- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106103247
感想・レビュー・書評
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メディアの報道一つで、テロリストの宣伝にもなりうる。
日本のメディアはもっと大人にならないといけないのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メディアとテロリズムの関係論。
テロがメディアをどのように利用し、どのようにメディアがテロを利用・消費してきたか。
日本でもオウムの事件以降、テロに対する報道の在り方が変わってきたが、センセーショナル中心である限り、メディアがテロをあおることにもなるはずだ。 -
再読。
大学時に卒業論文で「9.11とメディアの関連性」について
取り上げようと思っていたので、買った本。
結局卒業論文は別テーマにしたけど、
再読しても興味深かった。
テロリストたちによるメディアを利用した恐怖説得など
メディアは時に利用されたり悪影響を及ぼす
毒になりがちだ。
しかし、報道という武器を持って断固として立ち向かえば
民衆という力強いパワーを後押しすることもできる。
諸刃の剣であるということ。
ペンは力にもなり、毒にもなってしまう。
メディアの強さと弱さが
印象強いテロ事件を例に挙げてわかりやすく書かれている。
作者が指摘するように、
近年のメディアにおける横並びの報道は
メディアの本来の力を失っている。
最近読んだ池上さんの本にも
夕方のニュースは報道の体裁を成していない
と指摘してあったことも思い出した。 -
過去の様々な"テロ"をもとにテロリストとメディアの関係を考察している。もっと、ひとつひとつの事件の知識をつける必要を感じた。ググりまくろう!
著者は親米でも反米でもない(といっている)が、研究の内容上、そして、コロンビア大で研究しているため、なんとも「アメリカの識者が書いた」感がすごい。 「別にアメリカがすばらしいってわけじゃないけど…」感。冒頭にでも、断りを入れとけばいいのに
しかしながら、あとがきに「20代のころは日本学術振興会特別研究員として〜」とあったのでよし!