警察庁生活安全局理事官、大阪府警察生活安全部長、愛知県警務部長、内閣参事官(安全保障・危機管理担当)等を歴任し、平成17年警察庁退職。
現在、後藤コンプライアンス法律事務所代表。国立大学法人東京医科歯科大学特命副学長(法務・コンプライアンス・地域貢献担当)、明石市、荒川区の児童相談所設立アドバイザーなどを務める。
著書として、「子ども虐待死ゼロを目指す法改正の実現に向けて」(エピック社)、「法律家が書いた子どもを虐待から守る本」(中央経済社)、「なぜ被害者より加害者を助けるのか」(産経出版社)、「日本の治安」(新潮新書)、「企業コンプライアンス」(文春新書)、「リスク要因からみた企業不祥事対応の実務」(中央経済社)、「企業・自治体・警察関係者のための暴力団排除条例入門」(東洋経済新報社)、「実践・病医院コンプライアンス」(中央経済社)等多数。

「2019年 『子どもが守られる社会に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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