メディアとテロリズム (新潮新書 324)

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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103247

感想・レビュー・書評

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  • メディアの報道一つで、テロリストの宣伝にもなりうる。
    日本のメディアはもっと大人にならないといけないのでは。

  • メディアとテロリズムの関係論。
    テロがメディアをどのように利用し、どのようにメディアがテロを利用・消費してきたか。
    日本でもオウムの事件以降、テロに対する報道の在り方が変わってきたが、センセーショナル中心である限り、メディアがテロをあおることにもなるはずだ。

  • 再読。
    大学時に卒業論文で「9.11とメディアの関連性」について
    取り上げようと思っていたので、買った本。
    結局卒業論文は別テーマにしたけど、
    再読しても興味深かった。

    テロリストたちによるメディアを利用した恐怖説得など
    メディアは時に利用されたり悪影響を及ぼす
    毒になりがちだ。
    しかし、報道という武器を持って断固として立ち向かえば
    民衆という力強いパワーを後押しすることもできる。
    諸刃の剣であるということ。
    ペンは力にもなり、毒にもなってしまう。

    メディアの強さと弱さが
    印象強いテロ事件を例に挙げてわかりやすく書かれている。

    作者が指摘するように、
    近年のメディアにおける横並びの報道は
    メディアの本来の力を失っている。

    最近読んだ池上さんの本にも
    夕方のニュースは報道の体裁を成していない
    と指摘してあったことも思い出した。

  • 過去の様々な"テロ"をもとにテロリストとメディアの関係を考察している。もっと、ひとつひとつの事件の知識をつける必要を感じた。ググりまくろう!

    著者は親米でも反米でもない(といっている)が、研究の内容上、そして、コロンビア大で研究しているため、なんとも「アメリカの識者が書いた」感がすごい。 「別にアメリカがすばらしいってわけじゃないけど…」感。冒頭にでも、断りを入れとけばいいのに

    しかしながら、あとがきに「20代のころは日本学術振興会特別研究員として〜」とあったのでよし!

著者プロフィール

日本大学法学部准教授

「2010年 『テロとインテリジェンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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